明け方(5時前後)、雷と何やら騒がしい音で目を覚ましてしまいました。
ものの数十分の間スポット豪雨(小生の造語)が通り過ぎていったようです。
皆様ならそのままおおきになる時間でしょうが、グータラな小生としては寝直しです。
朝のニュースはずーっと札幌および近郊の大雨のニュースばっかり。
小生の住むあたりはなんということも無いのですが、南および南東部では避難勧告まで出ていてびっくり。
午後になって手稲山の南東の裾にある平和の滝まで様子見に出かけましたが、いつもとさして水量は変わらず、琴似発寒川もおとなしいもの でした。ちょっとがっかり。
今日の平和の滝の様子です。水量はさして多いとも思えません。
定山渓を経て中山峠に向かう国道230号線は豊平川沿いを進みますが、この川の水量は相当のもので、河川敷まで水浸し。
230号線を挟んで南側には多量の雨が、北側ではそれほどでもないという近頃に特徴的な雨の降り方だったようです。
真駒内から支笏湖に至る国道453号線途中の「札幌芸術の森」付近の住宅地や古くからの農地では、浸水や小規模ながら崖崩れもあったとき聞き ます。
苫小牧の面する太平洋側から湿った空気が入り込み、苫小牧、白老、千歳方面に雨雲が急発達したのでしょう。
今年は北海道近くの太平洋の水温が例年より高く、大気中に大量の水蒸気を含み、支笏湖周辺の山にぶつかって上昇気流を生んで、北からの寒気と ぶつかり、雨雲を発生させたのでしょうが、スポット的に活発な雨雲を生み出すのはなぜでしょうね。
最近は「防災より減災」という言葉を良く聞きます。
防災しきれないことのいいわけでもあるのですが、巨大津波をあきれる程の高さの防波堤で防ごうというのは建設業界は潤うでしょうが、対象海岸線全てに造るなんていうのは不可能でしょう。
来るものは仕方が無いと覚悟を決めて、来たときにいかに少ない被害で押さえるかに知恵と資金を投入するのが現実的と思います。
全てをハードで解決すると考えずに、ソフトな解決にはどんな方法があるかに知恵を絞るべきでしょう。