人生はふしぎなもので
無限の悲しい思ひや
あこがれにみたされてゐる。
〜萩原朔太郎〜
愛犬
の
寝顔
を
眺めている
規則的
な
寝息
に
いのち
の
偉大さ
を
教えて
もらう
平和
な
朝
だ
外
から
は
蝉
の
鳴き声
が
聴こえてくる
今日
生まれた
鳴き声
だろうか
明日
消えていく
鳴き声
だろうか
判る
の
は
いま。
を
懸命
に
生きている
と
いう
コト
昨日
海
に
潜った時
に
海月
に
刺された
夕暮れ
の
穏やか
な
ひととき
に
突如
異人
が
現れれば
先人
も
さぞかし
驚くコト
だろう
少し
熱
を
持ち
腫れた
左手首
も
此の夏
を
懸命
に
泳いでいる
証
みたい
で
愛おしい
いま
在る
歓び
も
未だ
消せぬ
哀しみ
も
それは
あくまでも
一部
に
過ぎず
でも
一部
が
何れか
欠けたなら
いま
の
自身
は
成り立たない
痛み
の
先
には
感謝
が
歓び
の
先
には
静粛
が
繋がるコト
で
また
日々
を
続けられる
日々
は
続いていく