
昨日の読売新聞は、唐津赤十字病院を、運転停止中の火力の九州電力唐津発電所へ移転新築する計画について、断念する方針を固めたということを報道しました。
9月議会は、日赤病院の移転問題は重要な案件になると考え、19日(金)に、担当者に事情を聞いていました。
その時は「九電と話し合いをしているところ」と早く結論を出したいとも説明していたのです。
私は、新聞報道を受けて、早速、説明を聞こうと担当者に電話をしても「会議中」で不在。
職員に電話をしてもらうようにお願いして控え室で18時過ぎまで待っていましたがないまま、自宅に帰ったら議会事務局からFAXが届いていました。
副市長から議長宛のもので「本日午後2時30分から新聞記者等の取材を受けている…内容は明日の朝刊等へ掲載される見込み」というものです。FAXの発信は19時14分。
記者からの取材が終わってからFAXで「なんだこれは」と時刻を再確認しました。
こんな重要な問題を議会にも報告がないまま、新聞に報道されるようでは、唐津市の危機管理対策室をつくった意味がない。形だけの危機管理対策室ならなくした方がいい。
唐津赤十字病院、休止中の九電火力発電所に移転へ
唐津赤十字病院の移転新築問題で佐賀県唐津市は27日、現在休止中の九州電力火力発電所(同市二タ子)を移転先に決定した。11カ所の候補地から最終的に将来のまちづくりを重視した。今後は用地取得に向けた交渉と財源確保が課題となる。
24日の北部医療圏支援協議会の最終協議で火力発電所と鴻巣(こうのす)(同市佐志)の2カ所が絞り込まれたのを受け、25日に坂井俊之市長と日赤県支部の井本勇支部長が協議して決定した。
移転先は発電所(22・5ヘクタール)の東側部分にある重油タンクの隣接地。今は更地でタンク2基のうち、南側の1基を撤去して移転に必要な4ヘクタールを確保する。発電施設は残る。
市の内部評価では、発電所は消防署や警察署、原発災害時の対応拠点となる県オフサイトセンターに近く、大規模災害時に連携しやすいなどのメリットがある。将来敷地全体の払い下げが可能なら、港湾機能を生かした有効な土地活用が期待される。課題としては土壌汚染調査が必要なことや、発電施設の鉄塔などが病院環境としてやや難があることなどが挙がっていた。
坂井市長は選定理由を「植栽などで安らぎの空間づくりが可能で、福祉、観光などのまちづくりが期待できる」などとした。鴻巣は国道204号バイパスへのアクセスの困難さなどを理由に除外した。
用地取得については、利便性を高めるために周辺主要道路と移転地を結ぶ橋を設けた場合、6億円が別途必要になる。用地のみの取得価格は架橋に伴う路線価の設定次第で5億~13億円。市は同日、九電に土地譲渡を申し込んだ。
日赤病院移転は、昨年12月、日赤側が市に選定を依頼していたが、市の論議は進まず、2013年度着工のタイムリミットから県に「年内決定」を迫られる形で、今月になって議論が本格化。計5回の北部医療圏支援協議会を開催、11カ所の候補地から絞り込みを行ってきた。
日赤側は福岡や佐賀市への交通アクセスを重視した立地を強く求めていたが、坂井市長は「西九州道インターからは比較的遠いが、消防との連携は強まる。併せて医師不足解消にも努めたい」と医療体制の充実を強調した。
移転新築費用は現段階で最大120億円と試算されており、日赤の借入などではまかない切れず、国や県、市などの財政支援も必要となる。27日の市議会全員協議会では、用地購入費を含めた市の財政負担を不安視する声が相次いだ。
2010年12月27日更新
【北部医療圏】 地域医療再生計画(案)についてはなぞって検索してください。
ただ、市議会でも相当議論されたと思いますがその中での経緯を知りたくてお尋ねをしたところでした。最終候補地として火力発電所跡地、と鴻巣の2箇所を選定され、比較優劣の結果火力発電所跡地に決定したとのことですが、河畔公園は何故最終候補地から除外されたのでしょうか?
巷間言われていることは政治的な圧力から候補から除外せざるを得なかったと聞いておりますが如何でしょうか?
誰が考えても河畔公園がベストだと思いますが。
②医師会との関係を指摘する方もおられます。
政治的な圧力は具体的には分かりません。
なかなかいい難いんでしょうね、医師会に属する友人の言葉を借りると、K病院一族の猛反対によって(H代●士、F●事)等が動いたとか
動かなかったとかの話でした。その調整に時間がかかりと言うよりも先延ばししていた所謂不作為がこう言う事態を招いたのではないでしょうか。
それらに対して市議会の皆様はどのように坂井市長の責任を追及されるのか見守っていきたいと思います。