コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

信じるところに道あり -STAP-

2014年01月30日 | よろず覚え書き

昨晩ニュース番組を見ていたらナニヤラ聞き慣れない細胞名が。
STAP 細胞って言うんだそうです。
画面には若い女性研究者の報道陣への説明画面が。
どこやら研究室の研究成果の説明に若い子がまかされたのかと思いました。
理化学研究所のグループリーダーの小保方さんとのこと。30歳でグループリーダー?
グループリーダーなんて職名を聞くと何やら中年のおじさんかおばさんかとおもったらね。
聞き進んでいくうちに、ほんとにほんとに自分で研究グループをまかされて、自分の考えのもとに仕事を進め、自分の研究結果を説明しているのだと言うことがわかってきて二度びっくり。
30歳でグループリーダーをまかされるのだから、かの超有名大学の、弁の立つ、親分に送り込まれた若手の助手かと思ったらなんのなんの。
早稲田大学の理工学部から学位(博士号)ももたずにハーバードの研究室に飛び込んで今回の成果の下地となる発見をし、さらに実証・発展させるために仕事の場を自分で勝ち取っていったそうです。
まさに「信じるところに道あり」といったところと思います。

今回の成果は間違いの無いものでしょうが、世界中の研究室による確認実験の結果を待たねばならないでしょう。
驚天動地の結果というのは常に科学的な批判にさらされなければなりません。
ご本人に取っては十分自身のある結果だろうし、そうであってほしいと思います。
まずが3年から5年くらいはハラハラドキドキの時間を過ごすことになると思います。
面白半分の取材を控えてほしいものです。

今回本当に時代が変わってきたのかなと思ったのは、旧来の講座制型の研究室制度では若手の研究成果はまずほとんどは研究室の主任(教授)の業績になってしまうことと、若手が自分の研究を行うための資金がきわめて得難かった時代からの変化です。
幸いなことに、iPS 細胞が生まれたことにより、国からの大規模予算がこの分野に潤沢に流れるようになっています。
想像ですが、この予算が、自立しようとする若手の研究者に流す余裕が生まれ、配分権限を持つ管理者が冒険できたのではないでしょうか。
しかも、管理者が成果を自分のものとせず、研究者本人の成果として認めようとしたことは時代の変化を感じさせます。
このとおりなら理研のシステムは敬意に値します。

おわりのはじまり

2014年01月26日 | よろず覚え書き
全豪オープンが終わりました。
男子はスイスの Wawrinka が、女子は中国の Li Na の優勝でした。
波乱の多かった大会でした。

男子ではジョコビッチとナダルで決勝と見ていましたが、準々決勝でジョコビッチが Wawrinka にフルセットで敗れ、ナダルが決勝で案外あっさりと Wawrinka に破れてしまいました。
注目していたのは Wawrinka はもちろん、ブルガリアのディミトロフとチェコのベルディフでした。
ディミトロフは上り調子の若手。難点はメンタリティー。残念ながらナダルに押し切られてしまいました。
ベルディフは粘り強さ。難点は年齢。大接戦の末 Wawrinka にこちらも押し切られてしまいました。
錦織は故障に悩まされなければ今シーズン中に10位近いランキングに上がれるのではないでしょうか。
課題は上位選手にはよりアグレッシブに戦うことと、下位選手に対しては圧倒的に勝つ強い精神力。

女子はシード選手が次々敗れていくややこしい展開の末、第4シードの Li Na が第20シードの Cibulkova (スロバキア)を第一セットこそ競り合いになったとはいえ、第2セットは6-0で、終わってみれば順当に勝利。
女子も大型化している中で173センチ・65キロの Li Na と160センチ・55キロの Cibulkova での決勝は日本選手にも少し可能性を見せてくれた気もします。

次はクレーコートの全仏オープンです。
はてさてどんな波乱が待ち受けるやら。

進行中

2014年01月20日 | よろず覚え書き
政治の話ではありません。
テニスの全豪オープンの話。激しい気温の乱高下の中、目下進行中です。

錦織君、残念でしたね~。4回戦の対ナダル戦で6-7 (3-7), 5-7, 6-7 (3-7)で敗退。
スコアで見るとおり素晴らしい接戦。
ここでセットを取りきるのがトップシードの意地と実力。
ナダルも相当に本気で戦ったようで、錦織の力もそれだけ上がっている証拠でしょう。

女子では人類離れをした第一シードのウィリアムズをアナ・イバノビッチが破りました。
アナちゃんは14シードで、順当なら6-4、6-3くらいでウィリアムズのストレート勝ちとなる実力差。
告白しましょ。なにせ私はアナちゃんのファン! だってスタイルよし、美人でチャーミング。
唯一の難点は背が高すぎる(184センチ、だったかな)!

19年

2014年01月17日 | よろず覚え書き
正月気分も抜けたなーとぼんやりしていたら、今日は阪神・淡路大震災から19年目当日。
早いものです。
新聞によれば復興資金の返済が滞っているのだそうです。
滞っていることを責めるのではなく、返済できる状況に至っていない債務者がそんなに多数!に驚くのです。
19年経ってもそんな状況が続いているのですから、地震・津波・原発のトリプルパンチを浴びた罹災地では一体どれくらいかかるのでしょう。
靖国に行って近隣国との摩擦を増大する暇があったら、一刻も早い復興を実現することを「国民にお約束したこと」と思い出し実行してもらいたいものです。

海難事故が続いています。
どっちが悪いということは調査にお任せして、死者が出ていることで一言。
救命胴衣を身につけていなかったのでしょうね~。
一方は遊漁船の客と船長、他方はシラス網漁の漁船乗組員。
慣れによる不注意なのでしょうか。
つり番組で救命胴衣の着用をしきりに呼びかけているのは、着用しないケースが沢山あるからなのでしょうね。

冬の夕焼け

2014年01月05日 | 野山

非日常的な正月三が日も終わり日常が戻りつつある今日。
といっても365日が休日の小生にとっては日常と非日常の区別はさほどでもない。
ただ一年の区切りが正月であること。
孫もいない老い先短い絶滅危惧種としては一年の計もあろうはずがない。
これからの一年をどのようにすごそうかといった程度の年初の気持ちです。

夕暮れのお日様は随分と南の方に沈みます。今の時季は百松沢山方向。
ハラハラと舞う雪の向こうに夕陽が沈んでいきます。時刻は16:03。


元旦のご挨拶の写真はミドリニリンソウでした。
特別めでたいからというわけでもありませんが、ちょっとだけ珍しいかなと。
ミドリニリンソウという名前は正式名ではありません。ニリンソウです。
白い花のニリンソウの株から時々緑色をした花が咲きます。
一部が緑色をしたものから全体が緑色のものまで千差万別。
花弁(実際は萼片)は一重が当たり前ですが、写真のように多重のものも出てきます。
なにせ緑色なので意識していないと見過ごしてしまい勝ち。
一部が緑色のものは多いが萼片全部が緑のものは少ない。
また、全部が緑色のものは萼片も沢山になる傾向があるようだ。
全身が翡翠色のミドリニリンソウを見つけるとついニヤッとしてしまう。