フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

ブドウフウセンホコリ(Badhamia utricularis)と変形菌

2024-11-04 16:38:00 | Mushrooms
エノキタケに密着して形成されたブドウフウセンホコリの未熟子実体(立ち枯れたヤナギの木に発生)
エノキタケを食べて増殖したと思われる。
細い紐のような柄が特徴
ブドウフウセンホコリの子実体の形成初期
成熟して青くなった子実体が傾いた枯木から垂れ下がっている。
先週末に黄色だった子実体は青くなっていた。
ムラサキアミホコリ
一ヵ所にたくさん発生していたが、状態の悪い子実体が多かった。
ブレフェルトホコリ?の未熟子実体
5日後に同じものを撮影
黄色いキララホコリの未熟子実体が6個
子嚢壁がゼラチン質のメダマホコリの子実体が7個(白い未熟な子嚢がひとつだけあり、他は黒い)
キララホコリとメダマホコリは仲良しで、同居していることが多い。
鮮やかな朱色のマメホコリ
パンフウセンホコリ? 立ち枯れた木の凹んだ場所に発生
ケホコリの仲間 変形菌は朽ち木の凹みでよく見られる。

モエギタケ

2024-11-03 20:16:09 | Mushrooms
青緑色の美しいモエギタケ
モエギタケ科の代表種だが、発生頻度は高くない。
全く見られない年もあるが、今年は比較的豊作。
すぐに退色してしまい、同定に迷うことがある。
立ち枯れた広葉樹から発生したチャナメツムタケ(雨で鱗片が落ちている)。
チャナメツムタケは大豊作。
ナラタケも豊作
キヌメリガサ
ニガクリタケ
フタマタケカビ(Syzygites megalocarpus)
様々なきのこに発生する。
拡大してみると、プラスチックで作った分子模型みたい。
柄が繰り返し二又に分岐するのが名前の由来らしい。
今年の紅葉は色づきが悪いが、秋の森を歩くのは気持ちがよい。

エノキタケ

2024-10-26 17:19:13 | Mushrooms
ヤナギの倒木に発生したエノキタケ

ベニテングタケ
テングタケ?
今年の紅葉は色づきが悪いまま落葉が進んでいる。
ブナシメジ
シロカノシタ
フチドリツエタケ
チャナメツムタケ
シロナメツムタケ
ヌメリスギタケモドキ

ヤマブシタケ

2024-10-19 16:51:44 | Mushrooms
秋が深まり、明日の夜には氷点下まで冷え込む予報。
きのこの発生状況は比較的良い。
左に突き出た房は10cm以上ある大きめのヤマブシタケ
右側は複数の房が連結した超特大のヤマブシタケ
房がいくつも連結したヤマブシタケ

エノキタケ
チャナメツムタケはたくさん発生していた。
美味しそう。
フチドリツエタケ
クリタケ
ツバアブラシメジ
スギタケモドキ
タマゴタケ
ナラタケは豊作
オニナラタケ
カヤタケ
カラカサタケ
アシグロタケの仲間
ウスキブナノミタケ
キララタケ
チシオタケ
モエギタケ
ネクトリア キンナバリナ(Nectria cinnabarina)
ニクザキン目ネクトリア属(アカツブタケ属)のきのこ。
個々の子嚢は0.5mm以下と非常に小さい。

ナラタケ

2024-10-12 17:16:03 | Mushrooms
大きな倒木から大量のナラタケが発生していた。
ナラタケは、食べすぎると腹痛や下痢を起こすことがあるとされる。
クリタケ
ムササビタケ
チャナメツムタケは少しだけ発生していた
ヌメリスギタケモドキ
ウラジロモミの大木から発生したサンゴハリタケモドキ
キホウキタケ
オオツガタケ
タケハリカビの生えたチシオタケ
キララタケ
ヒトヨタケの仲間(コキララタケ?)
ノボリリュウタケ
列をなすホテイシメジ
ムラサキゴムタケ?

アカヤマタケ

2024-10-06 16:00:36 | Mushrooms
鮮やかな赤橙色のアカヤマタケ
アオイヌシメジは、秋の初めに短期間だけ発生する年が多いが、今年は1ヵ月も発生が続いている。
残暑が何度もぶりかえし、秋の初めを繰り返しているかのよう。
ムキタケ幼菌
クリタケ?
クロチチタケ
ホウキタケの仲間
サンゴハリタケ
トビイロノボリリュウタケ
ヒトヨタケの仲間
クロカワ老菌

マイタケ

2024-09-28 17:34:48 | Mushrooms
今週はほとんど雨が降らず、きのこは森から姿を消しつつある。
ようやく適温になってきたのに、来週も雨は降らない予報であり、今年も残念なきのこシーズンになりそう。
八ヶ岳にはミズナラの大木は多いものの、マイタケはほとんどみられない。
今日は4年ぶりにマイタケに遭遇した。森の恵みに感謝。
発生場所は2ヵ所あり、合計4株のマイタケがあった。
毎年歩いている森であり、ここでマイタケを見たことはなかったのだが。
来年以降も出てくれるといいな。
アカヤマタケ
ヤマブシタケ

アオイヌシメジ 柄が2本見える。ツインタワー
オニイグチ
ガーネットオチバタケ
不明

ベニチャワンタケモドキ

2024-09-21 17:22:22 | Mushrooms
ベニチャワンタケモドキ
ガーネットオチバタケは豊作で、次々と発生している。
キイロイグチ
キノボリイグチ
ミヤマタマゴタケ?
ムラサキアブラシメジモドキ
チチタケ
クリノシロコナカブリは大発生中で、ヤマグリの落葉、花穂、イガから発生していた。
ムラサキゴムタケ
アイコウヤクタケ
傘が6-7mm程度の不明きのこ
ヤマグリは大豊作。実は大きく味もよい。
森の中に大粒の栗の実がごろごろ落ちていて、ついつい拾ってしまう。
今年は雨が多く、日照時間も少なくなく、気温が高かったのが好条件だったようだ。

全国でクマの出没がニュースになっている。
山に広葉樹を植えてクマの餌を増やせばよいと、専門家がテレビで言っていた。
広葉樹を植樹するのは良いことだが(生物多様性の維持のため)、クマ対策としてそれで良いのだろうか?
近年の気候変動により、木の実が極端に不作の年と豊作の年があるのが大きな問題なのだ。
栗やドングリやブナの実などのクマの餌が増えたとして、豊作が続けば個体数が増え、不作の年に大挙して人里に降りてきかねないと思うのだ。

コンイロイッポンシメジ

2024-09-14 16:58:37 | Mushrooms
厳しい残暑が続いているが、木の葉がわずかに色付き始め、ヤマグリが実を落とし始めた。
気温が高いものの雨がしっかり降っていて、きのこの発生状況は比較的良い。
コンイロイッポンシメジ 初めて見るきのこ。
アオイヌシメジ
サクラシメジは豊作
バター炒めや天ぷらにすると美味い。
アイシメジ
ムラサキフウセンタケ
ガーネットオチバタケ
ヤマブシタケ 針の短い幼菌
ナラタケはたくさん発生していた。

オニナラタケ
ムラサキホウキタケ
ハナヤスリタケ 左に小さなタンポタケ(ミヤマタンポタケ?)が写っている。
ツチダンゴ類に寄生する菌生菌
とても地味なので、近くにタンポタケがなければ気付かなかっただろう。
タンポタケ 頭部が小さいので(直径6mm程度)ミヤマタンポタケかもしれない。
ツチダンゴ類に寄生する菌生菌
ハナヤスリタケのすぐ近くに2本発生していた。
ハナイグチ 
ウツロベニハナイグチ カラマツの幹から発生・・・キノボリウツロベニハナイグチだね。
カラマツベニハナイグチとよく似ているが、柄が中空だったので、本種と思われる。
キノボリイグチ
アミハナイグチ
シロヌメリイグチ
ヌメリツバタケ
ショウゲンジ
ヌメリササタケ
テングタケ
タマゴタケ
タマゴタケモドキ
サクラタケ
ミヤマオチバタケ 左のきのこは不明

サクラシメジ

2024-09-07 17:13:31 | Mushrooms
サクラシメジは、毎年9月になると発生する美味しいきのこ
ガーネットオチバタケ
ムラサキフウセンタケ
イッポンシメジの仲間?(微細な鱗片が目立つ、傘は1cmあまり)
タマゴタケ
ウスヒラタケ

マスタケ
アカマツの幹(根元)から発生したキイロイグチ
ハンノキイグチ
チチタケ
カラカサタケ
ヤマグリのイガから発生したクリノシロコナカブリ
このきのこは、しばしばヤマグリの花穂から発生する。ハンノキ類の果穂からも発生する。
ミヤマオチバタケ
ホウキタケの仲間
ザラエノハラタケ
ワタカラカサタケ
アラゲキクラゲ
オオゴムタケ
ヒイロハリタケ