昨日は、午後から映画と講演会に唐津水産会館に出かけました。
映画は「ザ・思いやり」パート2で、「思いやり予算」は、在日米軍駐留経費の日本側負担のことをさします。
本来、日米地位協定では経費は基地地主の地代などを除いて、一切米国が負担することになっています。しかし、ベトナム戦争後、財政危機とドルの価値の急落に苦しんだ米国は日本に駐留経費分担を求めました。
政府は1978年に62億円を支出。以後急増し、基地従業員の人件費、光熱水料、基地内の建設費のほとんど全額など、2007年度で2173億円を「思いやり」で支出するほか、地代や周辺の防音工事、自治体への補助金、無償提供中の国有地の推定地代を含めると日本の負担は年間6092億円。米兵1人当たり約1800万円にも達します。
借家でたとえると、大家が店子に家賃から水道光熱費まで面倒見ているようなもので世間常識から異常です。それを日本人は知らない事を映画では訴えていました。
後半の講演では、平林正勝県革新懇共同世話人が「日本会議」について設立の経緯から目的や現状をお話ししました。
「日本会議」は、憲法と教育を戦前の①大日本帝国憲法②教育勅語に戻すことを目的に作られました。
早い話が、天皇を中心にした日本国にする事です。安倍内閣を「自公政権」と呼ばれていますが「日本会議内閣」といって過言ではないとも平林さんは言います。
それは、安倍内閣の24人の閣僚中21人が「日本会議」に参加しています。神道議員連盟には23人が参加しています。
唐津・東松浦選挙区の自民党県議は全員「日本会議」メンバーです。
昨年5月3日に開かれた「全国日本会議」の場で、「憲法9条に2項はそのままにして自衛隊を新たに加える」とし、「その実施期日を2020年」と発言しています。
その発言を受けて、着々とその準備が進んでいることはご承知の事です。
私達は、「平和憲法を守れ」と3000万署名で対抗しようとしています。