
夏の空には何かがある
いぢらしく思はせる何かがある
〜中原中也「夏の日の歌」〜
いつか
見た
空
には
面白い
カタチ
の
雲
が
在って
ワタシ
には
其れ
は
ワニ。
に
見えたけど
キミ
なら
何と
いう
だろう
そう
ヒトリ
笑った
いつか
見た
空
に
のびやかなる
飛行機雲
を
見つけては
まだ
行ったコト
の
ない
遠い国
の
青い
空
と
海
へ
想い
を
馳せた
きっと
いま
挑んでいるコト
の
延長線上
に
楽園
は
在る
に
違いない
から
と
自身
の
背中
を
少しだけ
押してみた
いつか
見た
空
には
赤い
星
が
一段
と
明るく
瞬いていた
何度目
か
生まれ変わって
また
出逢えたら
一緒
に
あの惑星
へ
ハネムーン
に
でも
行きたいな
そんな
夢のまた夢
を
年甲斐もなく
頰
紅く
染めて
想った
いつか
見た
空
には
鳥たち
が
自由
に
無尽
に
羽搏いていた
自由
って
案外
命がけ
なんだよ
だから
キミ
は
其処
に
立ち尽くして
いるんだろう?
そう
羨むような
哀れむような
囀り
が
聴こえてきた
気
が
した
いつか
見た
空
には
頰撫でる
心地よい
風
が
吹いていた
向かい風
は
ピンチ
だとか
追い風
は
チャンス
だとか
言い訳
に
過ぎぬ
でしょう?
あなた
が
受け容れたい
風
を
目一杯
味方
に
つけるんだよ
そう
励ますように
労うように
風音
が
耳元
を
掠めて
いった
いつか
見た
空
を
憶えている
と
云うコト
は
今日
と
いう
日
を
生きたコト
への
感謝
の
証
いつか
見た
空
を
憶えて
いたい
と
いう
コト
は
明日
を
また
悔いなく生きるコト
へ
の
決意表明
いつも
其処
に
ある
空
は
きっと
此の
ココロ
の
機微
の
映し鏡