させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

夏の森

2018-08-20 00:09:14 | 日々のこと



夏の森には
不思議な魔法がかかっている。
木々の梢の先から降ってくる
日の光が森の緑を幾重にも透明に折りかさね
森の中はどこまでも透き通って明るいのに
夏の森の緑の重なりは
どこか悲しみのような空寂を抱いている。

〜長田弘「静かな木」〜





夏の森



行きましょう





短く



眩しい

季節





終わり



見届け



行きましょう




一歩

踏み入れた

なら







撫ぜる







降り注ぐ

木洩れ陽










吹きかける

虫の声音






もう

待てないよ

って




いつのまにか

塗り替えられて

いるコト



気付くでしょう






ガッカリ

しなきゃ

いけない



なのに





何処か



ホッ



している

自身








気付くでしょう





そう




いつも




そう





終わり

なんて

知りたくない

から




終わり

なんて

見届けたくない

から




気がついたら







へと



不意







ペイジ



捲るよう






日々



短篇集

だと



云い聴かせましょう




ずっと



もっと







欲張ってみたり



しがみついたり



する

よりも




何度





何度






出逢えたらいい

だけ

だから





夏の森



行きましょう






始まり。



確かめ







さぁ









とって






一緒






行きましょう
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