
人混み
に
キミに似たヒト
を
見つけては
想わず
駆け出しそうに
なるけれど
大丈夫
もう
大丈夫
キミが
根付かせてくれた
ボクの中のキミ
ずいぶんと
すこやかに
のびやかに
育まれているから
大丈夫
もう
大丈夫
逢えば
辛くもなるし
辛くもさせるから
ボクの中のキミに
日々
触れてみる
顰めっ面
や
俯いた顔
の
キミは
間引きして
笑顔のキミだけ
ボクの中で
集中的に
育んでいるから
心配しないでね
いつか
キミに見せたいよ
ボクが育てた
ボクの中のキミ
の
その後を
ボクが愛した
完璧なまで
の
キミの残像
を
HAPPY END 〜buck number〜
さよならが喉の奥に
つっかえてしまって
咳をするみたいに
ありがとうって言ったの
次の言葉はどこかと
ポケットを探しても
見つかるのは
あなたを好きな私だけ
平気よ大丈夫だよ
優しくなれたと思って
願いに変わって
最後は嘘になって
青いまま枯れてゆく
あなたを好きなままで消えてゆく
私みたいと手に取って
奥にあった想いと
一緒に握り潰したの
大丈夫
大丈夫
今すぐに抱きしめて
私がいれば何もいらないと
それだけ言ってキスをして
なんてね
嘘だよ
ごめんね
こんな時
思い出す事じゃないとは
思うんだけど
一人にしないよって
あれ実は嬉しかったよ
あなたが勇気を出して
初めて電話をくれた
あの夜の私と何が違うんだろう
どれだけ離れていても
どんなに会えなくても
気持ちが変わらないから
ここにいるのに
青いまま枯れてゆく
あなたを好きなままで消えてゆく
私をずっと覚えていて
なんてね
嘘だよ
元気でいてね
泣かない私に
少しほっとした顔のあなた
相変わらず暢気ね
そこも大好きよ
気が付けば横にいて
別に君のままでいいのになんて
勝手に涙拭いたくせに
見える全部
聴こえる全て
色付けたくせに
青いまま枯れてゆく
あなたを好きなままで消えてゆく
私みたいと手に取って
奥にあった想いと
一緒に握り潰したの
大丈夫
大丈夫
今すぐに抱きしめて
私がいれば何もいらないと
そう言ってもう離さないで
なんてね
嘘だよ
さよなら