コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

ちっちゃいな~ - 5/31 小林峠コース & 中ノ沢コース -

2010年05月31日 | 小林峠
今日も良い天気です。20℃を超えそう。
天気がよい日は山裾に様子を見に行かなくては。
というわけで小林峠コースから少々と、中ノ沢コースから少々の散策です。
中ノ沢コースの入り口は西野から小林峠を越えて真駒内側に下りる途中から入るのでそれこそついでです。

 
うれしいな~! 今年の発見第1号です。フデリンドウ。ちっちゃいな~。
開ききった時点で10mm程度の花。去年までは気がつかなかったのか開花時期に行っていなかったのか。
珍しい花ではないようですがいずれにしても初見参というのは嬉しいものです。
一度気づくと点々と結構咲いていることがわかります。つぼみはほんとに筆の穂先みたいな形をしている。


クルマバツクバネソウは咲き始めのようで、ツボミ状態のものを沢山見かけます。

 
ツボミ状態といえばこれらもそう。

 
なんとかイチゴに、去年の実をつけたままの開花前のウメガサソウ。実の姿がどこかSF的に見えてしまいます。

 
アオチドリとユキザサ。


小林峠から藻岩側を見ると山の緑が目にしみるよう。

中ノ沢コースを散歩です。蝉の声が沢山聞こえます。

中ノ沢コースのお目当て、ミドリニリンソウはもう時期遅れだったようです。

 
ノビネチドリの若い株とマイヅルソウ。どちらもこれから真っ盛りになるのでしょうね。

 
もう殆どが実をつけていますがこれは名残のサンカヨウ。
開花前のオオバタケシマランの蕾は見えるかしら? 開花したときのタコウィンナーが楽しみ。

 
去年から気になっているのですが未だにわからない。
撮り溜めた写真をつらつら眺めてみるとどうも開花前のコケイランのらしい。
ズダヤクシュの若い株。可愛らしい。

緑が濃くなったな~ - 5/27 野幌森林公園 -

2010年05月29日 | 野幌森林公園
松山から戻って春のお花探しに出かけたかったのですがパッとしない天気が続きました。
朋有り遠方より来たる、で関東圏から旧友を迎えました。大学入学以来の旧友ですからなんと50年来の!
天気が中途半端なのと少し春が遅れていることもあって、遠出は止めて野幌森林公園訪問にとどめざるを得ませんでした。
もしかしたらエゾフクロウにお目もじできるかもというスケベ根性があったことは否定しません。

 
緑が濃くなりましたね~。
重なり合った葉の濃淡が綺麗でした。

 
なんの新芽でしょう。元気溌剌なのがうらやましい。
ハイイヌガヤの実はよく見るのですが花は初めて。実を育てる時間に比べれば花の時期なんてほんの短い時間です。
おかーさんがんばって~。おとーさんがんばって~。

 
はしりのオオカメノキの白い花は緑が濃くなっていく森の中でそれこそしろじろと目立ちます。大好きなんです。
シロバナノエンレイソウはエンレイソウの後、森の中で自己主張します。

 
ルイヨウショウマ。ひょっとして写真は縦横を間違ったかな? ま、いいや。
ホウチャクソウ。”ふぐり”が、なんて言いません。


マイヅルソウは咲き始め。暖かくなったのでここ二週間くらいはこの子達の天下かな。

 
ヒトリシズカはそろそろ終わりですが色つやがとってもいい。うらやましいな~。
シラネアオイももう終わりでしょう。

エゾフクロウの所在は不明でした。
クマゲラを狙っている方ならびに本来の発見者としばらくお話ができました。
ここ野幌森林公園でも目にするのは難しいのです。
音(ドラミング)はすれども姿は見えず、なんです。

同世代が4人集まって酒盛りができました。
どうしても古い話から始まってしまいますが、50年とはいえ生きてきた時代に学んだ現代と将来の姿についての語らいはとても刺激的でした。
小さな集まりの中だけにとどめるのはもったいないほど。とはいえこの場でお話しするわけには・・・。


そうなんです。これからは夕焼けがとっても綺麗な季節です。明日の予兆ですね。
あ~した 天気にな~れ!

愛媛万葉苑 - 5/19~24 松山に行っていました -

2010年05月25日 | 伊予
物好きにもシニアテニス大会とやらで愛媛県の松山市に出かけていました。
定年退職まで12年余住んでいた土地なので札幌のテニス仲間に誘われたのをいいことに参加したわけです。
昔仲間にも会えますしね。
試合は2日間ですがなんだかんだで出入りを含めて5泊6日になってしまいました。

試合会場は市坪にある県の総合運動公園の中にあります。宿から市内電車とJRを乗り継いでいきます。
 
左:背景の大きな建物は坊っちゃんスタジアム。ドームではありません。暑いでしょうね~。
右:スタジアムを背にした様子。全部で24面あります。女性参加者の方がず~っと多い。平均寿命のせい?
6ゲームマッチの試合が初日4試合、2日目2試合でした。試合結果は don't ask me !

土曜日は午後からかつてのテニス仲間とテニス遊びですが、午前中は空いています。
遠出はできないので護国神社の隣にある万葉苑の中を散歩です。花狩人ですね。
 
愛媛県の県花が椿なので万葉苑の案内板にも椿のモチーフがあります。
ここは護国神社に併設されたこぢんまりした植物園です。
昭和28年(1953年)に「郷土植物園」として造られ、昭和43年(1968年)に「愛媛万葉苑」として開苑しました。
万葉集4516首のうち約1500首に約150首の植物が詠み込まれ、苑にはその中の100余種が植えられているそうです。
護国神社内には中大兄皇子、大海人皇子が伊予水軍とともに百済遠征を行うに際し、
額田王が詠んだ「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今はこぎ出でな」が熟田津の碑として刻まれ、
また歌碑の解説文がとなりに建てられています。

 
苑内の植物の脇には全部ではありませんが万葉歌が添えられています。これはカワラナデシコ。

 
こちらはなんの花か。ちょっと調べてみましたが??です。

 
ヤドリギ。

 
左はハナニラではないかと思うがよくわからない。
右は夜来香にも似ているがわからない。

 
左:トキワツユクサ。南アメリカ原産で明治初期に園芸種として輸入された帰化種。
右:ユキノシタ。かわいい!

 
橡の木の葉や実は知っているが花を見たのは初めて。遠目にも結構目立つ。
北海道にはないトトロが住みそうなクスノキは萌黄色の花の時期。空中から見ても目立ちます。


多分 シラン(紫蘭)。
ことしは自宅のベランダにも鉢植えを買ってきましたが、帰札したら咲いていました。でもまだ小さい。


アベタチバナ(クネンボ)。

 
種田山頭火の終の棲家・一草庵も殆ど隣接しています。
今回行ってみてビックリ。すっかりあっけらかんとした雰囲気になってしまいました。
観光用にはいいんでしょうが山頭火の雰囲気からははるか遠くに感じます。

 
護国神社や一草庵を結ぶ道路脇には大川と呼ぶ川が流れています。水量はあまりありません。
川を挟んで道路と住居の間には必ず石あるいはコンクリートの橋が架かっています。
薄紫の花をつけた木は何かなと思ったら 栴檀(せんだん) だそうです。香りを聴き損ねました。

山にも来た かな? - 5/18 春香山桂岡口 -

2010年05月18日 | 野山
昨日の月曜日はクレーコート3面の整備。
コート表面をトンボでがりがり、にがりをまいてならしたり、ナラやクヌギの落ち葉をかき集めて捨てたり。
慣れぬ姿勢の連続ですっかり腰が疲れてしまいました。その上よせばいいのにダブルス3セット!
天気が良く、暖かくてもさすがに今日のテニスはお休み。

そこで。

♪はーるがきた はーるがきた どこにきた~~♪
というわけで二週間前に初めて出かけた春香山の桂岡登山口からのお散歩にしました。

銭函峠まで行くつもりだったんですが「熊うろつき情報!」に脅かされて今日も途中で撤退。この小心者め!

 
前回はなかったスミレ(タチツボスミレ?)が咲き始めています。

 
ヒトリシズカがひっそりと、あるいは親戚中で寄り集まって咲いています。葉の柔らかな緑が好きです。

 
エンレイソウはご長寿のご様子。クロミとシロミノエンレイソウ。ミヤマやオオバナノエンレイソウはまだ。

 
地味なフッキソウと名残ではあるが大輪のキクザキイチゲ。


これも名残ではあるもののまだまだ元気なエゾエンゴサク。

 
ニリンソウもまとまって咲いていますね。このツボミの淡い桃色も大好きです。

 
うなじはどうかしらとシラネアオイ。正面向きのは何故かいつも遠目。


たったひと株だけあったサンカヨウ。


マイヅルソウはもう少しで花が開くでしょう。

 
こちらも開花準備中のお二方。もう二週間ほどかかるかしら。


にょろにょろ。

 
柔らかな新緑と新緑に取り巻かれたエゾヤマザクラ。平地ではもう散っています。


レンギョウもツツジとともにここでは満開状態でした。
本当にわずかな気温差で花の咲く時期は違うものなんですね。

最後までおつきあい有り難うございます。
お花も大分咲き始めて、花狩人は嬉しくなったせいかこちょこちょと沢山貼ってしまいました。
See you next week!

さいた さいた - 5/15 北大構内 -

2010年05月16日 | 北大構内
やっと櫻が満開です。完全に一週間は遅い。
梅より桜が早かったのが今年です。
「内地」の方にこんな話をすると「へー、寒いんですね」とはかえってきますが今いち実感はないようです。
ところでソメイヨシノの北限は札幌のやや北までで
それより北や東ではエゾヤマザクラやチシマザクラになってしまいます。
北海道では開花宣言が出た場合、どのサクラかを少しだけ気にしましょう。

先週お流れになったコート開き第一弾は素晴らしい好天の下昨日行うことができました。
キタコブシはもう殆ど終わりでしたが、サクラが綺麗。ということで少しだけご紹介。
場所は北大構内の総合博物館周辺です。



 
テニス人口が激減したためにコートはお恥ずかしい状態ですがサクラは見事です。
右半分のポツポツ白いものが見えるのがキタコブシ。
シダレザクラは五分咲き程度かな。満開の時は素晴らしいですよ。
エゾヤマザクラはずいぶん葉が出てきました。

構内の野の花は名残のキバナノアマナとはしりのニリンソウが目につきます。

来週半ばからは松山で開催のシニアテニス全国大会へ参加です。
雨が気になりますが、気温はワタシにとっては適温の25℃前後のようです。
試合成績は兎も角。
一に瀬戸のお魚を口にすること、二に教え子と杯を酌み交わすこと、三におじさん達とテニス&酒で盛り上がることを期待しましょう。
でもこの間札幌周辺のお花さん達とはお会いできません。帰ってからきっと忙しくなるでしょう。

やっとカタクリ - 5/7 浦臼神社 -

2010年05月07日 | 浦臼
ここのところ毎年出かけている浦臼神社のカタクリ見物です。
H19.4.27, H20.4.18, H21.4.24 から比べると格段に遅い。
天気はパッとしないが、明日は用事があるし、日曜日には行きたくないし、ということで無理して今日です。
天気の好転を期待してです。
でもね・・・・。


晴れていれば見える樺戸の山々も雲の中。あまり期待できませんね。


エゾエンゴサクのエメラルド色の絨毯も晴れていればもう少し鮮やかなんですが。


アルビノのエンゴサクを二株見つけましたがその一つ。遠かったので、少しの手ぶれでぼけています。
ここではアルビノは希少種のようです。

 
カタクリは沢山咲いているのですがいかんせんお天道様の助けがないものですから。
それでもかろうじて咲いている株はもしかしたらもうつぼむ力もないのかも。

ということで今回は言い訳の多い報告でした。なんとかもう一回行かなくては。

何があるかな - 5/6 桂岡 -

2010年05月06日 | 野山
札幌市の西隣は小樽市で、小樽市の札幌よりの町に銭函があります。
「銭函」なんて言い名前ですね。お金がありそう。
それは兎も角。
銭函に接する西には春香町や桂岡町がありますが、ここから春香山(907 m)に登ることができ、
春には登山路でお花が見られると聞きつけ、まずは様子見に出かけます。
風が強い、パッとしない天気です。
住宅地の山側の外れに登山口があります。

 
道の両脇に開き初めのエンレイソウが沢山咲いています。もちろんシロバナやオオバナノエンレイソウはまだです。
ニリンソウもハシリといったところ。数は少ない。

 
大きな花をつけたキクザキイチゲが沢山咲いています。残念ながら青花は見つかりません。
エゾエンゴサクも沢山見かけます。
どちらも平地ではそろそろ終わりなんですが、ほんのわずかの気温差でここでは盛りのようです。

 
ナニワズもキバナノアマナもまだ頑張っていますね~~。


でもフッキソウはもう少し暖かくならないと、と今は控えめ。



 
イワガラミの新芽かな~。柔らかな緑っていいですね~。
まだ葉をつけない樹々の間にキタコブシの花が咲き誇っています。大好きな景色です。

 

市街地ではお庭に植えられたレンギョウやツツジが見頃を迎えています。山は早春ですが平地はすっかり春模様になりました。

ミズバショウ - 5/4 マクンベツ湿原 -

2010年05月04日 | 野山
天気も良し、暖かい良き休日です(毎日が休日ですが)。
3時からテニスの約束があるのでその前にどこかお花でもと思い立って札幌市の北、マクンベツに季節のお花探しです。
そう、ミズバショウです。休日なので混んでいるかなと思いましたがそうでもない。
駐車場が2カ所にありますが手前は満杯だったのでゴルフ場向かいの第2駐車場に車を置いて軽くお散歩です。


マクンベツ湿原は石狩川河口近くに広がる湿原です。
沢山のヤナギの木の下にミズバショウが育ちます。
湿原に立ち入らないように遊歩道がありますが、乾燥し始めたあたりでは踏み跡が見えます。
少しでも良いミズバショウの写真を撮りたいがためでしょうね。


沢山咲いていますがそれぞれに個性があって・・・。


なかなか美人に出会いません。

 
ヤナギではありますが種類まではとんと不案内。
地味な花ではあってもふわっと可愛いことは確かです。


こちらもヤナギの新芽。半年もの間冬ごもりしていると緑の新芽が嬉しいのです。

家の近くではヤマザクラがほころび始めました。いろんなサクラとウメが一斉に咲くのでしょう。
それにしても遅いですね。

明日、明後日の天気予報には傘マークが付いています。カタクリを見に行く機会が出来るでしょうか

いきなり暖かい! - 5/2 北大構内 -

2010年05月02日 | 北大構内
雪がちらついたり、冷たい雨に振り込められたりの日が続いていました。
しか~し。今日はいきなりの20℃!
GW中なので遠出は避けて近場でお散歩ということで北大構内へ。テニスコートの下見もかねます。

 
エゾエンゴサクは盛りを迎えます。

 
アズマイチゲと「瑠璃春百合」はそろそろ終わりですが、キバナノアマナは今週いっぱいは見頃かしら。


キタコブシは咲き始めでまだお花はちっちゃい。でもこの気温だと一気に開いていきそうです。
森の中に白いキタコブシを見ると春だな~と思う人は多いでしょう。

そろそろカタクリ探訪の季節です。連休過ぎまで保ってくれるといいのですが。


今日の夕焼け