コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

飛行機雲は天候悪化のしるし

2008年11月30日 | よろず覚え書き
今日は朝から荒れ模様。みぞれのような湿っぽい雪です。そういえば昨日の午前中は好天気ではあるものの、次ら次へと飛行機雲が出ていました。


気流は穏やかなものの、空気中に水分が多いのですね。
ベランダから見る飛行機雲はせっせと南から北にひかれていました。ということはヨーロッパに向かう国際便なのでしょう。
高度は一万メートルほどなので、普段は気が付きません。

1981年にヨーロッパに行くときは、アンカレッジ経由~北極海~目的地でしたが、その後はモスクワ給油で到着地へ。
今はノンストップでシベリア上空を経てヨーロッパ各地に向かいます。
夜間であれば石油基地やガス田のスタックガスの炎がぽつんぽつんと見えます。
モスクワ空港ではおみやげ屋にほとんどモノがなかったのはソ連崩壊に向かう時期だったせいでしょうか。
飛行機の窓から見た北極海やグリーンランド、シベリア上空で窓の下に見えた飛行機雲や利尻・礼文は忘れられない光景です。

今週はテニス遊びの多い週です。
24日(月、祭日)は午前の部と午後の部を一回ずつ学校開放で、水曜日は昼時に2時間、木曜日は午後に4時間。
そして今日は朝から2時間半の学校開放。
冬場の朝9時からのテニスはきつい。

雪がしっかり積もるまでは森のお散歩は休止です。だから11月は好きではないのです。

四国は ずり ずり ずり!

2008年11月28日 | よろず覚え書き
松山に住んでいた頃、気候はともかく四国はどうも本州とは違う(いや地層的になんですが)感がありました。
高校では物理、化学、生物を選択し、地学は取らなかったので何の根拠もない感覚的なものなんです。

当時、学会に合わせて後輩が来たので大歩危まで遊びに行きました。「ラピス大歩危」という石や地質の博物館のようなものがあったので見学しました。なかでも勉強になったのが、四国の成り立ちを説明したビデオでした。もうおぼろげな記憶しかなく、四国は赤道付近からドンブラコと流れて(!)今の日本列島にくっついたということに「えっ、ほんと?」。その後ず~っと気になっていました。
NHK・高校講座の 地学 を眺めていたらやっていましたね~。ホントだったのですね。
あらためて調べたらここに引用できる資料がありました。おおもとは「日本列島の誕生」、平朝彦 著、岩波新書だそうです。
乱暴に言えば、一億三千年ほど前から、現在の本州骨格に南の方から北東方向に ずり ずり ずり と 日本列島の南東部(北海道西部、東北、紀伊半島、四国、九州中部)の原料がずりあがり、7000万年前頃に本州骨格と合体し、その名残が中央構造線なんだそうです。従って、四国の中央構造線の南側は本州骨格より新しく列島に組み込まれたことになります。なお、四国は南に行くほど地層的には新しく浮き上がったわけです。


ここから転載。

北海道は、北海道西部に現在の太平洋プレートの乗っていた北海道中部がくっつき、その後北米プレート上の道東部がくっついて出来上がったんだそうです。
日本列島の成り立ちをもう少し学んでみようと思います。


今日の夕焼けは 4:05 の撮影。

落ち葉に霜 - 11/11 宮城沢川入り口 -

2008年11月11日 | 宮城沢入り口
”11月11日” と 1がぞろ目 の日なので何かの記念日かなと思い、ちょっとググッたら。
世界平和記念日:第一次世界大戦終結の調印を記念して。
配線器具の日(コンセントの差し込み口から)、電池の日(+ ーから)、ピーナッツの日(殻の中に双子の実がある)、サッカーの日(11人と11人)。
下駄の日、もやしの日、鮭の日(つくりが十一十一だから)、煙突の日 なんてのもある。
ポッキー&プリッツの日なんてのもあって、メーカーが1999(平成11)年に決めたんだそうです。笑っちゃいました。
生産をやめたらどうなるんでしょうね。

それはともかく、今日は久しぶりのとっても良い天気。空には雲一つ無い。でも気温は低め。朝は氷点下だったとか。
コンクリートの箱の中にいるのはもったいないので、琴似発寒川の上流(といっても平和霊園の先、宮城沢川入り口)とその下流へ。

  
平和霊園の先の車止め付近はもう午後だというのに草や落ち葉にびっしり霜が付いていました。

太平洋戦争中は終戦までの間飯田に疎開し、母に連れられて山あいに行くことがありました。
山道の土手に朝日が差すとサラサラッという音がします。霜柱が崩れる音です。幼い頃の不思議な記憶です。
恥ずかしながら札幌で霜を見るのは初めてです。霜の期間が短いのか、通学・通勤で心の余裕がなかったのか。


日陰の水たまりはまだ凍っています。足もとでは濡れ落ち葉の裏にかすかに氷の気配を感じます。

 
でも、少し下流の緑地公園の日だまりには何故かタンポポが咲いていました。ふわふわのタンポポ坊主も生き残っています。

 
エゾヤマザクラは名残の紅葉。こっちの真っ赤な実は見たことがあるが何の実だっけ。


夕焼けではあるものの、赤光(遠いオーロラ)ならもっと感激するところ。



初雪だ~!

2008年11月05日 | 野山
昨日11/4の朝は一時横なぐりの雪でした。札幌の初雪なんだそうです。
初雪の定義はあるんでしょうが、北海道では、平地に雪がせめて午前中は残らないと初の雪だな~という気がしません。
地面には積もりませんでしたが、ベランダから見える山々は中腹まで雪模様。
肉眼では見えるんですが霞んでいて写真にはなりません。

今朝はそれなりに晴れたのでカメラに記録できました。

正面は百松沢山です。
藻岩山(左にはずれているので見えない)、バンケイスキー場、百松沢山~手稲山はず~っと白くなっていました。
円山や三角山はさすがに白くは見えません。
雪が積もると樹木に覆われていない裸地やクマザサの場所が白くなってよくわかります。
白く見えないところも樹々が葉を落としているので地肌が見えることでしょう。

白髪頭も髪が薄くなって髪飾りも挿せない、と嘆いた中国の詩人がいましたね。

アメリカの大統領選も決着がつきました。オバマさんもこれからが大変。若く、体力・気力は充分とはいえ、内外に難問山積。
ケネディーのようにアメリカ国民に夢を持たせていますが、期待通りに進まないと反動が恐い。
暗殺にも気をつけないといけません。
それにしても対抗馬のマケインは名前が悪かった。
マケイヌ なんちゃって、日本人にしかわからないおやじギャグ。

秋晴れ! - 11/1 北大構内 -

2008年11月01日 | 北大構内
出雲からカミ様が戻ってきたせいか、はたまた万聖節の悪しき者どもが古巣に戻ったせいか、今日は素晴らしい晴天です。
テニスの合間にちょっと構内を散歩。

 
今日の構内は人、ひと、ヒト。秋が深まって数を増やした大野池のカモの数より絶対に多い。

どうしてかっていうと、
 
なにせ、ホントに久~~しぶりの、すっきり晴れた青空に紅葉なんですからたまりませんよね。
左はイチョウ並木(70本あります)、右は博物館(旧理学部)前のカエデ。
イチョウ並木は人であふれていて仕事の車も通行に大変なんです。観光の人も少し気を使ってくれるといいんですが。


シラカバを後ろに従えた大きなナナカマド。


紅葉したツタの絡まるエルム。樹勢が弱ってきたのでしょうか。

今日はコート納めの日でもあったので、コートの中から紅葉を愛でることができました。
昨夜の雨でコート状態は良いものではありませんでしたがそこそこに楽しめ、恒例のニシンにホッケにイカ焼きで盛り上がりました。

Google をブラウザにしているのですが、何かの記念日にはタイトルの絵に趣向が凝らされます。
北京オリンピックの間は何故か十二支(?)が、昨日はハロウィーン、今日は源氏物語千年紀。
原爆記念日や終戦記念日はなにもありませんでした。