フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

オオルリ, Blue-and-White Flycatcher

2020-04-29 15:18:50 | Birds
25日に八ヶ岳に単独で入山した東京都の36歳の男性が滑落遭難し、県警ヘリで救助された後、新型コロナ感染の疑いが発覚。
検査の結果陰性だったものの、救助にあたった隊員10人ほどが一時自宅待機となった。
こういう人がいると規制が厳しくなるのでやめてほしい。
北杜市では、八ヶ岳や南アルプスなどの登山道・遊歩道・駐車場を閉鎖中。清泉寮などのホテルも休業中。
今日は自宅から徒歩で野鳥撮影に出かけた。
オオルリのほか、キビタキ、サンショウクイ、アカハラ、ヤブサメなどの夏鳥を確認できた。
例年よりもかなり夏鳥が少ない。夏鳥も自粛中?

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仔ギツネのきょうだい

2020-04-25 17:25:17 | Animals
静かなGWが始まった。10連休でにぎやかだった昨年とは好対照である。
清里周辺では、登山道、遊歩道、駐車場や観光施設などが閉鎖されている。
地元の人にとっても行動が制限されるのはつらいが、都会からウイルスを持ってくる人々を避けるためには仕方がない。
キツネの巣穴へ行ってみると、2頭の仔ギツネが外に出ていた。
仔ギツネのきょうだいはとても仲良し。
大人になると目つきが悪くなるが、無邪気な仔ギツネはかわいいね。
私の姿を見て、巣穴に戻りかけたが、まだ巣穴には戻りたくなさそう(外出自粛Stay homeは嫌みたい)。
(左側の木の根元に巣穴への出入り口がある。)
また巣穴から出てきちゃった。
この後、グイっと後ろに引っ張られて巣穴に連れ戻された。巣穴に親ギツネがいたようだ。
〇〇知事のような雌ギツネが「Stay homeしなさい!」と言っているのかも。
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巣穴調査:ニホンアナグマの巣穴に来るキツネとハクビシン

2020-04-25 17:15:37 | Animals
先週、キツネの巣穴から20メートルほど離れた場所に新しい巣穴が出現していた。
キツネが引っ越し用の巣穴を作ったのだろうかと思い、巣穴の正面にトレイルカメラを設置して調査した。

5泊6日の調査で、ニホンアナグマが8回、キツネが5回、ハクビシン(?)が2回撮影された。
サプライズのある調査になった。
ニホンアナグマは普通に巣穴を出入りしているので、この巣穴の主であることは間違いない。
4月上旬に調査したニホンアナグマの巣穴からは3km以上離れているので、別家族の巣穴だろう。
https://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/1aaf33be40ea26ccba56c6a4395ec435
巣穴を覗くキツネ
巣穴に入ることはなかったが、5回も覗きに来ていた。そのうち3回は、ニホンアナグマが巣穴を出てから1時間以内に来ていた。
明らかにニホンアナグマでもキツネでもない。顔の正面が撮影された映像はなかったが、たぶんハクビシンだろう。
同じ夜に2回やってきて、1回はするすると巣穴に入っていった。

キツネとハクビシンは何をしに来たのだろう?
子育てシーズンは大量の餌が必要なので、ニホンアナグマの子供を狙っているのだろうか?
あるいは巣穴を横取りしようとしているのだろうか?

周囲の30メートルほどを調べると、巣穴が8個ほど確認できた。
典型的なニホンアナグマの巣穴(地下で連結した巣穴)と思われる。
その一部で、キツネが子育てをしている。

1月に調査したニホンアナグマの巣穴は、タヌキが覗きに来ていた。
ニホンアナグマの巣穴の周りはプチ動物園みたいだ。
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巣穴調査:キツネの子育て

2020-04-25 16:44:47 | Animals
キツネの巣穴の前にトレイルカメラを設置して撮影した。
親ギツネが餌(ネズミのように見える)をくわえて巣穴に戻ってきたところ。
2頭のちびっこは、巣穴の周りで元気に駆け回っている(動画をJPEGに変換したもの)。
仔ギツネのきょうだいは、いつも一緒に行動している。
ニホンアナグマが巣穴の前を通り過ぎるところ。
近くにニホンアナグマの巣穴があり、キツネの巣穴もニホンアナグマが作ったものと思われる。
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クロツグミ/夏鳥の季節

2020-04-23 16:23:59 | Birds
清里では、2日前からオオルリの声が聞こえ始めた。
今日は撮影に出かけると、遊歩道の入り口でクロツグミが出迎えてくれた。
クロツグミを2羽、オオルリを1羽、アカハラを1羽確認できたが、それ以外の夏鳥は確認できなかった。
気温が低いためか、ここ数年に比べて(ツバメ以外の)夏鳥の到着が遅いようだ。

アトリ(夏羽)、カシラダカ(夏羽)、ツグミなどの冬鳥も確認できた。


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キツネの巣穴調査

2020-04-18 17:14:25 | Animals
巣穴の横にトレイルカメラを設置して撮影を行った。
キツネ、タヌキ、アナグマの巣穴は外見で区別することができない(アナグマの掘った巣穴をキツネやタヌキが使うこともある)。
巣穴の主を知るには、出入りする動物を調べる必要がある。

5日間撮影したところ、キツネが6回、ニホンジカが2回撮影された。巣穴の主はキツネのようだ。
キツネは昼間に1回、夜間に5回撮影され、ニホンジカは2回とも昼間に撮影された。
巣穴の横を歩くキツネ(右側に巣穴がある)
巣穴の様子
ホンドギツネは、子育てのみに巣穴を利用するという。
少し離れた場所に、新しく作られたばかりの巣穴が出現していたので、引っ越しの準備中かもしれない。
あまり邪魔をしたくないが、子育て中かどうか確認するため、もう少し調査してみる。

この巣穴のほぼ真上でエナガが営巣中である。
巣穴の横を通るニホンジカ
この日(14日)は積雪があった。今年の4月は雪が多い。
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フクロウ, Ural owl

2020-04-12 07:12:14 | Birds
遊歩道を歩いていると、カケスが騒ぎ始めた。
カケスは、フクロウが近くに来ると独特な声で騒ぐ。炭鉱のカナリヤの如く、フクロウの存在を伝えてくれる。
立ち止まって探してみると、40-50メートルほど森の中にフクロウがいた。
メスは抱卵している時期なので、オスだろうか?
このくらいの距離で撮影すると、フクロウはすぐに飛び去ってしまうことが多い。
しかし、この個体はのんびりとしていて、じっくりと撮らせてくれた。

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