コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

もうちょっとで春爛漫

2007年04月29日 | 北大構内
春が爆発しかけています。
早春から盛春へとでもいいましょうか。
今日も北大構内を散策しました。
あちらこちらでキタコブシが咲き始めています。


春先の花の三種混合:Chionodoxa、キバナノアマナ、アズマイチゲ


ヒナゲシは咲き始め


エゾノリュウキンカ?


キタコブシの懸崖造り?


ツツジも咲き始めています。

 
これは何という樹なのでしょう? つぼみの形も面白い。ポプラ並木脇の花木園にありました。
 ヒュウガミズキ(マンサク科)という樹だそうです。
本州西部を中心に分布するとありました。
別名をイヨ(伊予)ミズキというのだそうですが、松山にいた間は見た記憶がありません(気がつかなかった?)。
樹にぶら下がった名札を見つけましたが、「ヒユカミスキ」とあり、多分名札が間違っていると思います。



この鳥は何でしょう? といっても画像が不鮮明ですね。

理学部ローンからはジンギスカンの香りが漂ってきて、こんなことからも春が来たんだな~と感じます。

GW 初日の円山

2007年04月28日 | 野山
様子見に、円山に登ってみました。

風はやや強めでしたが、今日は近場へということで円山へ。
お花の時期には少し早めと思いましたが、様子見にということで。

この時期、エゾエンゴサクは至る所に咲いています。
その他は下のようにエンレイソウがあちらこちらに、フッキソウが一つ見つかりました。

普段は x-y 二次元平面をうろちょろしているだけなので、z 軸方向に移動すると短時間で汗が出る。

 
エンレイソウ


フッキソウ。一日早かったかな?

 
シマリスに会えました。エゾリスは見あたらず。
サササっと逃げられてしまいました。
静かにしていたんですがね~。
リス君にも生活上の都合があったのでしょうか。
ウグイスの声を今年初めて聞きました。結構上手。
キツツキのドラミングも聞こえました。
音はすれども姿は見えず、ほんにお前は○のようだ。


いつもの場所でちょっとだけテニスをして帰宅。
コートのライン(一部だけですが)の塗り直しをお手伝い。

もいちどカタクリを

2007年04月27日 | 野山
結局、またカタクリを眺めに行ってしまいました。


昨日の雨+今朝のあられでどうしようかなとは思いましたが、歯の治療後の時間が空いたことと、風が強くテニスは? ということでまたもや浦臼に出かけました。
ひたすら275号線を北上。車もそんなに多くないのでオートクルーズON状態。


先週行ったときはこれほどはエゾエンゴサクは咲いていませんでした。ちらほら程度。
今日は一面。


エゾエンゴサクのあいだあいだにカタクリが。
日射しの加減でフワっと開いている花は多くはありません。


それでも中には期待を裏切らないものも。


ナニワズも見つけました。
縄張りの中には入れないのでアップでは撮れません。


福寿草はろくろっ首状態です。

十数年ぶりに雪に閉じこめられた冬を過ごしたので、春が恋しくてしょうがないのです。
次はどこにしようかな・・・・。

のび太君ではないのですが

2007年04月26日 | よろず覚え書き
あやとりの起源は?


突然ですが。

女の子なら一度はやったことがあるでしょうが、今はどうでしょう。
のび太君の上手な「あやとり」。

世界各地に日本のあやとりと同様の遊び(には限らないが)があります。
勝手な分類ですが、大きく分けると内陸型と海型があるように思えます。おそらく起源が違うのでしょう。
海型では日本も含めた環太平洋地域に広く分布しているようです。

十数年前に、大阪・千里の国立民族学博物館で、海洋民族が航海をする際の方向を定めるための道具(海図:下図参照)を見つけました。
展示してあった品は簡単なものから複雑なものまで各種各様。
紹介した海図は中でも最も複雑なもの。
小枝だけや小枝とひもを編み合わせて、目的となる島の位置(距離、方向)を伝える道具です。
これを見たとたんに、「ひもだけで作ったらこれはあやとりの形ではないか!」と思ったものです。
風と海流で航海する海洋民族が用いた海図から派生したのであれば、分布域も納得がいくな~と想像をたくましくしたものでした。


海図
「ココヤシの葉柄と貝殻でできている。貝殻は島々の位置関係を示し、ココヤシの葉柄は海のうねりの方向を示している。この海図は教育用につくられたもので、実際の航海には持参されなかった。現在のマーシャル諸島では、カヌーによる遠洋航海がみられなくなっているが、海図は観光客のためのみやげものとしてつくられている。」
国立民族学博物館HP、常設展示場、オセアニア展示 より)


昨日はハードコートでテニス・シングルスを 1.5 セットしたのでお疲れ気味。
幸い今日は雨風強く、良い休養日。
カタクリを訪ねたいが、GWにかかってくるので、人出のすくなさそうな所を探しましょう。</cenetr>

小鳥とテニスと

2007年04月24日 | 野山
今シーズン初のアウトドアテニス。

わたしは小鳥でないけれど、
地べたをはやくは走れぬが、
すずふる声ではないけれど、
ラケット杖に まりたたき。

(おそまつ)

テニスはしたいし、野山はうろつきたいし。
どちらも天気が良くないと思うにまかせません。

でも昨日のコートは自然に恵まれた場所にあるので、小鳥の姿を見ることができます。
住宅街に隣接しているのでカラスもいますが、ムクドリやヒヨドリもよく見かけます。
川筋にはキセキレイが ぴゅっ ぴゅっ ぴゅっ と飛んでいます。
勿論シジュウカラはよく見かけますが、ヤマガラが近くで遊んでいたのでかろうじて下の写真に。



明るい色の小さな花や小鳥たちはコンパクトディジカメでは撮影が難しいことがこの一年でつくづくわかりました。
いい面も沢山あるんですが、
白い服着用で、逆光気味で撮影しようとすると液晶画面が服の反射光で全く見えませんね。
やっぱりファインダーがあった方がいいな~。
と、またカメラのせいにしています。


海の方は?

2007年04月23日 | 野山
石狩湾の方はどうかしら?('07.4.23)


札幌市は海に接していません。
札幌市の中央を流れる豊平川は江別市の北の石狩郡当別町付近で石狩川に合流し、石狩川として石狩湾に注ぎます。
そこは石狩市(H8年9月市制施行)になります。石狩市の西側は小樽市に接します。
ということで札幌市は石狩市と小樽市に遮られて海に接しないわけです。

自宅から直線距離で約 20 km の早春の海側はどんなもんかいなと、でかけてきました。


石狩川河口の「はまなす公園」から見た樺戸山地の山です。
三つの山群に別れて見えます。
左は別狩岳(666 m)、中央は神居尻山(948 m)、ピンネシリ(1100 m)、待根山(1002 m)、右は隈根尻山(971 m)ではないかと思いますが自信はありません。


「喜びも悲しみも幾歳月」(木下恵司作詞作曲)の碑。
♪俺ら岬の~ 灯台守は~ ・・・♪ という歌は、全国から有人の灯台が消えてしまった今、歌を知っている人も少ないでしょう。
背景は石狩灯台です。
夏になったらハマナス満開になるので見に行きましょう。
ハマナスの他にもタチギボウシ、エゾスカシユリ、エゾリンドウなどなど色々咲きます。
山の花もいいですが、こんなところもいいですね(なにより行くのが簡単)。


樺戸山地のず~っと左には、石狩湾を越えて奥の方に増毛の山々が白々と見えます。
遠いせいもあって、どれが暑寒別岳だかよくわかりませんでした。


砂浜では釣り人がちらほら。
釣っているのはカレイかしら?


石狩河口橋近くの、矢臼場のミズバショウはもうこんなに咲いています。去年より一週間ほど早いと思います。
ここは「マクンベツ湿原」といいます。


再び樺戸山地を。
厚田の近くからの様子です。
雪が消える頃は山菜採りの時期でしょうか。

西岡水源地

2007年04月23日 | 野山
'07.4.22 の西岡水源地


春まだき、といったところ。

ここは自宅から南南南西(ほとんど真南)に直線で約 13 km の位置にある西岡公園の一部、っていうか面積的には多くを占めています。
自宅からは、231号線(石狩街道)、5号線、36号線(千歳街道)を経て、札幌ドームの手前から82号線に入って西岡公園駐車場に入ります。
1.5 km 程手前は観光客御用達の羊ヶ丘展望台になります。

この池は明治期に旧陸軍の水道施設として月寒川をせき止めて造られたのだそうです。
従ってこの池の上流側も下流側も月寒川です。水源は陸上自衛隊西岡演習場の中になります。
なお、札幌市の水源は豊平川上流の豊平峡(ほうへいきょう)ダムと定山渓ダムになります。

池の周りをぶらぶらと小一時間散歩してきました。
池にはマガンや鯉、ウグイが見えます。
樹間では例によってアカゲラ、コゲラ、ゴジュウカラなどが遊んでいます(ホントは必死で餌探し?)。


池の全体像                          池からは小川が流れ出しています。月寒川が再現するわけです。


こちらは上流側。木道が整備されています。



周辺にはまだ残雪があります。                 キツツキがほじくり返した痕(これだけほじくれるのはクマゲラ?)


ぐるっと回ってきた対岸のシラカバ林。             ミズバショウが咲いています。

キタコブシはまだでした。

次回予告
'07.4.23 の石狩浜と矢臼場(マクンベツ)散策

もいちど

2007年04月22日 | 北大構内
今日も北大構内探訪。

低温研の脇から入って、ず~っと南に下がり、理学部ローンに回り、西に移動して農学部の建物の横から北にあがってポプラ並木まで。

まずは低温研脇から。

スミレの種類は多いのでこれがなんだか不明(ニオイスミレ?)          こっちはアズマイチゲ

理学部ローンで。全て「チオノドクサ(Chionodoxa)」でしょうか?
20年ほど前はこんなに多くなかったと思います。ニレの木の根元にキバナノアマナと一緒に少しだけ見ることができました。
開けた場所まではびこってきたのはここ10年ほどではないでしょうか。
いったい元はどこで育っていたのでしょう? もしかして理学部の植物園?




これはキバナノアマナ。


ポプラ並木脇の花木園で。

クロッカス                          独り者のマガモと夫婦者と

札幌の町の南の方、羊ヶ丘展望台から約 1.5 km 南の西岡水源地にも行ってきましたが、その様子は次回で。

わからん

2007年04月22日 | 北大構内
春っぽくなったので北大構内散歩です。
学生のコート以外、まだテニスコートは開いていませんね~。
まずは、すっかり小さくなってしまった工学部と旧教養の間の「原始林」を散策。
フキノトウはすっかり大きくなっています。

アズマイチゲがたーくさん咲いていました。


勿論キバナノアマナも咲いています。


も一カ所の理学部テニスコート周辺はキバナノアマナと青紫の花がいっぱい。

この青紫色の花が去年から謎の花。


「花ママ日記」によれば(2004.4.20記事)チオノドクサとシラーの両方が生育しているそうですが、
この記事以外になかなかまっとうな写真がないので未だに不安。
ちょこちょこ写真を撮っていたら、充電したものとばっかり思っていたディジカメが電池切れ。
それと手持ちのコンパクトディジカメではなかなか花のアップがきちっととれないので・・・(明るい花がとんでしまいがち)。
マニュアルも一度読み直し、明日天気が良ければも一度いこ~っと。

カタクリを尋ねて

2007年04月19日 | 野山
今日も暖かく(13℃くらい)良い天気なので、もしかしたらということで浦臼までカタクリ探しに出かけました。
高速を奈井江砂川ICで降り、12号線を少し南に下り、奈井江から278号線で浦臼へ。
275号線にぶつかった交差点を右に折れ、鶴沼公園のほんのわずか手前から「いこいの森」(小さい)に到着。
浦臼神社があります。
見渡したところお花の様子はなく残念と思ったが、よーく見るとエゾエンゴサクの青と、フクジュソウの黄金色。
カタクリはまだ葉っぱだけ、と思ったら 咲いていました!
カタクリだらけになるにはもう一週間か十日かかりそう。

「いこいの森」の駐車場から置戸の山々。
手前に浦臼山(778 m)、鳥越山(668 m)、隅根尻山(971 m)、奥に待根山(1002 m)、ピンネシリ(1100 m)、神居尻山(946 m)がある。
しかし、どれがどれだか知らない。


中央の浦臼神社の周りにはエゾエンゴサクがた~くさん。


エゾエンゴサクは色違いがいっぱいあるそうです。でも、ピンクは見つかりませんでした。


カタクリはやっと葉が出た状態が大部分で、つぼみ状態が少し、日当たりの良い斜面で開花しているのがちらほら。


フクジュソウはまだつぼみ状態のものもあります。

帰りは275号線をたどって、石狩川河口のマクンベツ湿原でミズバショウの様子をチェックするはずでしたが、地図持参忘れのため337号線に入ってしまいそのまま帰宅。まさに徘徊状態。
ただ、途中の月形の町を過ぎた中小屋付近の田んぼには、ハクチョウやガンが沢山餌取りに励んでいるのを見ることができました。
月ヶ湖や大沼、小沼をねぐらにしているのでしょうか。