フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

エナガの巣作り(3週目)

2017-03-25 22:26:06 | Birds
2週前くらいに始まったエナガの巣作り。
先週末にお椀型だった巣は、コメ粒型に変わり、外形の80-90%ほどができあがっている。
今週は雪が降って冷え込んだためか、巣の完成は予想よりも遅れている。
クモの糸を巧みに使って見事な巣を作る。職人芸である。
親鳥から教わるわけでもないのに、どうしてこんな巣を作れるのだろう。
今年見つけた3つ目のエナガの巣。枯木の2メートルほどの高さに作成中。
2つ目の巣は、先週の記事を参照。
http://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/317714b8c6232449f017e6aad4f4c60e
今年見つけた4つ目のエナガの巣。ヤエガワカンバの5-6メートルほどの高さに作成中。
冬の間、群れで過ごしたエナガは、早春につがいごとに分かれて巣作りを始める。
冬を一緒に過ごした仲間は、お互いに縄張り争いをすることがないという。
実際に、ひとつの巣をみつけると、100メートルも離れていない場所に第2、第3の巣がみつかることがある。
今のところ、私の自宅から徒歩圏内に5つのエナガの巣を見つけることができた。
範囲を広げてもう少し探してみようと思う。
5つ目のエナガの巣。
ダケカンバの6-7メートルほどの高さに作成中(まだ作り始めたばかりのようだ)。
枝が込み合っているうえに、高所で逆光になり観察しにくい。
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藪の中のエナガの巣

2017-03-20 20:33:31 | Birds
ツルの絡まりあった藪の中に、巣材をくわえたエナガが見える。
今年見つけた2つ目のエナガの巣。巣はお椀型をしていて、外形の半分ほど出来上がっているようだ。
私がこれまで見たエナガの巣は、すべて木の股に作られていて、このような場所のエナガの巣は初めてである。
巣のある藪の様子。
雛が育つころには、藪に葉が広がり、巣は完全に隠れてしまうだろう。
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エナガの巣作り(2週目)

2017-03-18 19:50:04 | Birds
先週末に土台作りをしていたエナガの巣。
巣作りは順調に進み、お椀型になり、壁が高くなりつつある。
巣材のクモの糸を引っ張っている。巣にしっかりと巻き付けて巣を強化しているのだろう。
クモの糸を利用して、巣を木の枝に固定しているようだ。
つがい。右上の個体はクモの糸をくわえて持ってきた。
白い巣材を持ってきたが、巣材の正体は不明。
尾羽が頭にくっついている。窮屈な姿勢で抱卵することになるが、巣は柔らかくて気持ち良さそうだ。
巣はさらに壁が高くなり、天井ができて卵型になる。あと一週くらいで巣の形はできあがるだろう。
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エナガの巣作り

2017-03-12 07:51:05 | Birds
自宅の近くでエナガが巣作りを始め、巣材(苔と蜘蛛の糸)を次々と木の股に運び込んでいた。
ここは標高1,250m。夜間にはまだ-10℃近くまで冷え込む日もあるのに、小鳥たちはたくましい。
まだ巣作りは始まったばかりで、土台を作っているところ。
巣はやがてお椀型になり、さらに縦長の卵型になって完成する。
たいへんな時間と労力を費やして立派な巣を作るのだが、エナガの巣は外敵に襲われやすく、繁殖が失敗することも多い。
巣の土台の上に何度も座り、抱卵の体勢をとっていた。
抱卵できるかどうか確かめているように見えた。
尾羽が上を向いて、窮屈な格好で抱卵するのだ。
雌雄が交代するところ。
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