フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

ヒレンジャクの群れ

2020-01-25 18:58:16 | Birds
30羽近いヒレンジャクの群れが来ていた。
ヒレンジャクとイスカは比較的多く来ているが、その他の冬鳥は少ない。
冬鳥の飛来パターンは2年前に似ている。今年も猛暑かな。
ハンノキの枝に止まったヒレンジャクの群れ
ヤドリギの実をがつがつと食べる。ヤドリギの実は不作傾向のようだ。
もぐもぐタイムの後は、脱糞タイム。 
糸をひく糞をあちこちに残していく。
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タヌキの巣穴調査

2020-01-25 12:56:43 | Animals
タヌキの巣穴の横にトレイルカメラを設置して、2週間自動撮影した。
(センサーが動物を感知すると静止画と動画を撮影、昼間はカラー、夜間は白黒撮影)
2週間でカメラが作動したのは4回だったが、2回は何も写っておらず、2回はタヌキ(1回目は2頭、2回目は1頭)が写っていた。
2頭のタヌキ(動画からJPEGへ変換したもの)。
夜間は氷点下になる場所であるが、タヌキは夜行性であり、昼間にセンサーが反応することはなかった。
撮影された時間は、21:30分(気温-6℃)と5:08分(気温-4℃)だった。
一週間に一回程度しか外出しないのだろうか。
2週間前の巣穴の様子
雪はまだ少なかった。巣穴は、北東向きの緩やかな斜面に作られている。
現在は、巣穴の周囲は雪に覆われている。足跡は少なく、巣穴への出入りは頻度が低いことがわかる。
追記:その後(2か月後)の調査でこの巣穴の主は、ニホンアナグマであることが判明した。

2週前に道路沿いにいたタヌキを撮影したが、これは別の場所の別個体である
https://blog.goo.ne.jp/kiyosato_001/e/86bee7981d1da0e003ff184a3a9031f0
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アオシギ, Solitary Snipe

2020-01-19 11:00:31 | Birds
この一週間で10cmあまりの積雪があり、ようやく冬らしい景色になった。
雪の渓谷を歩くと、アオシギに会うことができた。
アオシギは越冬のために飛来する冬鳥。
英語名はsolitary snipe (ひとりぼっちの/孤独なシギ)。私がこれまでに見たアオシギは、全て単独だった。

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イスカ, Common Crossbill

2020-01-11 16:29:01 | Birds
森の中を歩いていると、70-80羽ほどのイスカの群れが舞ってきて、頭上のマツの木に止まった。
メス
にぎやかに囀りながら松の実を食べ始めた。

今日はイスカの群れに会えたが、冬鳥はとても少ない。

世界中で野鳥が激減している。
北米の調査では、1970年以降、約30億羽、3割が消えたという。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/092400548/
北米よりも人口密度の高い日本やアジア諸国では、状況はさらに深刻だろう。

昆虫も世界中で激減している。
昆虫は今後50年で半減し100年で全滅の可能性があると言う研究者もいる。
https://japanese.engadget.com/2019/02/11/100/
昆虫の絶滅は、昆虫を食料とする野鳥や動物の絶滅を招き、受粉に昆虫を必要とする植物の絶滅も招く。

オーストラリアやアマゾンの大規模な森林火災では、膨大な数の生物が失われてしまった。
現状を見る限り、今世紀中には生態系が壊滅的な状況になりそうだ。
経済の奴隷のようになってしまった現代人には、生態系の崩壊を止められそうにない。
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