コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

ゆるりと春が ー 4/27 野幌森林公園 ー

2010年04月27日 | 野幌森林公園
アウトドアでのテニスもやれば出来る時期になりましたが、風はとっても冷たい。
先週末なんてひょっとしたら名残の雪、いやいや初雪が降る?なんて冗談が出るほど。

風は強いものの、日射しが暖かそうな今日です。
すっかりご無沙汰していた野幌森林公園にでかけましょう。ここは札幌の東端に位置しますが平均気温は少し低めです。
いつもの通り大沢口から入ってのお散歩です。小さい沢筋や溝にはまだ雪が残っています。
遊歩道の冬の踏み跡で固められ日陰の坂道には硬い雪が残っていました。

目につくお花は少なく、春はゆるりゆるりとおいでになっているようです。
 
金色に輝くフクジュソウはいいですね~。
エゾエンゴサクは出始め状態に見えました。これから花穂が次々開くのでしょう。


ミズバショウはほんの少しですし、ザゼンソウですらぼちぼちの感です。


大手を振っているのはフキノトウ。おがっておがって(育っちゃってという北海道弁)食べ頃はとっくに過ぎています。
そういえば今年も口に入らなかったな~。

札幌の西の端は少し気温が高い。ということでずりずり~っと星置公園まで反転です。


ありましたよ。お目当ての青のキクザキイチゲ。去年より青色が濃いい気がします。


ここのミズバショウは中盤。このままの気温だと週末にはいい線行くと思いますが明日からまた雨模様との予報なのでどうかな~。
マクンベツ(矢臼場)も同様ではないかしら。
そういえばエゾノリュウキンカは一つも見なかった。去年の4月19日はいっぱい咲いていたのだが・・・。

春の花は気候に敏感ですね。カタクリとエンゴサクの絨毯を見に行きたいのですがもう一週間ほど遅れそうです。
昨年までは浦臼に行っていましたが、今年は春香山の裾に行ってみましょう。

春だけど、寒いな~

2010年04月17日 | 北大構内
本州ではサクラはもう終わったかと思ったら低温のため花保ちが良く、高知でさえ綺麗に咲いているそうです。
東京では雪が降ったんだそうですから札幌が寒くても不思議ではありません。
ヨーロッパの北半分のように火山灰が降るよりはいいでしょうが。

昨日、一昨日は少しハードにテニスをしたので今日は休養日です。
もちろんコンクリートコートを除いてまだアウトドアでやれる状況ではありません。
先週に続いて何か咲き始めたかなと北大構内へお散歩です。
 
咲き始めていましたね~。アズマイチゲです。曇り空のせいか、出始めのせいか葉もまだ未熟です。


でも数はあります。モデルバーンの近くです。折角咲いたのに少し寒そうです。


先週はなかったキバナノアマナもぼちぼち鮮やかな黄色い花を咲かせています。
これにエゾエンゴサクが加わると本当に春だなと思いますが、ここでは一つも見かけません。
もう一週間か十日かかりそうです。去年より一週間ほど遅れている感じ。

 
瑠璃春百合はどんどん咲いていますが、気温が低いせいか蕾状態のものも多く、まだ一週間は保ちそうです。
キバナノアマナ、エゾエンゴサク、瑠璃春百合の三姉妹の同時競演は今年はあるかしら?

場所を変えて琴似発寒川沿いに出かけます。
 
ウメ(左)とサクラ(右)も花芽がふくらみ始めましたが、花になるのは当分先で、良くてGW頃かな。


どこから飛んできたのかクロッカスが河川敷にポツンと咲いていました。

♪野にも来た~♪、かな?

2010年04月10日 | 北大構内
自民党は下野、民主党は我が世の春かと思ったら案の定意志決定過程が混乱。
成長するのは悲しき無党派層ばかり。そして借金。
今日はまた新たに時代錯誤グループの誕生。与謝野はもちっとましかと思ったら変なグループに同化。
坂口安吾ではないけれど、一旦落ちるところまで落ちて三流国として再生する必要があるのかも。

それは兎も角。
自然はヒトを裏切らない。

この冬は野山徘徊を殆どしなかったのはブログアップがとっても少なかったことで想像の通りです。
平地の雪は建物の北側を除いてすっかり無くなったのでそろそろ春が来たかなと言うことで北大構内にお散歩です。
家からトコトコ歩いて博物館(旧理学部)の建物の南ローンまで約30分。
ちょっと休憩もかねて博物館に入ります。


3階ではちょうど「花の日露交流史」の展示がありました。
アインシュタインドームに接した場所です。
看板の上の丸いものはこのドームの4枚のレリーフの一つ、コウモリのレリーフで、夜も遅くまで勉強しなさいの寓意だそうです。
マキシモビッチ来道、宮部金吾生誕150周年記念・・と副題が付いています。
良い展示なんですが、標本につけられた文字(後からつけたもの)が小さく読み取れないものが多い。若い方ならわかるのでしょうが。

理学部ローン周辺に春の花はないかなと探します。
  
毎春お馴染みの Chionodoxa luciliae (瑠璃春百合(ルリハルユリ):小生推奨の和名:誰も知らないが)。
咲いてはいますが数は少ない。去年に比べると少し遅い。来週末頃か華やかかな。
堅いつぼみ状態(左)と花芽もまだでない状態(右)が多い。若い株(中)は開花が早い感じです。
キバナノアマナは葉っぱだけで花は無し。ましてアズマイチゲやキクザキイチゲはまだまだらしい。


フキノトウはもちろんアチコチに。でも食用にするにはちと抵抗が。
市街地の民家の庭にはクロッカスが満開。ところどころにフクジュソウも見えます。写真にする程ではないので省略。

 
発寒川の水量も雪解け水で濁流状態。河畔ではネコヤナギがやっと芽を吹き始めています。
雪解け水と言えば、ラジオしかなかった頃に聞いた、円生が演ずる「鰍沢」や「野ざらし」を思い出しますが発寒川ではちょっとね。