コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

八垂別の滝に寄ってみた

2017年05月15日 | 中の沢口
雨こそ降らないものの、曇りがちの風の強い日だ。
うかうかしていると春はどんどん過ぎてしまうのでささやかな山裾巡りに出かける。
滝野まで行くつもりだったがあんまり風が強いので真駒内から小林峠方面へ引き返す。
そうだ八垂別の滝へ行ってみよう。滝と言っても小さな滝だが。
ここからは小林峠や砥石山へ行けるが今日は行かない。


この時期は雪解け水のせいか水量はどこも多い。


ニリンソウが沢山咲いている。


ミドリニリンソウは見つからなかったので整った感じの花で我慢する。


滝野はこのシラネアオイが目当てだった。
ここは多くはないが見ごろの感じ。


ヒトリシズカも咲き始めましたね〜。
控えめな感じが好き。


タチツボスミレかな?


今年は熊の話があまりない代わりに「ダニに注意」の看板が沢山出ている(そうだ)。


山裾の緑も濃くなりながら大分上に進んでいる。
手稲の雪が消えるまでは風が冷たいのがいつものならい。
お庭や街路のライラックも咲き始めている。

木の下闇ではないけれど - 6/15 砥石山中の沢口 -

2009年06月15日 | 中の沢口
これが蝦夷梅雨って言うんですかね~。
すっきり晴れる日がさっぱりありません。かといってしっかり雨が降るわけでもなし・・・。
週末になると必ず雨模様。これがもう三週間。日曜OBテニス練習会もこれで3回お流れです。
日射しが弱いのでなかなか日焼けしません。風呂にはいるとヒリヒリっとする日焼けになるのはいつかしら。
本州方面は梅雨入り。
でも懐かしの松山は4~6月は少雨とみえ、石手ダムの水量は15年前の大渇水の時の貯水量変化と全く同じ。
地下水位もず~っと低いのだそうです。

今日もまた砥石山中の沢口からお散歩です。
藻岩山小林峠ルートも考えたのですが出がけに雨が降ってきて足止めされ、短い時間のお散歩ならこっちとした次第。

 
サイハイランはあっちにもこっちにも。勿論コケイランも。
今度はモイワランを探しに行きましょう。
薄暗い林床で暗赤紫色のサイハイランはとっても目立ちます。でもどことなく不気味な色合いです。


これはこの時期とっても目立つレイジンソウ。曇り空のほの暗さの中で白々と。
月末には雨竜に行くのでマシケレイジンソウに出会えるかな?

 
この甲虫は調査中。

 
チシマアザミは華やかさがまだ出ていません。
オオハナウドはレイジンソウとともに兎に角目立ちます。清楚とまではいかないが嫌みはありません。


もう最盛期は終わったユキザサとクルマバツクバネソウは来年のことを相談中?

 
花が終わると実が付くのは自然のならい。
サンカヨウの実は早くも濃紫色。とオオバタケシマランはこれから真っ赤な実になる準備中。

水曜日は毎トーで千歳まで。きっと応援の甲斐はないと思います。

せみしぐれ - 5/25 -

2009年05月25日 | 中の沢口
天気はいいけれど風の強い一日。こういう日は森の中に潜り込むのが一番です。
どこにしようかとちょっと迷って、結局今年初めてお出かけした砥石山方面にしました。砥石山は小林峠から、中ノ沢・八垂別(はったりべつ)の滝から、それに砥石沢からと三つの入り口がありますが、前回(5/8)と同じく今回も中ノ沢口から入ることにしました。

登山口の八垂別の滝あたりは蝉の声がうるさいほど。エゾハルゼミの大合唱です。

松山にいた頃は窓の下の木で朝っぱらから ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ!! と蝉(ハルゼミ?)の声がまあうるさいこと。それに比べればエゾハルゼミの声の可愛いこと! でも、家の周りで鳴かれたら同じかな。

ここから小さな沢にかかる小さな丸木橋を三つ四つ越して結構な傾斜の山道を登っていくと、小林峠への分岐(T4分岐)に着きます。ここから三角山(通称)と砥石山に行くはずでしたが、砥石山は展望がないし、三角山へは帰りの登り返しが鬱陶しいとめげて、T4で引き返しました(根性がないですね。でも前日テニスをトータル6セットもしてしまってお疲れではあるのです)。
今日は珍しく、一人にお先にどうぞと道を譲り、小林峠から来たと思われる男性二人組にはこんちわと声をかけることが出来ました。普段はあんまり人に会わないのですがね。

すっかり緑が濃くなりました。一枚一枚の葉が輝くようですが、写真ではうまく輝いてくれません。

登山道に多いのはクルマバソウ、エンレイソウとニリンソウ。後者二つはそろそろ終わり。

山路きて なにやらゆかし クルマバソウ

 
(左) 全部が翡翠色のニリンソウ。美人にムシはつきもの!
(右) 去年で味を占めたオオバタケシマラン。タコウィンナー健在!

 
(左) マイヅルソウも開花     (右) ルイヨウボタンもムシに好かれて

 
(左) クルマバツクバネソウの開花寸前の姿は少し不気味。そういえば葉の数も4,5,6,7,8枚と多様でした。
(右) 緑色の金平糖はヒメイチゲの実です。ヒメイチゲは3x3の葉の姿が好きです。

 

スミレは沢山。種類はややこしいので とに角 ス ミ レ。
他にはコウライテンナンショウ、ツクバネソウ、ホウチャクソウ、ズダヤクシュ、エゾレイジンソウ、アオチドリ、コンロンソウ。
歩いているうちのなにやらムシに食われたらしく、中指内側の付け根がすこーしはれ気味。ダニじゃないだろうな~。

うめしゅんさんに騙されたつもりで

2009年05月08日 | 中の沢口
もうずいぶん昔、ワンゲルで知床夏合宿があるので、大学1年の初夏、砥石山に出かけました。
先輩に連れられていったような気がします。
どんなルートで行ったのか記憶は定かではありませんが、兎に角盤渓あたりのお寺の脇が出発点だったような気がします。
合宿前にはもう一回自己体力テストということで、単独で空沼岳から札幌岳縦走を空沼小屋一泊で。
この時代は歩くのに精一杯で周りを眺める余裕なんてありませんでした。
今は眺めるのが第一義で歩くのは二の次です。

今回は うめしゅんさん がお好みだという中ノ沢からの砥石山方向に初めて出かけました。
砥石山はそもそも眺望がないので昔を懐かしむために行ってもな~と思っていたのです。
でも、中ノ沢から沢沿いだとお花を楽しめるということなのでまたまた「様子見」に出かけました。

JaJaさんの記事を参考に、小林峠を中間とする西野と真駒内・清田を結ぶ道道82号線から、老人福祉施設の脇を通る道に入って八垂別(ハッタリベツ)の滝を目指すのですが結構ウロウロしながらの目的地到着です。
ち~さな案内標識は車を運転しながらでは見落としがちですね。
札幌市の「自然歩道」は全部で8本あり、それぞれに入り口が複数あります。
車道から入り口までたどり着くには初めてだと結構苦労してしまいます。
到着さえできれば、自然歩道の案内は丁寧です。

このように!


八垂別の滝です。滝といってもちょっと傾斜のきつい川、といったところ。

 
そうなんです! 最大の目的はこの ミドリニリンソウ にお目にかかることでした。
写真ではアチコチでお目にかかるので、是非我が目でと目指したわけです。
お目にかかれて光栄です。

 
小さな川に沿った道はニリンソウとエンレイソウが両側にびっしりといってもいいほど。
(左)名残のエゾエンゴサクとエンレイソウのツーショット。
(右)これ全部がエンレイソウ
萼片が緑色のトイシノエンレイソウというのがあるのだそうですが今やお目にかかることは稀だそうです。

 
(左)サンカヨウはちょうど開花期のようです。花も実も綺麗です。
(右)シラネアオイはどうしていつも川の向こうの斜面でしか見つからないんだろうか?

 
(左)なんだかわからないのでとりあえず撮ってきたのですが、調べてみたらツルネコノメソウらしい。
4種のネコノメソウの残り一つ チシマネコノメソウ はどこにあるんでしょう?
(右)マイヅルソウの開花はもうちょっとお待ち下さい。


ヒトリシズカはいよいよ本番らしい。

入り口からお花を探しながらブラブラ歩きで登り1時間なのでT4分岐までは行っていません。
次回はもう少し上まで行ってみましょう。
それはそうと、途中で工事中の道路のような道と交差しましたがこれは何なんでしょう?