フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

ノコギリクワガタとミヤマクワガタ

2021-07-31 14:07:03 | Insects/spiders
ノコギリクワガタ
湾曲した大顎と光沢のあるボディがかっこいい。右上にコクワガタも見える。
ノコギリクワガタ(別個体)
子供のころ、網戸に止まったノコギリクワガタを見つけると大喜びしたものだ。
ミヤマクワガタ。光沢はないが貫禄がある。
ミヤマクワガタ(別個体)

巣穴調査: タヌキの巣穴に隣接するニホンアナグマの巣穴

2021-07-25 18:03:56 | Animals
5月に調査したタヌキの巣穴(少なくとも2頭のタヌキが出入りしていた)から20-30メートルほど離れた場所に4-5メートル間隔で2つの穴があった。
https://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/a54363fdaffc4105a192ebe6d0d3000c
先週行ってみると、既存の2つの穴と三角形を作る場所に新しい出入口ができていた。

トレイルカメラを設置して5日間調査したところ、ニホンアナグマが巣穴を掘っているのが確認された。
巣穴に戻ってきたニホンアナグマ
巣穴から土をかき出している。
前足を使って、自分の体の下を通して土を飛ばしていた(動画からJPEGに変換)。
新しい土が大量にかき出されている。
夜間に撮影されたニホンアナグマ
ニホンアナグマは基本的に夜行性だが、昼も夜も巣穴を掘っていた。
今回の調査では、タヌキは撮影されなかった。

農林水産省の資料を見ると、アナグマの巣穴は「長さが15mにもなるものがある」と記載されている。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/manyuaru/manual_tyuugata_jyuurui/180330-6.pdf
一方、イギリスでは1kmにも及ぶ大規模なアナグマの巣が見つかったことがあるという。

今回調査した巣穴は、タヌキの巣穴から20-30mほど離れていて、ふたつの巣穴が地下で連結しているかは分からない。
地上では明確な獣道が巣穴間を結んでいるので、完全に独立した巣穴とは言い難い。

タヌキとアナグマは、巣穴を共有することが古くから知られている。
巣穴を燻すとタヌキとアナグマが同じ穴から飛び出してくることがあり、これが「同じ穴の貉(むじな)」の語源になったという。
(「貉」は主にアナグマを指すが、タヌキやハクビシンを含めた総称として用いられることもある。)

昨年の調査では、全く別の場所で、キツネの巣穴とアナグマの巣穴が20メートルほど離れて隣接していた。
https://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/3ec5ac21481479a344ec7570521de2ee
キツネも同じ穴の貉なのだろうか?
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タマゴタケ

2021-07-25 17:38:42 | Mushrooms
猛暑が続いているが、雨も適度に降っていて、きのこも発生している。
タマゴタケ
ツルタケ
カバイロツルタケ
コテングタケモドキ?
テングタケ
ハナガサイグチ
オニイグチ
アカヤマドリ
ヒロヒダタケ
キツネノカラカサ
ハラタケ科?
チチタケ
カメムシタケ
カメムシタケ(掘り出したもの)

ルリボシカミキリ&クヌギ林の昆虫たち

2021-07-25 17:34:07 | Insects/spiders
4連休は人出が多く、観光地はかなり混雑していた。
渓谷などにはマスクをしない人々が大勢いたので、行楽客を避け、クヌギの多い林へ行ってみると、たくさんの昆虫に出会えた。
ルリボシカミキリ
鮮やかなルリ色が森の中で輝いていた。
ミヤマクワガタとオオムラサキ
スジクワガタ
オオムラサキとカナブン
スミナガシ
ナナフシモドキ
小さな赤いアブラムシのようなものが大量に付いていた。

トキイロヒラタケ

2021-07-17 15:43:25 | Mushrooms
昨日に梅雨が明けたとたん、ぎらぎらした太陽が照り付けている。
猛暑が続いて雨が降らないと、すぐにきのこたちが消えてしまうので悲しい。
トキイロヒラタケ
昨年と同じ場所(フジの枯木)にトキイロヒラタケが発生していた。
フジの木(蔓)は、紫色の鮮やかな花をつけ、枯れた後も美しいきのこをつけてくれる。
アカヤマドリ
オレンジ色の大きなきのこなので、森の中でとても目立つ。
アカヤマドリの幼菌
たくさんのアカヤマドリが発生していたが、幼菌を少しだけお持ち帰りにしてパスタの具材にする。
幼菌でもずっしりと重く、大きいものでは300g以上になる。
ツエタケの仲間
ダイダイガサ
ツルタケ
オオツルタケ?
テングタケ
タマゴタケ
テングタケ科
ウスタケ
ハラタケ科?
不明
不明

エダナナフシ

2021-07-17 15:37:47 | Insects/spiders
山の中で暮らしていると、網戸の隙間などから小さい虫が家の中に侵入してくるのが悩みの種。
侵入してきた虫を見つけたら、つぶさないようにガムテープに付けて丸めて捨ててしまう。

今朝は、驚いたことに、私の部屋の中にエダナナフシがいた。
どこから侵入してきたのやら。
触角が前足よりも長いのが特徴。
木の枝に擬態するので、自然の中では見つけにくいが、私の部屋の中では目立ち過ぎる。
最近、アロワナそっくりの水中ドローンを中国企業が開発してニュースになっていた。
いずれ昆虫そっくりのロボット(盗撮機?)も開発されるんじゃないかな。
エダナナフシがロボットでないことを確認して屋外追放した。

ハナオチバタケ

2021-07-10 17:13:35 | Mushrooms
北杜市では、ようやく今週から65歳未満のワクチン接種の予約が始まった。
私の年齢の予約開始日の9時、北杜市の予約サイトから最寄りの診療所の予約ページを見ると、8月の予約枠は残り2枠(同日同時刻)だったので迷わずクリック。
ほんの15秒ほどで予約完了。
65歳以上の人たちが予約に苦労していたので長期戦も覚悟していたが、ウェブサイトが重くなることもなく、拍子抜けするほど簡単だった。
10時過ぎにもう一度予約サイトを見ると、北杜市全体の当日の「WEB予約は定員に達しました」と表示されていた。
(WEB予約は24時間可能なので、年齢ごとの予約開始日の何時から受付開始かは不明)

来週には40歳未満の予約も始まるが、WEB予約する人は、朝の早い時間帯に予約したほうが良いだろう。
若者相手にWEB予約の競争をしなくて済んだのは良かった。

各地で大雨の被害が出ているが、八ヶ岳山麓は幸い、きのこたちが喜ぶ程度の雨で済んでいる。
フジの枯木にハナオチバタケが発生していた。
ダイダイガサ
6mmほどの小さい幼菌。珍しいきのこではないが、とても可愛い。
アカヤマドリは、大きいきのこ。
ネットを検索したら、「アカヤマドリのフリット」のレシピがあったので作ってみた。
https://www.bepal.net/cooking/6418
アカヤマドリの傘はぶ厚いスポンジ状なので、カリッとした衣とフワッとしたきのこの食感が良い。
ベニヒダタケあるいはヒイロベニヒダタケ?
スギの球果から発生したシロコナカブリ。
とても小さいが美しいきのこ。
チチタケ
ナガエノチャワンタケ
ナガエノチャワンタケ(別菌、真上から撮影)
チャワンタケの仲間
ナカグロモリノカサ
カバイロツルタケ
キショウゲンジ