
この 好き。は
何も 望まないから
強く 守られる
〜 銀色夏生 〜
昨日
仕事帰り
に
近く
の
公園
の
ベンチ
で
ハンバーガー
を
食べていたら
憧れ
の
佐世保在住(らしい)
作家さん
に
遭遇して
持っていた
ハンバーガー
を
落としそう
に
なった
直立不動
で
「 ファンです。
『スペインの雨』
が
愛読書です。
お身体に気をつけて
頑張ってください。」
と
緊張して
幼な子みたいな
拙い
定型文的挨拶
しか
出来なかったけれど
サインまで
していただいて
長年の夢が
またヒトツ
叶って
うれしかった
遠ざかる背中
に
敬意を表し
見送ったのち
ホッと
しながら
再び
もぐもぐ
ハンバーガー
を
頬張り
やっぱり
この
ハンバーガー
は
落とさなくてよかったなぁ
と
妙に
安定した感
の
ある
自身
に
少し
微笑えた
大袈裟だけど
いい
〜好き。になりかた〜
だなぁ
と
何処か
他人事
の
ように
感心
した
其のヒト
の
セカイから
何かを
搔っ攫ったり
奪い取るコト
を
愛
の
常套手段
だと
想う時期
も
ヒト
には
ある
そのヒトさえ
いれば
何にも要らない
そう
盲目的
な
のも
悪く
は
ない
と
想う
けれど
そのヒト。
だけでも
空気。
だけでも
水。
だけでも
本。
だけでも
ヒト
は
生きられない
し
何より
敢えて
セカイ
を
狭めて
先細り
に
なるよう
じゃ
何事も
続かないから
よく
寝て
よく
食べて
よく
笑って
よく
ココロ
に
刻まれるような
生き方
を
想い方
を
関わり方
を
保たなければ
と
改めて
識る
いい機会
とも
なった
いま
読み返す
『スペインの雨』
には
こんな
一小節
が
〜心を磨け。とは
精神修養の意味ではなく
恋人に言わせれば
簡単に
早寝早起きの生活を
心がけろ。
ということである。〜