コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

秋の北大構内 -その3-

2007年10月31日 | 北大構内
紅葉は見飽きたと思いますので、少しだけ10月28日の別の姿をご紹介。

 
大野池はカモだらけ、人だらけ!
池の面には紅葉が映って赤く見えます。「血の池地獄」ではありません。


オレは カモだ~!

 
オレだって カモですよ~~!
メスが居ないわけではありません。人間と違って写真写りが悪いもので・・・。


「原始林」の中に建つ「都ぞ弥生」の碑。

 
この碑は昭和32年に建立され、今年の9月、恵迪寮同窓会により改修されました。
碑面の文字は作詞者・横山芳介君のもの。
右の説明板は札幌市北区役所による。


寒くなってきたのでローンでジンギスカン(この頃は ジンパ というのだそうです)をやる姿もありませんが、
天気が良かったせいか、医歯学の研究棟前で一組だけ見かけました。いい匂い!

 
工学部テニスコート脇では名残の イヌホオズキ が咲いていました。
さすが、ナス科の植物です。花もナスの花と見分けがつかないくらい。
葉をひっくり返すと小指の先ほどの小さな黒紫色の実がついています。
ホオズキというよりミニ丸ナスみたい。

気温もどんどん下がっていきます。天気予報にユキダルマが現れるのも間もなくでしょう。
野山歩きもあまり楽しくない時期です。

秋の北大構内 -その2-

2007年10月30日 | 北大構内
10月28日の日曜日は天気も良しということで、北大構内の紅葉狩りです。
前の日はキャンパスの南側だったので、今回は工学部と理学部の間あたりです。
日曜日でもあって、沢山の方が散策しておられました。
今週末の11月3日は歩行者天国なんだそうです。
あんまり沢山来るので13条門を閉鎖し、銀杏並木に車が通らないようにするのだそうです。
北八条から北十八条までは北大が鎮座ましましているため、5丁目通りから西には抜けられず、
邪魔だと言われるのですが、春から秋までは良い散策場所ではあります。


それでは前回も含め、3回にわたってご紹介を。


 

大野池の周辺がもっとも紅葉の綺麗なところ。

 
十三条門からの銀杏並木は秋の観光スポット?
全部が黄金色になるにはもうちょっとです。

 
工学部前ではケヤキは落葉が進んでいますが、カエデは見頃。


中央道路を北から南方向を眺めるとニレの並木がず~~と続きます。

 
工学部の北端には通称「原始林」があります。これを抜けるとグランドになります。
「原始林」にはかつて恵迪寮他の寮がありましたが、今はグランドの北にハコモノの寮になっています。
「原始林」もすっかり小さくなってしまいましたが、それでも大学構内とは思えない風情です。



今週は雨がちです。雨が上がった頃には樹々は皆葉を落としてしまうのではないでしょうか。
さっと降って、からっと晴れた日の朝は本当に美しいのですが・・(10年に一度?)。

秋の北大構内 -その1-

2007年10月29日 | 北大構内
間もなくアウトドアテニスシーズンも終わりということで、先週の土曜日には「コートおさめ その1」を挙行。
すっきり晴れというわけにはいきませんでしたが、そこそこの気温で穏やかな一日でした。
ホタテに、ホッケに、サワラに、サンマ、ブリカマ、さらには焼き肉。ニシンの刺身もおつなもの。
冬ごもり前の秋の一日を楽しむことができました。


 
博物館の南のローンでは楡の木が葉を落としきる寸前の姿です。
足もとではかさかさと落ち葉の音がします。
左の写真のちょっと開けたところでテニス遊び+をしているのです。コート内の落ち葉を掃除するのも大変。

 
中央道路脇にはカエデが真っ赤に色づいています。
寮祭で街中に繰り出す寮生がクラーク像前で盛り上がっています。
街の中では「赤フン姿が見苦しい」と市民からクレームがついているのだそうです。時代は変わりました。

 
夏には白い花と甘い香りのボタンヅルは、ヒトデのような果実からヒトデの腕を落とし、小さな赤い実が見えてきました。


これは ツルウメモドキの実 です。


帰る頃には夕焼けを楽しむ時間になってしまいました。

11月3日には工学部で「コートおさめ その2」を予定していますが、天気が怪しいな~。

夕張へ紅葉狩り

2007年10月28日 | 野山
10月24日はは風もなく素晴らしい快晴、ということで暫時迷った末、テニス遊びを捨て、紅葉狩りにしました。
標高が高いと葉が落ちてしまっているだろうということで、
札幌~(高速)~岩見沢~万字~夕張~由仁~長沼~札幌、と一回り(約170km)。


では、ルートに沿って順次ご紹介。

 
岩見沢から美流渡の間はまだ低地で幌向川に沿いますが、遠くには雪をかぶった夕張山系が遠望されます。


刈り取りの終わった田圃の背景は黄色く色づいています。間もなく冬支度になります。

 
毛陽スパ前の樹々も黄金色。

 
北海道にも里山風の景色を見ることができます。振り返れば綺麗な紅葉の小山が。

 
万字の交通センター前では燃えるようなナナカマド。その実もルビー色(イクラ色?)に輝きます。

 
交通センターは大正13年に開設された旧万字鉄道の終着駅(万字炭山駅)だったようです。
万字炭鉱は昭和51年に閉山され、昭和60年に万字線は国鉄合理化で廃止されました。



万字炭山森林公園を過ぎると山道に入ります。
ここからの眺めはどこをとっても素晴らしい。

 

 
頂上より下の山道では素晴らしい紅葉ですが、上を眺めると峠付近は葉が落ちているようです。

 
でも、下を眺めると錦織のような光景を楽しむことができました。

夕張にはいるとオヤッと思うほど大きな建物や観覧車が目につきます。
でもご存知の通り閉じているところが多いようです。
素人目にもこれだけ「ハコモノ」が多いと維持・管理が大変だろうなと思えます。
あえて写真は掲載しません。


 
石勝線の夕張駅の一つ手前は鹿ノ谷駅です。追分を経て千歳につながっています。

 
鹿ノ谷駅から夕張方向へ向かう線路です。
駅舎の脇には ホソバウンラン がつつましく咲いていました。
海岸などで見られるウンランより葉が細く、花のしっぽにはツリフネソウの仲間達と同じく長い距が付いています。
天気がよい秋の日なので素敵な場所に見えますが、北海道ですから冬の暮らしは楽ではありません。

石炭博物館、石炭の歴史村、メロン城やシネマコレクションは夕張駅の少し先のいわば山あいにありますが、
メロン栽培は夕張から由仁に至る地域にあり、道路の両脇にはメロン栽培のハウス(温室)がそれこそ沢山あります。
この時期のハウスはフレームだけになっています。

皆さん、メロンをはじめ夕張をよろしく。

虹と紅葉

2007年10月21日 | 野山
札幌といえども氷雨と言うには早いのですが、気温が グンと 下がった、雨模様の週末でした。
冷たい雨と感じたのは読売巨人軍だったでしょうね。
日ハムファンとしてはGが上がってきた方がやり易かったのですが、アンチGとしてはちと複雑です。
接戦になると思うので、札幌ドームでシリーズ優勝を決めることになるでしょう。



手稲山も少しずつ色づきはじめました。快晴ではなかったのでクリアーな姿ではありませんが・・・。


近場の公園でも紅葉が進んでいますね。


朝、虹が出ていました。虹は 9/29 の記事にも載せましたが、この時期は朝の虹が出やすいのでしょうか。


西野ー小林峠ー真駒内の道々82号線の途中、盤渓から1キロほど山に入ったところには 妙福寺 というお寺がありますが、
モミジが綺麗でした。
天気が良ければ途中の山道からの眺めも素敵でしょう。

天気のよい日は モミジハンティング に出かけましょう。

あしもとは整備中

2007年10月19日 | よろず覚え書き
北海道日本ハムは優勝だ~~!

あとは日本シリーズ勝利を待ちましょう。
ヒルマン監督と高田ゼネラルマネージャーが退陣するので来期は大変です。
梨田新監督に変わって、Bクラスに転落しても少し我慢しましょう。
それにしても、クライマックスシリーズ(CS)のCSってコンサドーレ札幌をイメージしてしまいません?
ご当地の人だけかもしれませんが。

気温も下がり、空も暗鬱な雲に覆われがちです。
週末もパッとしないようです。
四国を懐かしく感じる時期です。

雲に覆われた手稲山を見ているとどうしても下の札幌北高の工事に目が向いてしまいます。
ここ何年も、ず~っと整備工事が続いています。今年は新校舎が完成し、旧校舎は取り壊されました。
グランドは埋蔵文化財調査で掘り返されたあと工事が始まります。
ということで現況を。


 
昨年は野球グランドの埋文調査でした。今年は基礎からグランドの再生工事が行われ、芝も張り終えました。
きっと来春から使用できるでしょう。


埋文調査は旧グランド部分で行われています。
復活するのは来春になりそうです。
手前の鉄骨で組まれた部分は屋内プールです。
夏場は屋根がビニールシートで覆われますが今は冬に備えて取り外されています。
雪があまり積もらない地方の人には不思議に見えるでしょうね。

 
取り壊された旧校舎の跡地には体育館が建つのだそうです。
校舎取り壊しは夏だったので騒々しかった!
基礎工事が終わり、今は鉄骨の組み上げが始まりました。見ていると面白いですよ(よっ、閑人!!)。

1981年、初めてヨーロッパに出かけ、イギリスのヨーク寺院を訪れたとき、改修工事が行われていたので、地下に潜ることができました。
最下部に近いところ(地上から2,30メートル下?)に「ローマ時代の遺構」という表示があり
えっ!こんな所にローマが?と驚いたことがあります。
無知だったのですね。
ヨークから北へ100キロの所には「ハドリアヌス防壁(120~130 AD頃)」が
さらにまた北へ100キロの所には「アントニヌス防壁」が築かれているのです。

北高敷地の埋文調査は深くても2メートル足らずのようです。

工事のためにずいぶん樹木が撤去されました。再度植樹されるのでしょうか。
緑豊かな学園は心に優しいと思うのですが。

野幌は秋の入り口

2007年10月15日 | 野幌森林公園
今朝(10/15)は手稲山の山頂付近に白いものが見えました。初冠雪のようです。
今年はもう一回行こうと思っていた雨竜沼湿原も10月10日で閉鎖してしまいました。

貴重な秋晴れのようなので、どこに行こうか少し迷った末
結局は定番の野幌森林公園(誰かの言葉によれば「裏庭」の)を観察にすることにしました。
新聞によれば、小樽天狗山のソバの花が綺麗とのことで、ついでに塩谷円山という方向もあったのですが。


ブラブラと歩いていると意外に鳥の声や姿が豊かなことに気がつきます。
タカタカタカっ、トコトコトコっというキツツキ(アカゲラ)のドラミングが沢山。
姿も見えるのですが、いつものデジカメ持参なので撮影はできません。
ユックリゆっくり歩いていると突然足もとに鳥の姿が。
ゴジュウカラはあまり警戒心がないようですね。
公園の中で一番目につくのはコウライテンナンショウの赤い実です。
こいつはサトイモの仲間で塊茎で増えるらしいのですが、何で、こんなえげつない赤い実を付けるのでしょうね。
サトイモで突然思い出しましたが、豚汁の芋はサトイモにすべきかジャガイモにすべきかなかなかカミさんと意見の一致を見ません。
こっちが関東もので、あっちが道産子のせいだろうと思います。
伊予にはイモタキというものがありますが、東北(宮城?)には芋煮があります。どっちもサトイモを使います。
イモタキは伊達藩由来ではないでしょうか。宇和島は伊達政宗の長男が送り込まれたところなので。
ジャガイモ派は北海道だけかしら。
豚汁は「ぶたじる」だと思うのですが近頃は「とんじる」の方が一般的のよう。重箱読みだと思うのですが、どんなもんでしょう。

ま、あっという間に「秋深し・・」になってしまう直前の姿を少しご紹介。

ヨツバヒヨドリ?


フォリイアザミ?

 
(左)ミミコウモリの種子。あちらこちらに沢山目につきます。
(右)なんの実でしょう? 綺麗なルビー色です。

 
(左)サラシナショウマの実
(右)フユノハナワラビ


林の中は紅葉は進んでいませんが、ところどころで木漏れ陽に浮き上がって見えます。

 
こちらは発寒川の遊歩道脇。サクラは他に先駆けて紅葉しています。日当たりの良い部分ほど綺麗な赤に染まります。


日が落ちて、ふと空を見上げると三日月がかかっています。手持ちでの撮影なのでお月様が少し太り気味になってしまいました。

大阪に行ってきました

2007年10月15日 | 
久しぶりに北海道を離れ、先週末に一泊二日で大阪に出かけました。プチお仕事です。

関空に着いたらあったか~~い!
やはり札幌と較べると10℃近く気温が高いのですね。
土曜日の9時から2時間半ほど、立ちっぱなしでお話をしたので体が硬直してしまいました。
退職後、1年半ほどこんなことをしていなかったので、今日に至るまでまだ腰がだるい。
野山の散歩やテニス遊びよりもつかれるものです。
前日ははしりのフグ料理をご馳走になりましたが、確かにまだちょっと早いかな。

宿のエレベーターに乗ったら、どんっと見たような人物が乗り込んできました。
あ~ららら! 中尾彬さんではありませんか!
同じ階で下りていきましたよ。
ねじねじを着用していたかは、確認がはばかられました。後ろから前をのぞき込むなんて失礼ですものね。
でも、せめて後ろ姿くらいをデジカメに収めておけば良かったと、ちょっと残念。

何もお見せするものがないので、せめて宿のお部屋からの夜景と朝の景色を。

 

今年はタイガースの御堂筋パレードは見られなくなってしまいました。残念!

珈琲館と小熊桿

2007年10月09日 | よろず覚え書き
今は博物館になっている北大の旧理学部の建物の中の教授室の一つに
堀内寿郎(ほりうち・じゅろう)先生とともに小熊桿(おぐま・まもる)先生の肖像写真がかかっていました。
小熊先生は昭和5年の理学部創立に際し、動物学科教授として着任し
堀内先生が化学科教授として着任されるまでの一時期、物理化学講座を兼担されていたと聞いています。
理学部長や低温科学研究所長を歴任されました。
この小熊先生のお宅として、田上義也氏が設計された邸宅が現在も保存されていると聞き、でかけてきました。
現在は珈琲館として札幌市水道記念館の近くに再生しています。
モカマタリを賞味してきました。
あたしが札幌に来た頃は、木造洋館作りの建物があちこちに見られましたが、今はすっかり少なくなってしまいました。
今や貴重な文化財ですね。


内部の写真は遠慮して撮りませんでしたので、せめて外観だけでも。

東向きの正面玄関。
珈琲館は営業中なので看板がうるさいのはご容赦。

 
(左)南側に向いている側面。大きく窓が開いているところは応接間であったらしい。
(右)北東側の側面。二階はアトリエだったとか。
きっと立派な庭もあったのでしょうね。
屋根は建設当時は柾葺きでアスファルト塗り込みだったそうです。
大通り西26丁目に伯父の家がありましたが、ここと雰囲気が似ていて懐かしく思いました。

 
(左)建物の南西側の紅葉(こうよう)が綺麗でしたが、曇りだったので写真写りは良くありません。
(右)朝晩の気温が下がってきたので、ナナカマドも大分赤くなっていました。


でも、アップにしてもまだオレンジ色ですね。


ついでに、幌見峠でみかけたヤマブドウ(?)

1952年1月に発生した「白鳥事件」を知っている人も少なくなったことでしょう。
白鳥警部を射殺するにあたり、拳銃の試射を行ったとされるのがここ幌見峠です。
今は簡単に車で通り抜けられ、峠には札幌の夜景を楽しむスポットがありますが、往事は市内からとても遠い場所だったと思います。

今回はミニ歴史散歩でした。

秋は 実り

2007年10月08日 | 野山
10/6の加盟団体戦でアウトドアの公式戦は全て終わりです。
つくづく試合に勝てなくなったなーと反省しきりの今シーズンでした。
99%の汗に1%の才能。
麒麟も老いては駑馬。
無事これ名馬。
昔の人はいい言葉を残しています。

少し高い山は紅葉の盛りのようです。
でもまずは近場の秋を訪ねましょう。


 
オンコ(イチイ、櫟)はあま~いイクラ。札幌では庭木としてあちらこちらで植えられています。
春に可愛い花を付けた マメリンゴ(5/22ブログ参照) はこんな赤い実を結びます。
このままでは食べられませんが、塩漬けで食べたり、果実酒にしたりするのだそうです。

 
こちらは春に右のようなお花を付ける ヤマボウシ。街路樹として植えられています。
写真の花は何故か今の時期に咲いていた花です。
秋の実りは、少しイボのある赤い果実です。甘く、食べられるのだそうです(試食してはいません)。


マユミ。春、花には気がつきませんでした。
びっしりと実が付いていました。

 
果実が四つに割れると、中から種が顔を出します。
ムシのごちそうになるのか、カメムシの仲間(ヘリカメムシの仲間?)と思われるヤツが一匹くっついています。

 
これは オオイタドリの実。カエデの実に似ている。
来年沢山芽が出るのかしら。でも生存競争は厳しい。