写画へのいざない

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彼岸花

2006-10-04 21:02:50 | 花ばな

 この時期になると我が家の狭い庭は、薄汚れた落葉と生気のない緑の葉で染まるが、そんななか、一時期、水引で作ったような、何か頼りなげだが、強烈な真っ赤な彩で、華やかにしてくれる彼岸花。

 ここ数年、お彼岸近くになると律儀に、30cm程の茎を出し、頂端に赤色の花が線状に多数開く。
 地方によっては、ユウレイバナ・シビトバナ・ハカバナとも呼ばれ、墓地、土手、畦道などによく見られ、庭に植える花でないというが、繁殖力が強いせいか、公園、団地・よその庭の花壇にと結構 目にする。
 我が庭も植えた覚えはなく、鳥か風が種を運んできたものと思うが、そのままにし、楽しんでいる。

 彼岸花の球根には、人間6人分の致死量の毒があるという、そんなため、昔から、ねずみ・もぐらなどに荒らされないよう、土手、畦道などに植えたという。

 また、咲いている状態を見れば判るよう、花が咲いているときは葉がなく、葉のあるときは花はないことから、韓国では「花は葉を思い、葉は花を思う」、サンチョ(相恩華)と呼ばれているという。

 作品は、鮮やかな赤を強調したいため、グロウ効果を用いてみたが、中央が紫色にくすんでしまったが、細い水引部分は鮮明に仕上がっていると思う。

コメント
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