フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

アオモジホコリ(Physarum viride)と変形菌

2024-07-27 16:53:36 | Slime molds
梅雨明け後の森の中では、多種多様な変形菌(真正粘菌)が姿を見せていた。
倒木の下側に発生したアオモジホコリ
子嚢の直径は0.3-0.6mm。特徴的な割れ方をする。
未熟な子実体も混ざっている。
白いのは別の変形菌かもしれない。
アオモジホコリの未熟子実体
シロジクモジホコリ
シラカバの倒木上の黒い物体から発生していた。
ルリホコリの仲間(ツヤエリホコリ?)
子嚢は銀色で上部が瑠璃色に見える。
クモノスホコリが大量に発生していた朽ち木(たぶんアカマツ)から発生

クモノスホコリ
ススホコリの仲間
変形体は、胞子の散布に適した高い場所に移動し子実体を形成するという。
落枝上のススホコリの仲間(キフシススホコリ?)
高い場所へ移動したのが分かる。
不明
白いネバネバの上の黒いタマタマ

ウツボホコリと変形菌

2024-07-27 16:49:15 | Slime molds
ウツボホコリ
キウツボホコリ
シロウツボホコリ
ムレウツボホコリ
オオムラサキホコリ?
サビムラサキホコリ?
ムラサキホコリの仲間
ムラサキホコリの仲間
銀色の被膜のようなものが少し見える。
ムラサキホコリの仲間
胞子を飛ばして透き通っている。
クダホコリ
クダホコリの仲間
クダホコリの仲間
20cmほどに広がったフンホコリ

コガネヤマドリ

2024-07-27 16:46:26 | Mushrooms
コガネヤマドリ
コガネテングタケ
特大のドクツルタケ
今週は、ドクツルタケとコテングタケモドキを食べた20代男性が死亡したという。
ドクツルタケは、猛毒を持ち、発生頻度が高いため、きのこ初心者が最初に覚えるべき毒きのこのひとつ。
まさか食べるとは・・・
ウラグロニガイグチ
ナガエノチャワンタケ

ハナオチバタケ

2024-07-20 16:51:12 | Mushrooms
ピンク色の可憐なハナオチバタケ
サビイロオチバタケは100本以上群生していた。
サビイロオチバタケ
ハリガネオチバタケ
小さいオチバタケの仲間と思われるきのこも見える。
サクラの枯木に発生したウスヒラタケ
同じ木の上方
6本並んだタマゴタケ

卵から顔を出した可愛いタマゴタケ幼菌
コテングタケモドキもたくさん発生していた

テングタケ
ヤマドリタケモドキ
チチタケ
ダイダイガサ
ニカワホウキタケ
傘が1mm弱の不明菌
不明。コナラの幹から発生

全国35カ所の国立公園全てに宿泊施設を誘致する方針が発表された。
どんなものが出来るか不明だが、金儲けのために自然を破壊したりオーバーツーリズムにならなければ良いと願う。
とりあえず八ヶ岳(国定公園)が国立公園でなくてよかった。

クダホコリと変形菌

2024-07-20 16:40:46 | Slime molds
鮮やかな朱色のクダホコリの未熟子実体
黄橙色のクダホコリの未熟子実体
日本で見られるクダホコリは複数種に分けられる可能性があるらしい。
マメホコリの未熟子実体
色鮮やかでとても目立つ。
成熟すると暗い色になるようだ。
朽ち木(ウラジロモミ?)上に発生した未熟な子実体(ウツボホコリの仲間と思われる)
同じ菌。かなり密生している。
同じ朽ち木上で胞子を飛ばしていた成熟子実体
無機質的な感じのフンホコリ
黒く盛り上がっている部分が未熟子実体
その周囲に網目状に広がるのは変形膜
朽ち木の上方へ移動中の変形体(種は不明)
変形体は、こんなに大きいのに多核の単細胞であるというのが驚きである。

ベニカノアシタケ

2024-07-13 17:21:35 | Mushrooms
梅雨入りしてから少雨傾向だったが、今週はしっかり雨が降ってくれた。
森の中は楽しいプチきのこ祭り。
傘の径が5~6mmの小さな美しいベニカノアシタケ(紅蚊脚茸)
蚊の脚ほどの小さなきのこという意味か。
微妙なネーミングだが、語源がわかると覚えやすい。
フジの枯蔓から発生したトキイロヒラタケ
アラゲコベニチャワンタケ
タマゴタケは豊作


ミヤマタマゴタケ?
ツルタケダマシ?
ニカワハリタケ
シロニカワタケ
ダイダイガサ 
ヤマドリタケモドキ
ミドリニガイグチ 奥にタマゴタケ
ニガイグチの仲間
イグチの仲間 強い青変性
アミタケ
ガンタケ?
アラゲホコリタケモドキ?
カレエダタケ
不明
不明

ヒイロベニヒダタケ

2024-07-06 17:20:06 | Mushrooms
鮮やかなオレンジ色のヒイロベニヒダタケ
4本発生していたが乾燥し始めていた。
ハナオチバタケ
ヒロヒダタケ
ダイダイガサ
サナギタケ
ウラジロモミの幼木の下に発生したウスタケ(ウスタケは、モミ類の樹下に発生するとされる)
キララタケ
キイロスッポンタケ
ウラグロニガイグチ
毎年夏に見かけるオレンジ色の小さな美しい不明きのこ

明日は、白いキツネと緑のタヌキが化かし合う都知事選
都知事選で思い出したのが、大阪万博との関連で話題になることもある都市博中止を公約にした青島幸雄氏が当選した1995年。
中止すれば賠償責任等により費用負担が増大するという試算も示されていたが、実際には費用は増大しなかった。
試算というのは、未確定の数値を恣意的に決められるので、全く信用ならんと思ったものである。

今週は、公的年金の財政検証結果が報告され、最新の「試算」によると今後100年間の持続可能性が改めて確認されたという。
しかし、日本の人口動態(2100年には6300万人に半減するという推計もある)を考えると、年金の持続可能性ははなはだ疑わしい。
年金の持続可能性を否定するわけにはいかず(将来不安が広がるし不払いの人が増えるので)、持続可能という結論ありきの試算だったように思うのである。

ツノホコリと変形菌

2024-07-06 17:05:14 | Slime molds
ツノホコリ
梅雨の時期の森の中ではツノホコリが目立つ。
倒木上の1m以上に渡ってツノホコリが広がっていた。
遠目には白いカビのように見える。
柄の短いツノホコリ
タマツノホコリ?
クダホコリ・・・キイチゴにそっくり
クダホコリ・・・生うににそっくり
マメホコリ
ムラサキホコリの仲間
より成熟したもの
ウツボホコリ
変形菌の変形体と思われるが種は不明。変形体は餌を求めて移動する。

マムシ柄のアオダイショウ幼体

2024-07-06 16:59:44 | Animals
森の中で30~40cmの小さなマムシ柄のヘビに遭遇した。
アオダイショウの幼体は、成体とは模様が違ってマムシ柄であり、マムシへの擬態とも言われる。
しかし、すぐにはマムシかアオダイショウか判別できない。
広角レンズをそっと近づけて撮影しようと手を伸ばした。
すると、ヘビは鎌首を持ち上げて飛びかかってきた。
マムシ柄のヘビが飛びかかってきたらさすがにビビる。すばやく手を引っ込めた。
とはいえ、相手は所詮ちびっ子。
飛び上がった頭の高さはせいぜい30cm。威嚇しただけで私の手には届かず、茂みの中に逃げて行った。
写真を拡大してみると、瞳孔は丸くアオダイショウの顔だった。
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