鎮西町串地区の一部住民の方が、玄海原発の使用済み核燃料の中間貯蔵庫建設を串地区に誘致する要望書を8月に唐津市に提出していましたが、「串地区での賛同が得られない」として19日に要望書を撤回する事態となりました。
唐津市は、要望書を受け取りながら2ヶ月も「懐に暖めて」いました。
佐賀新聞が報道したことで、市長は慌てて市議会と佐賀県に報告しました。
議員には「要望書」のコピーが届けられただけで説明はあっていません。
一部住民の要望であっても、唐津市民にかかる問題です。
9月議会もあったわけですから、議会に報告すべきではなかったでしょうか。
22日の佐賀新聞によれば経緯について佐賀県に報告したようですが、唐津市のスタンスが見えてきません。
中間貯蔵施設を「拒否」するのか、「国県がOKと言えば受け入れる」とするのか、唐津市の考えをハッキリしません。
使用済み核燃料中間貯蔵庫は、最終処分場が見つからず「最終貯蔵施設」になりかねません。
使用済み核燃料は、10万年以上も安全に保管する必要があります、それが出来るのでしょうか。
明確に「NO」の態度での望まなければ、市民の安全と安心を守るという姿勢は感じられません。
坂井市長は、どんな指示を出していたのか気になるところです。
もう辞めるのだから、「任期中そっとしておこう」という考えならば、即刻辞職ものです。