新聞報道によれば、27日に開かれた「JAからつ」総代会で、執行部が提案した「7支所縮小案」を「不便になる」と否決したことが報じられています。
JAからつ執行部の提案が否決されたのは初めての出来事ではなかったかと思われます。上部の意思を従順に従ってきた農民が「異議」を唱えた思いは何だっでしょうか。
北波多、湊、東部(浜玉町五反田)七山、厳木、切木、値賀の7支所が対象になります。
総代定数517人に対して委任状も含め約500人が出席したそうです。
出席者から「今まで通り残して欲しい」と発言があり、執行部への賛同者は約220人で過半数に届かなかったといいます。
2006年(平成18年)のJAからつ発足時には33カ所あった支所・支店はすでに半減しています。
5月にあった組合員への「事前説明会」でも「地域の金融機関であり、生活に支障を来す」と存続を求める意見が相次いでいたといいます。
今回の「縮小案」は旧行政区とも一致する所があり、支所がこれ以上なくなることへの組合員(住民)の危機感が現れたものではないでしょうか。
堤武彦組合長は、「JAが生き残る為には避けて通れない」と理解を求めています。
2005年(平成17年)唐津市が合併し役場が支所となり、権限と職員が減らされ、農協も学校もなくなればいよいよ周辺部は住みずらく、若者も居なくなり疎化に拍車がかかるのは必定です。