
ごはんを炊く
誰かのために 死ぬ日まで
ごはんを炊ける わたしでゐたい
〜河野 裕子〜
愛。
に
ついて
思考する時
もう少し
ワタシが
血気盛んな時期
だった
ならば
其れ
は
性。
とか
情。
とか
欲。
とか
そんな
連想ゲーム
に
ヒトリ
耽った
だろう
に
人生
を
折り返し
オンナ。
の
道
が
先細りする
で
あろう
実感
が
湧く
昨今
ならば
愛。
に
ついて
思考する
と
云ふコト
は
生。
と
死。
に
向き合い
いつか
受け容れていく
そんな
残響
を
ヒトリ
抱きしめる
行為
と
なっている
どんな
に
慈しみ
寄り添い
抱きしめ合っても
ヒトリ
と
ヒトリ
が
フタリ
で
居られる
のは
瞬間
で
しか
ない
でも
其れ
を
歎くのではなく
歓び
噛みしめ
繋げていく
そうするコト
で
記憶
と
して
感覚
と
して
経験値
と
して
愛。したコト
愛。されたコト
を
ヒト
は
沁み込ませて
いくのだろう
たとへば君
ガサッと 落葉すくふやうに
私をさらつて 行ってはくれぬか
〜河野 裕子〜
そんな
焦がれる
想い
を
きみがゐて
われがまだゐる 大切な
この世の時間に 降る夏の雨
〜 河野 裕子 〜
一日が
過ぎれば 一日減ってゆく
君との時間 もうすぐ夏至だ
〜 永田 和宏 〜
時
を
経て
互い
を
敬愛し
至宝と
気付くコト
で
結実させた
偉大なる歌人たち
に
今日
も
また
掬われ
救われる
ワタシ
は
あと
何度
愛。
を
噛みしめられる
だろう
愛。
を
伝えられる
だろう
愛。するモノ
と
相聞歌
を
詠み合える
の
だろうか
一日に
何度も笑ふ 笑ひ声と
笑ひ顔を 君に残すため
〜河野 裕子〜