コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

石狩はまなすの丘公園 - 5/29 -

2009年05月29日 | 野山
一年ぶりの石狩浜。
同じ石狩でも冬の間は時に吹雪をついて「サンビレッジいしかり」にテニスをしに出かけます。
海はやっぱり夏ですよね。でも北国の海水浴って焚き火しながらなんですよ。
かっこいいことを言っていますが実はこの時期はシャコ(蝦蛄)が旬なのです。
あわよくば手に入れようと出向いたわけです。
と こ ろ が・・・。
LLサイズのお目当ては3匹で750円! あっと驚くためごろ~~(古い!)で購入中止。即自然観察です。

 
ハマエンドウにアキグミ。
子供の頃甘みものは貴重だったので真っ赤なグミは良いおやつでした。アキグミの実は食べられるのかしら?


これはハマハタザオ。風が強いので少しぶれていますがご勘弁を。
根元に広がった葉がある他はす~と立った軸の先端に白い花。軸に沿って葉がつきます。

のどが真っ赤な鳥(ノゴマ?)が綺麗な声でさえずっていました。ヒバリの声も沢山聞こえます。浜は花より鳥見の方が適しているかも。
そうそう。ハマナスはまだ咲いていませんよ。

ライラックももう終わりに近く、かわってフジが盛りを迎えています。

これは西野河畔の住宅地に咲くフジの花。

三角山 - 5/27 -

2009年05月28日 | 三角山
手稲山の山頂にはまだくっきりと残雪が残っています。百松沢山の残雪はもうわずか。
これらが消えたら 夏 ってことにしましょう。

今日はテニスとテニスの間にちょろっと三角山を訪問してきました。
いつものお花はどうかなっていうわけで、フタリシズカの道を一人静かにです。

 
今日のお目当てのユキザサとオドリコソウ。もうおなじみになりました。

 
これもおなじみのルイヨウショウマとホウチャクソウ。もしかしたらオオアマドコロ?
ホウチャクソウ、オオアマドコロ、オオナルコユリと結構似ている連中が多いので自信を持てません。
ヒメイズイとワニグチソウも似ているんですが何とかわかります。


カイジンドウ。妙な名前ですね。梅澤さんの「新北海道の花」には甲斐神頭となっていますが、甲斐竜頭と書くのだという説明が多数派。
「カイリンドウ」が訛っての名という方が納得がいきます。誤植なんでしょうか?
オドリコソウと同じシソ科に属します。


ツリダマ。実の方がおなじみです。派手な実の割には花は地味~!

法的に可能 だって?!

2009年05月26日 | よろず覚え書き
北朝鮮が核実験をしました。愚行です。
麻生首相が ”先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力について「一定の枠組みを決めた上で、法理上は攻撃できるということは昭和30年代からの話だ」と述べた” そうですが、驚くべき発言です。
民主党もニュアンスこそ違え類似の行動を是とする一団がいるようです。
いつの間に憲法の読替をしたのでしょう。この一事だけでもどちらの党にも投票したくありません。
二大政党制なんて有権者の選択肢を狭めるだけではないでしょうか。世論調査も、どっちの支持率が云々とばかり言わないで、「無党派層」がこんなにいることを政治家はどう考えるかと問うて欲しいものです。


二者択一だけが選択ではないが・・・。

せみしぐれ - 5/25 -

2009年05月25日 | 中の沢口
天気はいいけれど風の強い一日。こういう日は森の中に潜り込むのが一番です。
どこにしようかとちょっと迷って、結局今年初めてお出かけした砥石山方面にしました。砥石山は小林峠から、中ノ沢・八垂別(はったりべつ)の滝から、それに砥石沢からと三つの入り口がありますが、前回(5/8)と同じく今回も中ノ沢口から入ることにしました。

登山口の八垂別の滝あたりは蝉の声がうるさいほど。エゾハルゼミの大合唱です。

松山にいた頃は窓の下の木で朝っぱらから ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ ジャワ!! と蝉(ハルゼミ?)の声がまあうるさいこと。それに比べればエゾハルゼミの声の可愛いこと! でも、家の周りで鳴かれたら同じかな。

ここから小さな沢にかかる小さな丸木橋を三つ四つ越して結構な傾斜の山道を登っていくと、小林峠への分岐(T4分岐)に着きます。ここから三角山(通称)と砥石山に行くはずでしたが、砥石山は展望がないし、三角山へは帰りの登り返しが鬱陶しいとめげて、T4で引き返しました(根性がないですね。でも前日テニスをトータル6セットもしてしまってお疲れではあるのです)。
今日は珍しく、一人にお先にどうぞと道を譲り、小林峠から来たと思われる男性二人組にはこんちわと声をかけることが出来ました。普段はあんまり人に会わないのですがね。

すっかり緑が濃くなりました。一枚一枚の葉が輝くようですが、写真ではうまく輝いてくれません。

登山道に多いのはクルマバソウ、エンレイソウとニリンソウ。後者二つはそろそろ終わり。

山路きて なにやらゆかし クルマバソウ

 
(左) 全部が翡翠色のニリンソウ。美人にムシはつきもの!
(右) 去年で味を占めたオオバタケシマラン。タコウィンナー健在!

 
(左) マイヅルソウも開花     (右) ルイヨウボタンもムシに好かれて

 
(左) クルマバツクバネソウの開花寸前の姿は少し不気味。そういえば葉の数も4,5,6,7,8枚と多様でした。
(右) 緑色の金平糖はヒメイチゲの実です。ヒメイチゲは3x3の葉の姿が好きです。

 

スミレは沢山。種類はややこしいので とに角 ス ミ レ。
他にはコウライテンナンショウ、ツクバネソウ、ホウチャクソウ、ズダヤクシュ、エゾレイジンソウ、アオチドリ、コンロンソウ。
歩いているうちのなにやらムシに食われたらしく、中指内側の付け根がすこーしはれ気味。ダニじゃないだろうな~。

あたためますか?

2009年05月22日 | よろず覚え書き
先週日曜日は加盟団体戦。リーグ戦は1勝1敗だったのでトーナメントには上がれませんでしたが現状維持は出来そうです。
月曜日は中島のコートで高齢者テニス大会の見物。昨年は出場したのですが今年は止め。言葉の響きがイヤで・・・。
火曜日はとんでもない強風。地吹雪ならぬ地嵐状態。北京の黄砂かくあらんと思われるひどい状態。気温と風速がほとんど同じ23℃、23m/秒!
水曜日と木曜日はあったか~い好天の中でのテニス。木曜日なんて今年一番の暑さでした。
今日は雨。ホントはおにぎり持ってお山にでもと予定していたのですが・・・。でも草木にとっては恵みの雨ですね。

おにぎりといえば。現役時代はまず食べることはなかったのですが、退役してアチコチ徘徊するようになるとコンビニでおにぎりと飲み物を買うことが多くなりました。
レジで支払いをするとき必ず「おにぎり、暖めますか?」と聞かれます。「いえ。そのままで」と答えることにしますが、おにぎりって温めて食べるものでしたっけ?北海道特有なのかな~って思っています。
おにぎりとおむすびって同じでしたっけ? 家によってあるいは地方によって呼び方が違うだけなんでしょうか。

東京生まれの千葉育ちで北海道に長く住み愛媛にも住んでいたので食の地域性(!)を結構感じることが出来ます。食い物のない時代だったとはいえ、味覚のベースは一応関東。でも横浜育ちの父と福井育ちの母、それに東北圏を勤務地とした祖父とで構成される一家でしたからお雑煮一つとっても三が日は日替わりで三種でした。
書店で目に留めて買い込んできた「天ぷらにソースをかけますか?」。そうだよな~ とか えっ、そんなとんでもない食べ物と食べ方を! と感心して読んでいます。我が家では大きな文化摩擦はないと思いますが、それでも「ぶたじるに入れる芋はジャガイモじゃなくてサトイモだよな~」。「いもたき」と「いもに」(宮城・岩手と愛媛県宇和島)の芋は同じかしら?


夕焼け 5/20, 18:53

お山の雪もそろそろ - 5/14 -

2009年05月15日 | 野幌森林公園
例年より一週間ほど早いライラックの開花だそうです。
紫や白の花が咲いています。
日本名は「はしどい」、英名で「ライラック」、仏名で「リラ」。「はしどい」はあまり使いませんね。
この花が咲く頃は急な冷えの日があります。「リラ冷え」です。手稲山の雪が消えるまでは風が冷たい!


百松沢山も手稲山も、麓の方から若草色がグンとのぼり、雪は山頂近くに残る程度になりました。

ソメイヨシノなどの一重のサクラは時期が終わりました。今は八重のヤマザクラが最後のがんばりです。
風が強いし、夜は飲み会があるので、それまでの間野幌森林公園におでかけです。
いつもとはちょっと違うルートにしました。
大沢口~エゾユスリハコース~志文別線分岐~大沢コース分岐~大沢口~瑞穂の池~大沢口。全部で7km、3時間。

 
オオバナノエンレイソウはた~くさん咲いています。ミヤマエンレイソウもところどころに。エンレイソウはほぼ終わり。
葉も萼も花弁も2枚しかないオオバナノエンレイソウがありました。

 
スミレのブーケ

 
ここでもミドリニリンソウを見つけました。そしてこの時期の定番ヒトリシズカ。

 
コハコベ(?)と開き初めのクルマバソウ

 
シーズン初めのコウライテンナンショウとホウノキの新芽

 
オオカメノキとツルシキミ

 
ミツバツチグリとクルマバツクバネソウ。後者はただ一株だけ。いっぱい出るのはもう少し先。

でんでん虫

土曜日は加盟団体戦でテニスの試合です。昨秋のがんばりで1ランク昇格したので今回も頑張らなくちゃ。
でも野幌で8時半試合開始というのは辛いな~。



うめしゅんさんに騙されたつもりで

2009年05月08日 | 中の沢口
もうずいぶん昔、ワンゲルで知床夏合宿があるので、大学1年の初夏、砥石山に出かけました。
先輩に連れられていったような気がします。
どんなルートで行ったのか記憶は定かではありませんが、兎に角盤渓あたりのお寺の脇が出発点だったような気がします。
合宿前にはもう一回自己体力テストということで、単独で空沼岳から札幌岳縦走を空沼小屋一泊で。
この時代は歩くのに精一杯で周りを眺める余裕なんてありませんでした。
今は眺めるのが第一義で歩くのは二の次です。

今回は うめしゅんさん がお好みだという中ノ沢からの砥石山方向に初めて出かけました。
砥石山はそもそも眺望がないので昔を懐かしむために行ってもな~と思っていたのです。
でも、中ノ沢から沢沿いだとお花を楽しめるということなのでまたまた「様子見」に出かけました。

JaJaさんの記事を参考に、小林峠を中間とする西野と真駒内・清田を結ぶ道道82号線から、老人福祉施設の脇を通る道に入って八垂別(ハッタリベツ)の滝を目指すのですが結構ウロウロしながらの目的地到着です。
ち~さな案内標識は車を運転しながらでは見落としがちですね。
札幌市の「自然歩道」は全部で8本あり、それぞれに入り口が複数あります。
車道から入り口までたどり着くには初めてだと結構苦労してしまいます。
到着さえできれば、自然歩道の案内は丁寧です。

このように!


八垂別の滝です。滝といってもちょっと傾斜のきつい川、といったところ。

 
そうなんです! 最大の目的はこの ミドリニリンソウ にお目にかかることでした。
写真ではアチコチでお目にかかるので、是非我が目でと目指したわけです。
お目にかかれて光栄です。

 
小さな川に沿った道はニリンソウとエンレイソウが両側にびっしりといってもいいほど。
(左)名残のエゾエンゴサクとエンレイソウのツーショット。
(右)これ全部がエンレイソウ
萼片が緑色のトイシノエンレイソウというのがあるのだそうですが今やお目にかかることは稀だそうです。

 
(左)サンカヨウはちょうど開花期のようです。花も実も綺麗です。
(右)シラネアオイはどうしていつも川の向こうの斜面でしか見つからないんだろうか?

 
(左)なんだかわからないのでとりあえず撮ってきたのですが、調べてみたらツルネコノメソウらしい。
4種のネコノメソウの残り一つ チシマネコノメソウ はどこにあるんでしょう?
(右)マイヅルソウの開花はもうちょっとお待ち下さい。


ヒトリシズカはいよいよ本番らしい。

入り口からお花を探しながらブラブラ歩きで登り1時間なのでT4分岐までは行っていません。
次回はもう少し上まで行ってみましょう。
それはそうと、途中で工事中の道路のような道と交差しましたがこれは何なんでしょう?

花は桜木?

2009年05月03日 | 野山
北海道の入学式の時期はまだ櫻が咲かない少し寂しい季節です。
でも小学校の新一年生はそんなことにはお構いなく元気いっぱいで出かけます。
お釈迦様の誕生日を祝う花祭りも勿論櫻は咲いていません。
新入生が一落ち着きする頃「一ヶ月よく頑張ったね!」と梅と桜が誉めてくれるのです。

いつもの発寒緑地に出かけ、ウメはどうかな? サクラはどうかな? と期待を込めて出かけました。
ウメは咲き始め、サクラも開き始めました。いよいよ本格的な春の開始です。
新しい学校、新しい勤め先に慣れた頃に連休が始まるなんてなんか変ですね。



こっちはウメ。


こっちはサクラ。エゾヤマザクラ。


こっちも勿論サクラ。チシマザクラ。


ヤナギの新芽とサクラは同時期に。
♪ぎ~んざのやなぎ♪の柳はシダレヤナギ(柳)ですが、これはネコヤナギなどの楊。ツバメが似合うのはやっぱり柳でしょう。

サクラはウメ、モモ、アンズと同じくバラ科に属しますが、なんと600種以上あるんだそうです。
どれがどれやらとっても憶えられるものではありません。
何とかわかるのはソメイヨシノ、ヤマザクラ、エゾヤマザクラ、チシマザクラ、ヒカンザクラ(カンヒザクラ)くらい。
それも咲いている場所を知っていればこそ。
シダレザクラやヤエザクラはその種類になるととてもとても・・・。
そういえば ランラン というパンダに因んだ名のサクラがあるんだそうです。まさか白黒模様じゃないでしょうね。

サクラ並木のようにまとまって咲いているのもいいんですが、山の中にポツポツと離ればなれに咲いている姿の方が好きです。

メーデーだけど

2009年05月01日 | 野山
今日は5月1日。以前は各地で大がかりなメーデーイベントがありましたが、いつの頃からの労使協調と55年体制の終焉を受けてすっかり大人しくなりました。
社会状況は「・・・飢えて死ね。」とは遠いとはいえ、老若男女を問わず先行きに安心感をもてません。
二次産業の発展とともに核家族化が進行し三代同居が減り、子育てにジジババが加われなくなり、子供のしつけが行き届かなくなる一方で老々介護を強いられる世の中になってしまいました。

明るい話題は札幌でもお花の時期になってきたことかな。
サクラは明日にして、今日は南区の有明地区まで足を伸ばしました。
南とはいえ咲いている花の種類はまだ多くはありません。


キタコブシの満開はこの辺ではもう数日かかりそうです。


おやまあ、ヒメイチゲが花を開いていました。(ふれあいの森の下の方で)


これはエンゴサクではありますが、葉がすごく細いので ホソバエンゴサク。あんまり見かけません。(有明の滝への途中で)

春爆発にはゴールデンウィーク明けを待ちましょう。
そして早く景気が回復して雇用と生活と医療が確保されますように。