フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

マイタケ

2024-09-28 17:34:48 | Mushrooms
今週はほとんど雨が降らず、きのこは森から姿を消しつつある。
ようやく適温になってきたのに、来週も雨は降らない予報であり、今年も残念なきのこシーズンになりそう。
八ヶ岳にはミズナラの大木は多いものの、マイタケはほとんどみられない。
今日は4年ぶりにマイタケに遭遇した。森の恵みに感謝。
発生場所は2ヵ所あり、合計4株のマイタケがあった。
毎年歩いている森であり、ここでマイタケを見たことはなかったのだが。
来年以降も出てくれるといいな。
アカヤマタケ
ヤマブシタケ

アオイヌシメジ 柄が2本見える。ツインタワー
オニイグチ
ガーネットオチバタケ
不明

タマジクホコリ(Diachea bulbillosa)と変形菌

2024-09-28 17:28:07 | Slime molds
子嚢が虹色に輝くタマジクホコリ
子嚢壁が剥がれ始めていて、暗褐色の胞子塊が見えている。
モミジの落ち葉にびっしりと発生していた。
不明変形菌 目や口や耳のある子いる?
ホネホコリ
ワガタホネホコリ?
アワホネホコリ?
フクロホコリの仲間?(落ち葉から発生)
同じ菌?(落枝から発生)
イオウモジホコリ?(落枝から発生) 今月繰り返し遭遇しているやつ
ササの葉からも発生
ヘビヌカホコリとケホコリの仲間
ケホコリの仲間? 白いのが未熟子実体、成熟すると茶色くなると思われる。
ムラサキホコリの仲間
ツノホコリ
先週末に見たのと同じ変形菌 黄色から黄緑色に変わりつつある子実体が混ざっている。
何かの卵っぽい

とぐろを巻いた黒い蛇

2024-09-28 17:24:56 | Animals
遊歩道の上でとぐろを巻いた黒い蛇がいた。
丸まった状態で5cm程度とかなり小さい。こんなところにいたら踏まれてしまうよ。
この付近で良く見られる蛇は、アオダイショウ、ジムグリ、ヤマカガシにシマヘビ。
黒化型はシマヘビで出現頻度が高いというが、黒いと見分けるのが難しい。
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緑色のモジホコリと変形菌

2024-09-23 16:19:07 | Slime molds
落枝から発生した緑色のモジホコリ
落ち葉からも発生
柄は白~淡黄色、太く短い。図鑑には載っていないし、画像検索するとウリの仲間ばかり出てくる。
名前がないなら、スイカモジホコリにしたらどうだろう。
落ち葉から発生したコシロジクキモジホコリ
ヤマグリの花穂からも発生
シロジクモジホコリ
シロジクモジホコリとツヤエリホコリ
イオウモジホコリ? 今月はこの変形菌がよく出没している。
ダイダイモジホコリ?
不明変形菌
マメホコリの仲間
不明変形菌
同じ菌。子嚢壁が割れているもの
不明変形菌
不明変形菌 上と同じ菌?
同じものを4日後に撮影 色が変化したが種は不明
不明
不明
落ち葉に付いていた全長2mm程度の小さなゴマガイ科の巻貝(同じ葉に3個体付いていた)。
変形菌を探していると見つかるやつ。

ウスムラサキイラガ幼虫(有毒)

2024-09-23 16:15:07 | Insects/spiders
鮮やかな黄緑色が美しいウスムラサキイラガ幼虫(体長は2cm弱)
イラガ科の幼虫は一般的に毒棘を持ち、触れると激痛が走るらしい。
ガードレールの裏側にアシナガバチが密集していた。中心には巣があるようだ。
模様からキアシナガバチと思われる。
もう巣作りの時期ではないはずだが、何をしているのだろう。
エゾハルゼミの抜け殻軍団
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ダイダイホネホコリ(子実体/変形体)と変形菌

2024-09-21 17:30:41 | Slime molds
ダイダイホネホコリの未熟子実体
成熟すると子嚢壁が裂けて暗褐色の胞子塊が現れる。
朽ち木に広がったダイダイホネホコリの変形体
ヘビヌカホコリ
ヘビヌカホコリと不明きのこ
ヘビヌカホコリとホソエノヌカホコリ?
ホソエノヌカホコリの成熟子実体
赤色の鮮やかなウツボホコリの未熟~成熟子実体
モモイロウツボホコリ
真っ白なシロウツボホコリ
灰色のシロウツボホコリ
黒いコが混ざっている。カビてる?
ジクホコリ 子嚢壁が半分以上剥がれて軸柱が見えている
サビムラサキホコリ

ベニチャワンタケモドキ

2024-09-21 17:22:22 | Mushrooms
ベニチャワンタケモドキ
ガーネットオチバタケは豊作で、次々と発生している。
キイロイグチ
キノボリイグチ
ミヤマタマゴタケ?
ムラサキアブラシメジモドキ
チチタケ
クリノシロコナカブリは大発生中で、ヤマグリの落葉、花穂、イガから発生していた。
ムラサキゴムタケ
アイコウヤクタケ
傘が6-7mm程度の不明きのこ
ヤマグリは大豊作。実は大きく味もよい。
森の中に大粒の栗の実がごろごろ落ちていて、ついつい拾ってしまう。
今年は雨が多く、日照時間も少なくなく、気温が高かったのが好条件だったようだ。

全国でクマの出没がニュースになっている。
山に広葉樹を植えてクマの餌を増やせばよいと、専門家がテレビで言っていた。
広葉樹を植樹するのは良いことだが(生物多様性の維持のため)、クマ対策としてそれで良いのだろうか?
近年の気候変動により、木の実が極端に不作の年と豊作の年があるのが大きな問題なのだ。
栗やドングリやブナの実などのクマの餌が増えたとして、豊作が続けば個体数が増え、不作の年に大挙して人里に降りてきかねないと思うのだ。

アミホコリの仲間と変形菌撮影における小絞りボケ

2024-09-21 17:15:55 | Slime molds
小絞りボケは、レンズの絞りを絞った時に光の回折により画像がボケる現象。
大きな被写体では気にならないことが多いが、変形菌のような微小な被写体では大きな問題になる。
今年の夏から変形菌の世界に迷い込み、すぐに小絞りボケに悩まされることになったが、ようやく撮影に慣れてきた。
アミホコリの仲間(種は不明、杯状体が大きい)。小さな落枝上に5本だけ発生していた。
子嚢の直径は0.5mm弱程度。
LEDライト内蔵レンズ(EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM)を使用(スーパーマクロモード、LED照明ON)
左右の子嚢にフォーカスを合わせている。絞り優先F8
同じフォーカスで、F16まで絞って撮影。
被写界深度は大きくなった一方で、子嚢は少しボケている。
最大絞りF22まで絞ると、フォーカスがどこに合っているのか分からないほどボケてしまう。

このレンズは、スーパーマクロモードで最大撮影倍率1.2倍を実現しているが、このモードでは特に小絞りボケが大きい。
そのため、ある程度絞りを開いて撮影することになるのだが、被写界深度が小さくなってしまう。
被写界深度の大きい画像を得るには、フォーカス位置の違う写真を何枚か撮って深度合成する必要があるが、手作業で行うのは手間がかかる。

ミカンモジホコリ(Physarum citrinum)?

2024-09-17 20:39:02 | Slime molds
オレンジ色の粒々をつけた木の葉が落ちていた。
シロジクキモジホコリの未熟子実体に良く似ているが・・・・・
シロジクではなく、柄はオレンジ色である。
手元の図鑑には、シロジクキモジホコリの類似種としてミカンモジホコリPhysarum citrinumが紹介されている。
ミカンモジホコリでググっても画像は見つからないが、海外のウェブサイトを見ると、Physarum citrinumは全体が黄色いものやオレンジ色のものがあるようだ。

コンイロイッポンシメジ

2024-09-14 16:58:37 | Mushrooms
厳しい残暑が続いているが、木の葉がわずかに色付き始め、ヤマグリが実を落とし始めた。
気温が高いものの雨がしっかり降っていて、きのこの発生状況は比較的良い。
コンイロイッポンシメジ 初めて見るきのこ。
アオイヌシメジ
サクラシメジは豊作
バター炒めや天ぷらにすると美味い。
アイシメジ
ムラサキフウセンタケ
ガーネットオチバタケ
ヤマブシタケ 針の短い幼菌
ナラタケはたくさん発生していた。

オニナラタケ
ムラサキホウキタケ
ハナヤスリタケ 左に小さなタンポタケ(ミヤマタンポタケ?)が写っている。
ツチダンゴ類に寄生する菌生菌
とても地味なので、近くにタンポタケがなければ気付かなかっただろう。
タンポタケ 頭部が小さいので(直径6mm程度)ミヤマタンポタケかもしれない。
ツチダンゴ類に寄生する菌生菌
ハナヤスリタケのすぐ近くに2本発生していた。
ハナイグチ 
ウツロベニハナイグチ カラマツの幹から発生・・・キノボリウツロベニハナイグチだね。
カラマツベニハナイグチとよく似ているが、柄が中空だったので、本種と思われる。
キノボリイグチ
アミハナイグチ
シロヌメリイグチ
ヌメリツバタケ
ショウゲンジ
ヌメリササタケ
テングタケ
タマゴタケ
タマゴタケモドキ
サクラタケ
ミヤマオチバタケ 左のきのこは不明