フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

毛虫に寄生するコマユバチの繭

2021-08-28 16:21:45 | Insects/spiders
遊歩道沿いに大量の繭を付けた毛虫がいた。
毛虫はまだ生きていて、カメラを近づけると、反応して体をくねらせた。

繭の中にはコマユバチの蛹が入っている。
コマユバチは、コマユバチ科に属するハチの総称。
日本では300種以上確認されていて、その全てが他の昆虫に寄生する寄生蜂である。
コマユバチは、スズメガなどの害虫に寄生して退治するので、農業に役立つこともあるという。
しかし、害虫を駆除してくれるからといって、畑にこんなのがいたら嫌だ。
駐車場にいたオオゾウムシ
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キイロモモブトハバチ幼虫

2021-08-16 13:40:13 | Insects/spiders
枯れた笹の先端に鮮やかな黄色の丸まった芋虫がいた。大雨で樹上から落ちてきたのだろう。
キイロモモブトハバチの幼虫らしい。ハンノキ類の木の葉を食べるという。

ハチの幼虫にしてはずいぶん大きい。
一般的なハチの幼虫は巣の中で育てられるが、ハバチの仲間は巣を作らず、幼虫は自ら餌を探して食べるらしい。
見た目も行動も蛾や蝶の幼虫のようだ。

長野県などでは、クロスズメバチ(通称地蜂)などの蜂の幼虫を食用にし、とても美味い。
しかし、この幼虫は・・・食べたくないな。
オオツマキヘリカメムシ
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ルリボシカミキリ&クヌギ林の昆虫たち

2021-07-25 17:34:07 | Insects/spiders
4連休は人出が多く、観光地はかなり混雑していた。
渓谷などにはマスクをしない人々が大勢いたので、行楽客を避け、クヌギの多い林へ行ってみると、たくさんの昆虫に出会えた。
ルリボシカミキリ
鮮やかなルリ色が森の中で輝いていた。
ミヤマクワガタとオオムラサキ
スジクワガタ
オオムラサキとカナブン
スミナガシ
ナナフシモドキ
小さな赤いアブラムシのようなものが大量に付いていた。

エダナナフシ

2021-07-17 15:37:47 | Insects/spiders
山の中で暮らしていると、網戸の隙間などから小さい虫が家の中に侵入してくるのが悩みの種。
侵入してきた虫を見つけたら、つぶさないようにガムテープに付けて丸めて捨ててしまう。

今朝は、驚いたことに、私の部屋の中にエダナナフシがいた。
どこから侵入してきたのやら。
触角が前足よりも長いのが特徴。
木の枝に擬態するので、自然の中では見つけにくいが、私の部屋の中では目立ち過ぎる。
最近、アロワナそっくりの水中ドローンを中国企業が開発してニュースになっていた。
いずれ昆虫そっくりのロボット(盗撮機?)も開発されるんじゃないかな。
エダナナフシがロボットでないことを確認して屋外追放した。