フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

若葉と花の季節

2024-05-11 16:58:42 | Trees
今週は八ヶ岳に雪が降り、自宅周辺も氷点下まで冷え込んだ。
近年は新緑の季節の気温変動が激しく、若芽の霜害で樹木がダメージを受けることがある。
極端な気温変化は営巣中の野鳥たちにとってもストレスになるだろう。
ズミの花
八ヶ岳山麓にはたくさんのズミが自生し、春になると一斉に白い花を咲かせる。
秋につける赤い実は多くの野鳥が食べにくる。
ウリハダカエデの花
モミジの花
モミジの若葉
若葉が赤いモミジもある。
ヤナギの花の咲き始め
ブナの若葉
ミズナラの若葉
トチノキの若葉
タラの芽は天ぷらにして食べる。

山栗の季節

2021-09-19 20:42:45 | Trees
山栗が実を落とし始めた。今年は秋の深まりが早い。
台風は直撃せず、若い実が落とされなかったため、もうしばらくは山栗が収穫できそうだ。
土鍋で炊いた栗ご飯(少しレンズが曇ってしまった)。
昨年から炊飯器を使用しなくなり、土鍋派になった。おこげができるように炊いて香りを立たせる。

数年前までは、私が作る秋の定番メニューは、栗ご飯、きのこ汁、サンマの塩焼きだった。
近年は、サンマが獲れなくなり、きのこが不作の年も多くなった。

ヤマグリ/ヤマブドウ/オオウラジロノキ/サルナシの実

2019-10-05 17:43:32 | Trees
今年はきのこが大不作。サンマも記録的な不漁。秋の味覚は、木の実で楽しむ。
ヤマグリは比較的豊作。
台風により青いうちに落ちてしまった実もあるが、強風に耐えて美味しく熟した実がぽたぽたと降ってくる。
炊き込みご飯にして食べる。
ヤマブドウは不作のようだ。
オオウラジロノキ(オオズミ)の実の果実酒
オオウラジロノキの下には大量の実が落ちていて、リンゴに似た甘い香りが立ち込めている。
サルナシの実
少し柔らかくなったら食べごろであり、キウイとよく似た味で美味い。

サルナシ&ヤマブドウ&ヤマグリ

2017-10-14 17:46:26 | Trees
サルナシの実。キウイの仲間。甘酸っぱく美味しい。
ヤマブドウのジュース。濃厚で美味い。
八ヶ岳山麓には、たくさんのヤマグリが自生している。
虫食いだらけの実を落とす木もあれば、虫食いの少ない木もある。
小さい実ばかりつける木もあれば、大きい実をつける木もある。
良いクリの木をみつければ、栗拾いは一気にはかどる。

畑の栗よりも美味しいと思う。
実は小さいが、その分皮が柔らかくて、包丁で剥きやすい(包丁は傷みやすいので、使い古しの包丁を使っている)。
お尻の硬い部分に包丁で切り込みを入れ、ラップで包んで1-2分電子レンジで調理(炊き込みご飯のほうが美味いと思う)。

ヤマブドウ&ヤマグリ

2017-10-07 16:17:24 | Trees
ヤマブドウ
フランスでは、ワイン用のブドウが戦後最悪の不作だという。
日本では、全国的にきのこが大不作らしく、今年の天候はかなり異常である。
しかし、ヤマブドウは、ほぼ毎年豊作のように見える。栽培種と比べて生命力が強いのだろう。
ヤマグリの炊き込みご飯はとても美味しい。味付けをせず、皮をむいたヤマグリをお米の上に乗せて一緒に炊くだけでも良い。


芽吹きの季節

2017-05-06 17:31:13 | Trees
ハンノキの花
キブシの花
モミジの若葉
タラの芽(背景に桜が咲いているのだが、ボケすぎてしまった)

昨日、尾白川渓谷の神蛇滝の近くで、9歳の男児が転落して死亡する事故が起きてしまった。
私も何度か行ったことがあるが、滝を見る絶景ポイントは30メートルほどの崖の上にあり、足場が悪く柵がないためとても危険である。
渓谷歩きに慣れている私でもビビる場所であり、子供を連れていくなら十分注意すべきである。
(崖の上から神蛇滝を撮影したもの。2014年10月)

ツノハシバミの実

2016-10-15 15:51:55 | Trees
ツノハシバミの実
ツノハシバミは、八ヶ岳山麓に広く自生する低木。
名前の通りに果実はツノ状の特徴的な形をしているので、簡単に見つけることができる。
ヘーゼルナッツの仲間であり、実は美味しいのだ。
(ツノのない「ハシバミ」も八ヶ岳山麓に自生するが、数は少ない。これも食べられる。)
鞘を剥くと、中にはドングリ状の実が入っている。
ただし、鞘には多数の細いトゲが生えていて手に刺さると痛いので、収穫するときは軍手を使用したほうがよい。
殻は1cmほどの大きさで、銀杏の殻と同じくらい硬い。
ペンチなどで割ると中の実まで壊れてしまいがちだが、市販のナッツクラッカーを使うときれいに割れる。
そのままでも食べられるが、少し生っぽい。
フライパンで軽く炒ると香ばしくなり、美味い。
ナッツクラッカー(108円)・・・銀杏などの殻割り、カニの殻割りにも利用できる。
栗ピーラー(108円)・・・ついでに購入。ヤマグリを剥くのに利用。

このような小物が100均で調達できるのは有り難い。
一般庶民にとってデフレというのは生計の助けになるし、グローバル化が進展中の現状ではデフレ傾向になるのは自然なこと。
無理やりデフレを退治しようとする政府や日銀のやり方に無理があると思う。