昨日は、10年間発電を停止している「唐津発電所」を片山グループ長さんの案内で見学させてもらいました。
視察の目的は、現状を把握し、今後の在り方を検討する材料にするためです。
約22万5000㎡(約7万坪)という広大な敷地に発電所はあります。
福岡ドーム約3,2倍の広さだそうです。
1号機は解体されていますが、2・3号機は「計画停止中」ですが、職員5人と委託25人ほどでメンテナンスをやりながら維持をされていました。
かつては、2・3号機で87万5000キロワットを発電し、佐賀県内の全世帯を賄える発電をしていたといいます。
しかし、2号機が1971年、2号機が1973年と40年以上を経過しており、運転を再開するにも「部品が調達困難」な状況とのことです。
中央制御室を拝見させてもらいましたが、当時は最新鋭の機器であったでしょうが、今では「旧式」といった感じでした。
九電として、今後どのような活用を考えているのかと質問しましたが、「平成34年までは計画停止で、その先は決まっていない」ということでした。
しかし、この施設を維持するにも多額の費用が掛かり、その負担は「電気料」に跳ね返ります。
すでに、大村・港発電所などでは、解体し「太陽光発電」の運用をしているという説明もありました。
早急に、何等か方向性を示す時期が来ています。