九州電力の真部利応社長と松尾新吾会長は27日記者会見し、玄海原発再稼働をめぐる「やらせメール」問題を受けた2人の進退判断を、有識者でつくる第三者委員会による9月末の提言報告後に先送りする方針を明らかにしました。
引責辞任の意向を固めていた真部社長の辞任届を「時期尚早」として松尾会長が受理しませんでした。
九電は、「やらせメール・やらせ動員」「地震評価の入力ミス」をすぐには公表しませんでした。
松尾会長は、プルサーマルの公開討論会の3回とも参加していたといいます。
会社のトップがいる前で、九電は組織的に「やらせ動員とやらせ発言」をさせていました。
川内原発でも同じことがやられていたというのであれば、「潔くやめるべき」です。
松尾会長は、九電の体質を「容認」するようにもとれる発言もしています。
九電の地域独占企業としてのおごりと傲慢さを感じます。
どんなに批判されても、九州に住む我々は「九電の電力を消費」せざるを得ないのですだから、九電の経営には響かないのです。
以前に「雪印」や「不二家」の食品メーカーは、返品を再加工して出荷していことが「内部告発」され、倒産の危機に見舞われたことがありました。
また、ある割烹では、一度お客に出した料理を「使い回し」して倒産したところもあります。
このように、反社会的な企業は「社会的制裁」がされるのに、九電は「地域独占企業」として、なんの制裁も受けないのです。
せめて、会長と社長は潔く辞めてこそ利用者は納得するのではないでしょうか。
写真は、中島潔さんが描いた「東日本震災応援Tシャツ」です。
売り上げの一部が被災地に送られます。