
アンテナは
絶えず受信したがっている
ふかい喜悦を与えてくれる言葉を
砂漠で一杯の水にありついたような
忘れはてていたものを
瞬時に思い出させてくれるような
〜茨木のり子「賑々しきなかの」〜
視界
を
狭める
コト
で
敢えて
しっくり
馴染んで
しっとり
沁み込んで
それに
よって
不思議
と
視野
が
広がる
コト
も
ある
捉えている
つもり。
で
視界を広げても
残像
は
何ヒトツ
殘らず
活かせず
視野
は
狭まる
一方
だから
ほんとう
に
見たいモノ
なんて
ほんとう
に
見届けてみたいモノ
なんて
ほんとう
は
そうそう
ナイ
から
瞬きすら
惜しいほど
ワタシ
は
視界
を
狭めて
いこう
風
空
雲
光
宵闇
捉えたい
モノ
なんて
きっと
ほんの
僅か
で
刻み込みたい
トキ
なんて
きっと
ほんの
一瞬
で