フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

シカによる森林の被害

2015-03-14 13:09:57 | others
八ヶ岳では、ニホンジカが増えすぎていて、森林の被害が深刻になっている。
100頭近い群れをみかけることもあるが、特に今年は小鹿の姿が多いように思う。
ハンターによる駆除が行われてはいるものの、焼け石に水といった感じである。

春先は特に餌が不足する時期であり、シカたちは、樹皮をかじって飢えをしのぐ。
森の中では、樹皮をかじられた樹木がずらりと並んでいることがある。惨状と言ってよい。
このような樹木の多くは、やがて枯れてしまうだろう。
樹皮をかじっただけでは飢えをしのぎきれず、餓死する個体も多い。

カワガラスの巣作り, Brown Dipper

2015-03-08 15:03:57 | Birds
渓谷を歩くと、苔を運ぶカワガラスの姿が見られる。
巣作りが活発になっているのだ。
巣作りは雌雄が共同で行う。
オスは休憩中で、羽づくろいしたり、囀ったりしていた。
オスの前を、苔をくわえたメスが泳いでいる。
渓谷にはまだかなり雪が残っている。
こんな時期に巣作りをするのは、カワガラスだけである。
巣作りが終盤に差し掛かると、枯葉を運び込む頻度が増える。
この場所の巣作りはかなり進んでいるようだ。
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