コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

夏の終わりー野幌森林公園(8/27)

2007年08月28日 | 野幌森林公園
いつもは大沢口から入って大沢園池経由でいくつかのルートを歩きますが、
今日は趣向を変えて瑞穂池へ回ってみました。
中央線~瑞穂連絡線で瑞穂池へ。
瑞穂池から開拓の村のフェンス沿いに開拓記念塔の脇を通り、記念塔口から大沢口に戻るコースです。
実は瑞穂池から戻るときに、池から登ってすぐの分かれ道で行き先表示のない脇道を行ったらどこに出るのかなと歩いていったら前記のようなルートになってしまいました。



瑞穂池の上空はもう秋の空に見えます。気温は高いのですがね。


エゾムシクイのようだけれど・・・。


バッタ(トノサマバッタ?)君はひなたぼっこ? それとも、来し方行く末に思いをいたしているのかしら。

 
おっきいキノコとちっさいキノコ。食べられますかね~~。
ま、秋といえばキノコ。でも中毒には気をつけましょう。

 
ノブキ(左)とオランダハッカ(右)
どちらも地味ですね。
派手なのはこの時期、オオハンゴウソウ、アキノキリンソウ、セイタカアワダチソウあたりでしょうか。

 
ノッポロガンクビソウ(左)とヤブマメ(右)
ガンクビソウとはよくつけたものです。
植物にしても魚にしても、うまい名前を付けたものだな~と感じ入るものが沢山あります。
落語には「てれすこ」と「すてれんきょう」と訳のわからないことを言うやつがいますが、
筒井義隆の作品にも、勝手におかしな名前をつけるものがあり、読みながら大笑いした記憶があります。
ま、命名が可能なのは普通は自分の子供とペットの名前くらいなものなのですが。

 
左はホウチャクソウの実ではないかしら。
右はエゾノホソバトリカブト。エゾトリカブトとは葉が少し違うそうです。

 
トモエソウ。
左がつぼみでこれだけみるとバラのつぼみのよう。
右は開花後。
この時期にしては華やかな花です。

ここも雨不足で全体が乾燥気味。
一雨来ると、あっという間にキノコが生えるのかしら。

もう一ヶ月もすると秋景色に変わるでしょう。

夏の終わりにー北大構内(8/25)

2007年08月27日 | 北大構内
8月中頃、テニスをしながらコート脇でビールに焼き肉・焼き魚で夏の一日を楽しみました。
コート脇になにやら花が咲いているのですが、誰も正しそうな名前を知りません。
そこで、先週末は北大構内を散歩しながら謎の花(というほど大げさなものではない)の同定を試みました。

 
この白い花と黄色い花のことです。
黄色い花は「カラスウリ」という人間もいましたが、「カラスウリ」は別物。
正しくは「オオスズメウリ」(=キバナカラスウリ)でした。つる性の植物です。
白い花もつる性で、金網フェンスにからみついています。
梅澤さんの本に所載のセンニンソウに似ていますが、葉の形が違います。
インターネットでセンニンソウ経由で、結局同属のボタンヅルではないかということに落ち着きました。
とても良い香りのする花です。

ボタンヅル

 
ホップ(カラハナソウ)やミズヒキもボタンヅルの近くで見つかります。

懸案解決ということでもう少しお散歩を。

これは多分エゾミソハギ。カモの沢山いる池の周りにすっと生えています。


キツリフネが「カモ池」の周りで見つかるとは知りませんでした。


「カモ池」のスイレンもそろそろ終わりのようです。

旧恵迪寮や楡影寮のあった昔の原始林も、周辺に建物が建ったせいか、台風のせいか、少雨のせいか
乾燥化が進んでいる感じがします。
ここで見つかるキツリフネも水不足のためか元気のない姿でした。

夏の終わりー西岡水源地(8/23)

2007年08月24日 | 野山
今年はホントに雨が少なく、暑い日が続きます。
晴耕雨読生活者は晴れが続くとどうしても屋外に出たくなります。
畑はありませんから残念ながら「耕」はできないので、テニスをするか野山に出かけることになります。
ということで「夏の終わり」シリーズになります。別にハインラインにあやかるわけではありませんが。
まずは7月の末にも出かけた西岡水源地から。
今回の訪問はツリフネソウにおめもじすることが主な目的です。

 
お目当てのツリフネソウを見つけました。
キツリフネをお姉さんとするならこちらは妹さん。

 
(左)エゾノカワヂシャ 径6mmのちっちゃなお花
(右)ミゾホオズキ 径10mmのラッパ状のお花

 
(左)ハッカ かつては北見がハッカの一大産地でしたが、今は合成品に追われてしまいました。
   それにしてもかわいらしい綺麗な花です。
(右)ミゾソバ つぼみの先端の薄紅色が何とも魅力的。


オオトラフトンボというのだそうです。

トンボといえば、子供時代(千葉)のシオカラトンボ、ムギワラトンボ、オニヤンマにクルマトンボ、アカトンボしか知りませんから、オオトラフトンボとルリイトトンボを知っただけでもたいした進歩です。
ところで、クルマトンボの本名はなんていうのでしょう? オニヤンマの雌かしら?
それにしてもこのオオトラフトンボの目の色はどうでしょう! 何色と表現してよいやら。


エゾトリカブト

これは盤渓市民の森の入り口で。
クマが出るぞ~~ に脅かされて市民の森には入りませんでした。
それにしても82号線からの入り口がわかりにくい。ようするに、妙福寺へはここから、という看板から入ればよいのだが。

暑い季節には暑くなくちゃ

2007年08月13日 | 野幌森林公園
暑いですね~~。
昨日は一番涼しかったのは沖縄でしたね。
札幌は34℃だったとか。
暑い時期には暑くなくちゃ、と思うものの暑いものは暑い。
千葉で育って、松山でエアコン無しの単身生活を経験していても、建物全体が暖まる札幌のマンション生活はまた格別。
昨日から消防車の出動回数が妙に多いなと思ったら、火災報知器の誤作動が頻発しているんだそうです。
断熱性に優れた北海道家屋に特有の現象とか。実際の火事でなくて良かったといえばそうなんですが、消防署の方、ご苦労様です。

夕日が綺麗に見えるのはいいけれど、そのぶん西日が・・。

ま、なにはともあれ、今日は夕焼けが綺麗。ということは、明日も晴れて暑い?


日中はどこにいても暑いので、木陰ならと、野幌に出かけましたが、原生林の中は気温こそ少し低いものの湿度が高~い!
のろのろと30分ほど散歩すると汗が噴き出してきてリタイア(根性無し!)。


キツリフネは今週あたりあっちこっちで満開になるでしょう。
 
(左)これはキツリフネの赤ちゃん。沢山見つかります。
(右)ミズヒキでしょうか、道ばたに沢山目につきます。

 
(左)ミミコウモリ。葉っぱがコウモリの羽根に似ているためだそうです。
(右)ヤブハギの種子。面白い形をしています。種子のはじっこの鈎毛で衣服や動物にくっついて運ばれるのだそうです。

ぶつぶつ

2007年08月12日 | よろず覚え書き
野山も少しずつ秋モードに移行しつつあるようです。
ハマナスも赤い実を付けています

@野幌運動公園

参院選では自民党(=安部総理)の惨敗。
北海道は8月に入って記録的な日照時間の短さ。でも、とっても蒸し暑い。
大通公園のビール園はもうおしまい。
高校野球が始まって、駒大2チームは初戦敗退。
暑いものの、北海道の夏はもうおしまいかしら?

自民党(=安部総理)の敗退は年金問題に対する不手際と閣僚の不祥事によるもののようだが、憲法の問題と教育については審判を受けていないなどと三百代言をいうのなら、衆院選で徹底的にたたかなければいけない。
と思うものの、民主党の立場が判然としない。どう見ても自民党の亜流。
いわゆる「無党派層」の受け皿がほしい。

民の竈はにぎわわなくなってきているのです。
安定した雇用をどうしたら現実化できるのでしょう。
被雇用者には適切な給与の分配を。

札幌では、8/1~10で日照時間は16.8時間(去年は87.1時間)、倶知安ではわずか 10.2時間。
西日本の梅雨時のようです。とっても蒸し暑い。従ってビールもおいしくない。
以前から「蝦夷梅雨」という気候はありましたが、今年の蒸し暑さはあまり経験がありません。
地球の回転軸が少し傾いているのかしら? まさか!

高校野球には望みはなくなりましたが、これからも日本ハムとコンサドーレを応援しましょう。



夏の西岡水源地

2007年08月03日 | 野山
7月末の小樽の大会は雨のお蔭で8ゲームマッチに変更。
3チームのリーグ戦でしたが、相手方の一組が棄権したので結果的には一勝一敗。
実は昨年も棄権が一組でき同成績。どうも小樽の試合に出ると相手方が棄権してくれるようです。
疫病神に成り下がったのでしょうか。
今季出場予定の公式戦はこれで全て完了。今後は来年度に備えましょう(な~んちゃって)。


思い立って、札幌市街地の南外れにある西岡水源地に出かけました。
前回はミズバショウが咲き始める頃でした(4/22 ブログ)。


学校も夏休みに入り、虫取り網を抱えた子供達の姿も多く見受けられました。
トンボがあちこち飛び回っています。
 
翅の両端の黒い模様がはっきりしているのでノシメトンボ?
光の加減で翅が虹色に光ります。

 
(左)アキアカネ:た~くさん飛んでいます。
(右)ヒガシカワトンボ(なのかな~~)
(西岡公園のHPで、生き物→昆虫→トンボ目のオオカワトンボをクリックするとヒガシカワトンボの写真が出てくる。???)


キンミズヒキ


タチギボウシ:群れていた中の一本

 
(左)クサレダマ:草連玉と書くそうです。臭れ玉ではないのですね。今が盛りです。
(右)ヒヨドリバナ(ヨツバヒヨドリ?)

 
(左)ヤブハギ:ゆらゆらゆれる細長~い茎に小さな可愛い花。短気な人には撮影不向き(自分のこと)。沢山見つかります。
(右)エゾスズラン:春のスズランに較べると地味ですね。

 
(左)キツリフネ:
(右)クサフジ:カラスノエンドウかと思ったけれど。

西岡公園のHPは四季の姿がわかりやすく良い。目にできる植物・動物・昆虫が紹介されていて助かります。
それにひきかえ、野幌森林公園のHPは役に立たない。公園内の散策ルートも今年のHP変更から俄然不親切。
公園内で何を見られるのかなんにもわからない。もっとも、「自然ふれあい交流館のHP」らしいが。
雨竜沼湿原のHPはお役所仕事でないせいか素晴らしい。岡本さんのお蔭?