写真は
ワタシが
帰宅するであろう
時間になると
玄関を
ジッと見ている
ウチのワンコ
家人が
写真を撮って
いたようだ
イヌの聴覚は
凄いそうで
どの時点から
帰路につく音が
聴こえてるか
定かではないけれど
こんなふうに
待ち侘びていて
くれるなんて
なんとも
いじらしく
また
愛らしい
だれかを想うとき
相手も
そんなふうに
想ってくれたら
いいなと
願う
だれかを想うとき
それが風に乗り
そのヒトの前に
ハラハラヒラリと
舞い降りれば
いいのになと
祈る
見えないから
不安になったり
すれ違ったり
でも
だからこそ
あきらめきれないで
想い続けるのかも
いざ
家に帰ってみると
安心してか
とっとと
コタツに潜っては
グウグウと
イビキをかき始める
ワンコめ(笑)
きっと
ワタシタチも
こんなふうなのかな
掴めない雲のような
ヒトとヒトとの
つながり
永遠の追いかけっこ
どっちが鬼だか
わかりやしない
どっちの方が
強く想っているなんて
だれにも
ジャッジは
委ねられない
ぼくがどんなに
きみをすきか
きみは
知らない
そう想える
もどかしさを
シアワセと
呼ぶのかも
しれない