コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

涼しいな~ - 6/19 富丘西公園 -

2013年06月19日 | 野山
雨は降らないもののどんよりとした空模様。
気温も20℃前後でとても涼しい。
愛車のエアコンの修理がまだなので曇りで涼しいのはありがたいものの・・・。

富丘西公園を再訪してみた。あまり収穫は無かったけれど良い広葉樹林に恵まれたところだ。



日が射さないので暗いけれど広葉樹の森が綺麗だった。ミズナラが多いそうです。


桑の実は食べるのにはまだ早い。


これはなんだっけな~。ヒレハリソウだったかな~。


イワミツバらしい。原産地はヨーロッパのセリ科の植物。道端や空き地に生えると梅沢さんの本に。


ライラックが終わるとアカシアが咲きますが曇天なので何とも地味になってしまった。


フタリシズカも旬だ。この花には花弁と萼片が無い。地味な花だ。

 
花穂が二本のものが多いのでフタリシズカだが三本や四本のもあるよ。

昨日「faura」を買ってきた。北海道の自然を美しい写真とともに紹介してくれる季刊誌だ。
前号を東京在住の従姉にプレゼントしたら定期購読者になってくれたとのこと。嬉しい限りです。

ラン、ラン、ランとはいかないようで - 6/12 盤渓:オオバタケシマランとコケイラン -

2013年06月12日 | 盤渓
朝のうちはさわやかで涼しいのですが、昼頃から急激に温度が上がります。
ビール日和だなと思っているとそこは札幌。
夕方からはまた急激に温度が下がりビ-ルは止めようとなります。日向ならいいですがね。

6月も半ばになってきたし、気温も高いし、ランの仲間も早めに目覚めるかなと盤渓を訪問。
森の中ではエゾハルゼミの鳴声がうるさい程。カラスの声も打ち消してしまう。


小株ながらノビネチドリが元気よく。


ベニバナイチヤクソウにはやはりちと早かった。毎年こうしてトチってしまう。
去年はもう開花していたのだが。


コケイランは律儀に迎えてくれた。


たこ踊りのラインダンス。毎度おなじみ、オオバタケシマラン。


アップで。
六つに割れた花弁のあえかなピンクが可愛い。


背中というか表側から。
枝分かれします。


まだユキザサがあった。


一昨日も見たミツバツチグリ。写真は少し緑かぶりしている。


ぶ~らぶら。


サイハイランが咲くのはもう少し。


ミドリニリンソウがまだ待っていてくれた。

というわけで、ラン類の時期には少し早かった。ジンヨウイチヤクソウもコイチヤクソウも見つからなかった。
毎年時期を待ちかねていて、ついフライング気味に探しに出てしまう。
そして何やかやとしているうちに最盛期を逃してしまう。
懲りない人だ。

お暑い盛りで・・? - 6/11 前田森林公園:シウリザクラとトチノキ-

2013年06月11日 | 野山
「四万六千日、お暑い盛りでございます。」は名人文楽の「船徳」のマクラ。
四万六千日は7月10日の浅草寺のご縁日。本来は旧暦なので8月に入ってからでしょう。
このご縁日はまだまだ先ですが、札幌のこの頃は「お暑い盛りで」と言いたくなる程。
今日も28℃越え(士別では32℃!)。どこにいても暑い。湿度が低い(50~60%)のがせめてもの慰めです。
こんな時期はせめて午前中に散歩すべきですが、何となく午後になってしまう。
坂道を上るのは大儀なので前田森林公園をぶらつくことにしました。


夏姿ですね。何故か池の水が全部抜かれている。カモはどこで遊んでいるのだろう?


クサノオウが咲いていた。


ナナカマドの花を撮ったのは不思議に初めて(と思う)。

 
これはトチノキの花。遠目には巫女さんの鈴のように見えるがアップするとややこしい形をしている。
この花の蜜は良品。


ヘラオオバコは我が世の春(いや夏かな?)。


ヤマモミジというのだそうです。プロペラ付き。

 
タンポポ。
英語名、dandelion(=ライオンの歯)より日本名の音の響きがいいですね、とスエーデン系アメリカ夫人が言っていた。


 
シウリザクラというのだそうです。
とっても櫻には見えない。トチの花をうんと小型にした姿です。サクラとしては最も遅く咲く。
名前はアイヌ語由来とか。

予報では少し気温が下がるとか。晴れで 24℃、65%。

うるわしき6月 - 6/10 富丘西公園:カキドオシにエゾムラサキ -

2013年06月10日 | 野山
今日もよい天気!
樹々の新緑は輝くよう。樹下には小さなお花が沢山咲きます。
5月中旬までの寒さが嘘のように、6月は草木が爆発しています。
ハイネの詩では"Im wunderschoenen Monat Mai" と5月のドイツをたたえています。

この季節の魅力は半年を超える長い冬があってこそ。市民・道民が待ちこがれる季節です。

今日は初めての場所、札幌の西、手稲区にある富岡西公園を訪問してみました。
家からは車で20分足らず。
予想外に良い雰囲気の森でした。


カキドオシをみつけました。シソ科のちいさな花ですが、花の模様はなんとなくツリフネソウみたいです。


こちらは多分エゾムラサキ。毛むくじゃら!


濃い紫色が魅力的なスミレの仲間。


黄色い花はミツバツチグリ。花弁がハート形なので騒ぐ人がいるかも。

 
ササバギンランだと思う。この仲間はどれも良く似ていて間違いやすい。
北大構内にもクゲヌマランが咲く頃かな?


ヒメイズイなんでしょう。東北・北海道弁の「イヅイ」という言葉は未だに理解すれど活用できず。


マイヅルソウは春に乱舞。


ここは自生のスズランが見える札幌市内唯一の場所なんだそうです。
昔は(昭和30年代、40年代?)島松の自衛隊演習地にスズラン狩りに出かけるのが札幌市民の楽しみであったとか。
ものの本によれば「スズラン狩りによる乱獲で激減し、絶滅の危機となった」ため1974年に中止されたのだそうです。
理由は多分これだけではないのでしょうが。
なおスズランは毒草です。特に花は危険(心臓毒)。
(「しんぞうどく」と入力し変換したら「晋三毒」が真っ先に出たのには笑ってしまった。)


アキグミと思う。真っ赤な実になるのが楽しみだ。

愛車のエアコンが故障で、コンプレッサー交換が必要だとか。あちこち行くには車は使いたいし、さりとて物入りだし。困ったな~~。

何年ぶりだろう - 6/7 北大植物園:サクラソウにアツモリソウ -

2013年06月07日 | 野山
今日は地下鉄で札幌駅まで行き、道庁経由で北大植物園へ。
ここに行くのは何十年ぶりだろう? まだ子供が幼児だった頃だと思う。
最初に訪れたのは札幌に来た1960年だった。
当時檻の中にでっかい羆がいて、ツキノワグマしか見たことのなかった身としてはこんなクマに山の中であったらもう助からないと完全にビビったものだ。
当時の植物園の様子などすっかり忘れているから変化はわからない。

道庁の中を通って行く。


塀際にスズランが咲いていた。
和物でしょうか、洋物でしょうか。


植物園の中ではシャクナゲとレンゲツツジが満開だ。
こんもり・ふんわりとした桃色のシャクナゲは本当に華やかだった。


フジは咲き始め。


サクラソウにお目もじするのもずいぶんひさしぶり。様似のそれも見に行きたいのだが・・・。


知ってる人は知っている、トクサの頭。胞子のリザバーですな。つくしのようなもの。

 


アツモリソウ達とクマガイソウ。礼文には行けそうにないな~、と弱気。

 
♪ く~ろゆり~は 恋の花~ ♪ 恥ずかしながら初めて見たのです。
♪ エ~デルワイス エ~デルワイス ♪ エゾウスユキソウ 胸元のボタンホールにとめたい!


もう果穂になっているんだ!


オダマキではあるが。

 
なんともはや! ハンカチノキっていうんだそうです。
ひんしゅくを買うのを承知であえて言おう。越中の木だ! (ふんどしを省略した(ってしてないって!))
ワンタンにも見えるな~。



 



 
メタセコイア。 葉っぱがネムノキみたいだとは知らなかった。


ホビット風に言えばエント。森の老人。


ユキザサもいた。ここではさすがに山菜採りにあわない。

 
ハナイカダ。できれば野で見たかった。でも実物を初めて見たので次は野であっても気がつくでしょう。
アリさんが蜜集めでもしているのかな?

 
今日は暑いので、真っ黒なカラスにとっては行水が必要。でも意外に丁寧な水浴びだ。

さてさて。明日も暑そうだ。お日様と雨は自然の恵。でも人間に都合良くは合わせてくれない。
北海道農業はTPPのほうが心配だよね。
折角苦労して品種改良をかちえても、一朝にして壊滅させられなければいいのだが・・・・。

働けど、働けど - 6/5 野幌 -

2013年06月05日 | 野幌森林公園
9時集合の年配者のテニス大会へ。
ま、いってみればおじさん・おばさんのテニス大会。
ここ2ヶ月ののんびり生活ですっかり足腰がなまっているのに気がつく。
4試合でそれぞれ 5-6,5-6,6-5,2-6 で嬉しくない成績。
つまりは「働けど、働けど、我が成績ぱっとせず」といったところか。

すっかりくったりしてしまったけれど気分を変えようと森林公園の登満別口へ。


木の下闇にスポットライトを浴びたようなシダの仲間がひっそりと。


そろそろサルメンエビネやトケンランが見つかるかと期待したけれどまだ早いのか?
ベニバナイチヤクソウの蕾が見つかった。

帰りの車の運転はちときつかった。テニス遊びの疲労のせいで足がつりそうになり怖かった。

明日は不調の空調調整のため、車はガレージ入り。家でゆっくり休みましょ。

今日の山裾 - 6/4 三角山 -

2013年06月04日 | 三角山
今日はからっと晴れました。
空気はなんだか秋のよう。涼しくからっとしています。


居室から見える西の山々がくっきりと。
右端の手稲山から奥手稲をへて左端の百松沢山まで、残雪もすっかり少なくなりました。
山肌の緑も残雪を消す勢いで上昇中。

三角山の下の方をぶらついてきました。

おやおや! ヤマシャクヤクが咲いています。何年ぶりの再会でしょう。近くまで行けないので雰囲気だけです。


マイヅルソウも咲き始め。ずるはしないのでマイズルソウではありません。


こちらはコンロンソウのお花畑。といっても地味ですがね。


ぶらぶら


踊り子さんは出番待ちのようです。


と思っていたら二株(二人?)だけカーテン脇から顔を出していました。
こちらは年長者かな?
出番待ちグループももう一週間から十日でAKB状態になるかも。


ミズヒキの葉。こちらの花の登場は秋になってから。

明日は朝から野幌でテニス遊び。
最高気温は20℃程度のようなので、汗ばんだり冷えたりで体調コントロールが難しそう。
風邪を引かないように気をつけなければ。
それにしても午前中は半睡眠状態の当方としては勝ちはあまり期待できないかも。