コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

夏なんだな~ - 6/29 北大構内 -

2008年06月30日 | 北大構内
日曜テニス練習会を始めています。
大学の中のさるコートを拝借し、現役時代の”めい”プレーヤー同士でお互いの無事を確かめつつ、
技量・体力の保持とストレス(もう無いかな?)発散を願っているわけです。

プレーの合間に(続けるとのびてしまう!)少しお散歩です。
原生林の草木はすっかりおがって(北海道弁で、育って ということ)背の丈ほどになってきています。
当然小さい花は見つかりません。



これくらい派手だといいのですが。キバナウンラン。
ウンランは9月頃に海岸で、ホソバウンランは秋の終わりに日当たりの良い道端や空き地で見つかります。
花は皆 大なり小なり似ています。


春に可愛い花を咲かせるイチゴも真っ赤な実を付ける時期です。
これは ヘビイチゴ かな?


草地でのびのび育っているのは ヘラオオバコ。
下から上に順次花が開く様子は花火のよう。今の時期はほとんどが上まで花が開いています。
これは出遅れたのかな?

太陽をしっかり浴びて、長い冬を乗り切る体力を付けなくては。

もいちど - 6/27 盤渓市民の森 -

2008年06月29日 | 盤渓
一月足らず前にお出かけした盤渓市民の森への再訪です。
ルートは前回と全く同じ。今回は誰にも会うことはありませんでした。
もうずいぶん草丈がのびています。トコトコ歩いていて何かをパッと見つけるというのは困難です。
ホウノキは天狗のハウチワみたいに大きく葉を広げています。



入り口にはこんなお知らせが。三菱山方面は「熊がいますよ~」ですね。
おっかないのでそっちは遠慮します。もうちょっと早い時期だとベニバナイチヤクソウを見られるのですがね~。

 
ジンヨウイチヤクソウ を見つけました。まだツボミの状態。
この他には コイチヤクソウ がまとまって咲いているのを見つけたくらい。
この時期はもう少しランの仲間に会えるかと思ったのですが、残念。


6/28 の夕陽。落日前の最後の輝き?
むか~し、釧路から根室標津に向かう列車から、根釧原野に沈む夕陽を見てえらく感激しました。
日本中で地平線に沈む夕陽なんて見られるのは北海道くらいではないでしょうか。

気になっていたところへ - 6/24 小林峠から -

2008年06月25日 | 小林峠
金、土、日の三日間のテニス遊びで疲れ果て、月曜日は大人しくしていたものの、
もう一日経つと天気も良いのでじっとしていられません。
といっても朝からトレッキング(?)するほどの元気はありません。
何処かにお出かけどころはということで考えた末、小林峠から藻岩山方向に出かけることにしました。でも昼過ぎです。

西野と真駒内をつなぐ道路の峠が小林峠です。昔はおっかない道でしたが今は心地よいワインディングロードです。
藻岩山へのいわゆる「小林峠ルート」は平日はあまり人が入らないのでボクむきです。


  
左:砥石山への入り口   中:小林峠開通記念の石碑   右:藻岩山方向への入り口
峠には駐車スペースがあります。ここからは砥石山方向と藻岩山方向への札幌周辺自然歩道を楽しむことができます。
小林峠から西野の方向に向かって左に入ると砥石山へ、右に入ると藻岩山へ。

 
細い山道を 花はないか~~ と時速1キロほどでブラブラ登っていきます。
クルマバソウは咲き終わって種子の準備。
お~っとありました、エゾキケマン。ムシ君付きでどうぞ。

 
ややや!
これはもしかしてスズムシソウ。いやセイタカスズムシソウらしい。自信はないけれど。

 
こちらはエゾタツナミソウとサイハイラン、というよりモイワランらしい。


なんだか妙な、花なのか実なのか。コイチヤクソウってこれなのかしら。

 
左はアオチドリなんでしょうが、とろろ昆布付きなのは花期の終わりのせいかしら?
右がなんの花かはもうちょっと待って(教えてもらえれば金ゼロ封)。

なんだかわからない花なのか、実なのか、がもう2,3種。ツボミのようでもあるので来週も出かけましょう。

TVでは「水曜どうでしょう~」四国八十八カ所巡りの再放送中。
四国の山の中、杉木立を縫う一車線のグニャグニャ道路が懐かしい。あ~~、あの緊迫感。
二速保持で左でブレーキ、右でアクセル。付いてこられるなら付いてきてみろ~!

それはともかく、ウィンブルドン開幕。放送は夜中なので見るにはちょっとな~~。

ウリノキはどうかな? - 6/20 三角山 -

2008年06月22日 | 三角山
春の訪れは2週間ほど早かったようですが、次第に例年並みになってきた気がします。
ということで、花弁がくるんと巻き上がって可愛いウリノキはどうかしらと三角山にお出かけ。



残念ながらまだツボミの状態。でもねじねじが面白い。
去年は6月末に開いている状態にお目にかかったので、矢張り季節の代わりは平年並みになってきたようです。


フタリシズカはせっせと咲いています。花が咲く前の葉はつややかなんですが、咲き始めるとくすんでしまいます。

 
勿論フタリシズカなんですが、立派な家族があるようです。
九郎判官やのび太君は親子で暮らせるのが夢だったのではないでしょうか。

三角山をぶらついた後は発寒緑地でテニスを2セット。ハードコートはつらい。

土曜日は目覚まし時計で目を覚まし、7時15分、地下鉄12条駅でバスを待ち合わせて室蘭工大へテニスの対抗戦に。
室蘭は朝の内が雨だったとかで、体育館の中での対抗戦。久しぶりのフローリングのサーフェスなのでいささか苦労。
午後からは外でできました。帰りのバスではビール。
日曜日も朝10時から北大の中でテニス。さる事情で3時頃までなんと7セットのお楽しみ。
夜は若者二人とお食事。三日間のテニス疲れはあるものの、柔らかな会話とビールでしばしのリラックスムード。
でも疲れは明日からでしょう。水曜日の練習会に備えて二日間は大人しくしましょう。

たまには市外へ - 6/18 千歳・青葉公園 -

2008年06月19日 | 野山
週末の土曜日はテニスついでにクゲヌマランを探しに北大構内へ。
でも花は終わっているようでした。ありかを確認できただけで良しとしましょう。

日曜日は朝から中島公園のテニスコートへ。「高齢者」大会です。仕方ないとはいえ、何ともいやな響きの名称です。
成績次第では鹿児島大会に行けるのだそうですが、松山在住時に所用で行ったことがあるので希望しませんでした。
(そういえば、一泊もしたことのない都道府県は山形、茨城、群馬、埼玉、滋賀、三重、和歌山、香川、宮崎、佐賀、沖縄。)
結果は一勝一敗。次の励みとしましょう。

水曜日は千歳市の青葉公園で開催されている 北海道毎日選手権 を見学・応援に行ってきました。
昨年同様参加するつもりではいましたが、冬の終わりに痛めた足の回復状態が不安だったのでエントリーを見合わせました。
大変参考になりました。


お目当てのプレーヤーの出番までの間、公園の中を少しだけ散歩。
しっとりとした林なので期待していたのですが、矢張り盛りの時期は過ぎていたようです。

 
林の中でひときわ目立っているトリアシショウマ。うまい名前を付けるものですね。
なんの鳥の?と聞かれたら比内鳥にでもしましょう。名前は有名でもまず見たことはないでしょうから。
ズダヤクシュと同じユキノシタ科なのですね。

 
またも登場、ムラサキケマンとコケイラン。


似たものが色々あって自信がありませんが、季節を考えるとオオアマドコロ?

夏本番となるこれからは、主要な試合には四つ出場予定。「高齢者」なので無理な練習で体を痛めないようにしましょう。

そして野山の散策も欠かさずに。まずは昨年、一昨年に続いて7月には雨竜沼湿原へ。

ツレは松山と東京へ単独旅行。
松山へは病気療養中の「UmOi」のマスターのお見舞いと、ボクの亡友の奥様とお互いの亭主の棚卸しのため(?)。

西の方を眺むれば

2008年06月14日 | よろず覚え書き
中国と日本で大きな地震があって亡くなられた方が多数おられます。
中国では学童が沢山無くなったことは大変に痛ましいことです。
ましてとんでもない校舎が建てられていたらしいと聞くに及んでは怒りを感じます。
宮城・岩手では山間部を中心に大きな被害がありました。
地震の規模の割に被害が小さかった原因は人口が密集していなかったことのように思えます。
被災地の方々が一刻も早くもとの生活を送れるようになることをお祈りします。

このような地震が、人口が集中する都道府県所在地で起こっていたらとぞっとします。
都市にばかり人や冨を集中させず、自然に恵まれた土地で安全に暮らせる施策に努力を払って貰いたいものです。
エントロピーは増大の方向に向かうはずなのですが・・・。



手稲山


百松沢山

ライラックが咲き終わるとアカシアの花になります。栗の花のどこかエロチックな香りとは違う甘い香りが漂います。雨の日は特に強い。
自宅付近の街路樹のヤマボウシが盛りです。ミズキ科なのでハナミズキ(アメリカヤマボウシ、Dogwood)と同じ仲間。ハナミズキはヒューストン在住の折、お世話になったあちらの方(Southern Baptistian)から、花が十字架型であることと色が血の色(うす紅色)であることからキリストと結びつけて話をされ、いささかウヘッと感じた記憶があります。ヤマボウシも咲き始めは花弁の外側が紅色です。

今日のお散歩 - 6/12 三角山 -

2008年06月12日 | 三角山
今週はよいお天気が続きます。となると家の中にいるのはイヤ。
毎日のテニスはもたない。したがって、野山の散策に出ることになる。
他にすることは無いんかい!と叱られそうですが、健康なら文句は無かろう!
定年まで勤め上げたんだから穏やかに過ごさせてくれ!
40年も家族と社会(の一部)を支え続けたのだぞ~~。(と、為政者に。)

「ちょっとお散歩」には三角山が都合がいいのです。円山も好きなのですが、駐車料金がいるので・・・。



意外なところでクゲヌマランを発見!
実は北大を定年退職した元技官の方にぱったりあって、ありかを教えて貰いました。
これで平岡公園のランの種類もちょっとだけ解決。

  
通常は一番左のような色のコケイイランですが、妙にオレンジ色の濃いコケイランがありました。
あるいは単に、若いか、成長したかの違いだけなのかもしれません。
今日は風がないので、思いっきりアップで撮ることができました。


サイハイランもあちらこちらで見受けますが、これも近接撮影成功。

晴れ、時々綿毛

2008年06月11日 | よろず覚え書き
この時期、あちらこちらに綿毛が雪のように舞います。
犯人はこれ。楊(ヤナギ)の綿毛です。
もう少しするとポプラ(白楊)の綿毛が激しく飛び交います。
これで花粉症になるのが北海道の特徴。白樺と白楊が二大元凶です。
ワタシも白樺花粉症クラブの会員候補のようです。来年の春に再現したら入会届を出しましょう。



綿毛は羽毛のようにフワふわふわ~~っと道端などにたまります。
差し支えのない場所を見つけて、人目がないのを確かめ、そっとはじっこに点火すると、一瞬で火が走り壮観です。
これは昔イルクーツクでの学会の折、あちらの若者がやっているのを見て面白そう~~と思ったのが始まり。
でも、日本人(北海道人)は野火を恐れるのでまずしません。これを見た方も決してしないように。
かわりに一本立ちのタンポポの綿毛で我慢しましょう。

2年ぶりに - 6/9 布敷の滝 -

2008年06月10日 | 野山
平和の滝は手稲山に登るルートの起点の一つです。
琴似発寒川の川音を聞きながら進む自然歩道の途中に布敷の滝があります。
天気の良い午後ですが、手稲山まで登るのはちょっと、ということで布敷の滝まで散策です。
札幌に戻った最初の年(一昨年)に行ってから2年ぶりになります。
この時はハクサンチドリやシラネアオイを見つけましたが今回は失敗。
そのかわり、おや? こんなところにも? というお花を見つけました。


2番目の送電線下を通り抜けるまでは道の両側には見るべきものはありません。

 
盤渓市民の森で知ったタコウィンナーこと オオバタケシマラン がここにもありました!
今度は自分で見つけたのでちょっと嬉しい。一度知ると意外に見つけられるものですね。


サイハイラン


タニウツギ

 
去年は三角山で見つけた ベニバナイチヤクソウ。かわいらしいので今年も探していました。お会いできて光栄に!
右は高さ5センチほどの赤ちゃん株。


エゾレイジンソウ
雨竜沼登山道で初めて見たときには白いトリカブト(!)なんて思ってしまいました。

土曜は平岡公園、日曜日はテニス、月曜日は布敷の滝、火曜はテニスと 毎日うろついているので、腰がダル~~い!

暗鬱な空模様 - 6/7 平岡公園 -

2008年06月09日 | 野山
週末は金曜、土曜とテニス仲間の練習会+αを予定していましたが、雨でおじゃん。
土曜日は雨こそ上がりましたが、クレーコートは使えません。
ということで、ふと思いついて 平岡公園 にお出かけ。
ここは梅林で有名な、札幌市の南西部に位置する(財)札幌市公園緑化協会が管理する公園です。
厚い雲がかかる午後です。駐車場から湿地を経て林の中に入りますがかなり暗い。
林の小道はあちこち分岐がありますが、全く案内表示が無く、初めての人間としてはどこを歩いているかわからない。
公園出口に出ましたが、「ここはどこ?」状態です。
ちょうど一緒に出てきた高校生(中学生?)に「**はどっちですか?」と聞かれても、
「さあ? ところで駐車場はどっち?」と聞く始末。


林の中ではツクバネソウを沢山見かけます。チゴユリがささやかに咲いていました。




小型の白い花をいくつか見つけましたが、ギンラン、ササバギンラン、クゲヌマランの類と思われますが、何ともわかりません。
初めてのお目もじの上、暗い中での撮影でしたので、出来上がった写真からも判然としない。


ギンリョウソウ
海の中には オオグチボヤ というトンデモ生物がいます。