ゆっくり拝見したい気持ちはやまやまでしたが、憧れの釧路湿原を訪れて帯広までが旅程だったので早めに辞去。
四季を通じた酪農家のご苦労が忍ばれる訪問でした。
13号線(摩周国道)をひたすら走って標茶(しべちゃ)を過ぎて釧路湿原の北の端に。
シラルトロ沼をちょっと拝見。写真心はそそられません。
サルボの展望台は少し心が動きましたが細岡展望台でよかろうとパス。
塘路駅です。釧路湿原駅との間はノロッコ号でゆっくり湿原を見られるのですが、旅程と運行時間の関係でこれもパス。
で、達古武から細岡展望台へ。
120度のパノラマ写真を合成。不出来でした。
写真を連続して撮っている間にも雲が流れて日射しが一瞬一瞬変わります。合成には不向きだったのかウデが悪いのか。
空から見た釧路川の写真は蛇行がよくわかるのですが展望台からでは難しい。
ハバロフスクからイルクーツクに飛んだ機内から見た黒竜江の蛇行は今でも瞼に残っています。当時は機内からの写真撮影は厳禁でした。
光を反射している川を展望台から眺めながら、湿原の懐に抱かれるようなカヌーイングをしてみたいとつくづく思ったものでした。
湿原に別れを告げ、釧路を抜け38号線で帯広へ。
道の駅「しらぬか恋問」で太平洋を眺めます。風が強く、波頭からしぶきが舞い上がっています。
同じ太平洋でも高知のそれとは雰囲気が全く違います。あちらは底抜けに明るく東に未来がありそうです。
ハマニガナが寂しげに咲いています。
帯広一泊後、山部の楽葉窯さんにちょっと寄ろうと狩勝峠経由で。
雨模様の強風の峠でした。気温は車載の温度計でなんと7℃。
昭和35年に狩勝峠の夜明けに寒さで目が覚めたのも宜なるかなです。
楽葉窯さんのお宅の裏の芦別岳はなんと初冠雪。
札幌を出るときは穏やかな晩夏~初秋だったのですが、この旅の間に10℃近い気温の低下です。一気に秋ですね~~。
楽葉窯さんの穴窯には作品が詰められつつあります。週末から「焼きが入る」のです。
2009年1月14日~1月20日には札幌大丸の7Fでご覧いただけますとのこと。
ご夫婦と四方山話をし、ホワイト家族のお父さんのようなナオミチ君(実は♀)にペロペロなめられてしまいました。
碧ちゃんは幼稚園で、可愛い姿には会えません。
これで三泊四日の道東旅行は無事完了。走行距離は1300kmくらい。燃費が普段より5割くらい良かったのにはビックリ。
でもその分ガソリン代はかかった。道東のガソリン代が札幌や帯広より10~20円高いことを発見した旅でもありました。