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・・・横浜市鶴見区にある禅宗の一派である曹洞宗の大本山「総持寺」・・・
鶴見には、嫁さんの実家があり、義父母の存命中は結構 訪れていたが、「総持寺」へは、気になっていたが、今まで行ったことがなかった。
そんなこともあり、先々週の暖かな木曜日に出向いてみた。
JR鶴見駅から、線路に沿って横浜方面へ7~8分も歩くと、右側の奥まったところに、今回作品とした総持寺の総門である「三松関」を目にする。
門の上部正面には、三樹松関(さんじゅしょうかん)と書かれた扁額があるが、これは、総持寺中興の祖といわれる石川素童禅師(1841~1924)が揮氈iきごう)されたもので、総持寺の祖院がある能登には、みごとな龍の形をした三本の松樹があったことに由来しているという。
偶々 入口にて、袈裟をまとった、坊主頭のまだ若い僧侶2人に出くわし、一瞬異様な感がしたが、場所が場所だけに納得。
作品は、チョークスケッチ(暗)効果を用いたもの。
・・・JR港南台駅の斜向かいにあるバーズの特設売り場・・・
被写体が離れすぎて、何の売り場か判らないが、先月のバレンタインデーに、チョコレートなどをもらった男性が、そのお返しとしてキャンデー・マシュマロ・ホワイトチョコレートなど、女性へ贈るプレゼント品の売り場である。
ご存知「ホワイトデー」といい、日付は3月14日。日本で始まった習慣で、欧米ではみられないという。
誕生の経緯は、日本でバレンタインデーが定着するに従って、若い世代の間でそれにお返しをしようという風潮が生まれ、それを受けて菓子業界が、昭和50年に個々に独自の日を定めて、ビスケットやマシュマロ、キャンデーなどを「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになったが始まりという。
今では国民的行事の1つに数えられるほどに成長している。
作品は、ホワイトデーの10日前から、特設売り場を設営し、購買意欲を促しているところ。
一般的にバレンタインデーのお返しは、3倍返しといわれており、昨今、あまぁい あまぁい市場といえよう。
JRの港南台駅前通りの傍らにある「我輩は石である」という名のモニュメントである。
既に、2005/8 と 2007/8 に同じ通りにある2作品、「涙」と「宿借り」を紹介しているが、本品も横浜彫刻展での受賞作品で、高橋浩之氏が作成し、平成4年に設置されたものである。
高橋氏の実家は、滋賀県蒲生郡で石材店を営んでおり、記念碑・墓石・庭・彫刻などを扱っているとか。
石の加工は、どういう技術があるか知る由もないが、あの固い石を衝撃を与えたように割れ目を2ヶ所設け、これを、ヒビが入った半面で支えている技巧、また、一部 石面を湾曲させている技巧など、ここを通るたびに、どのようにして作成したのか不思議に思う。
作品は、彫刻品の画像を損ねたくないため、エンボス効果を用いて写画にしたもの。
・・・ 梅一輪 一輪ほどの あたたかさ・・・
上述の俳句は、江戸時代前期の俳諧師・服部嵐雪の句だが、まさに、この時季にぴったりで、あちこちで梅を目にするが、厳しい寒さもあと僅か、あとは、見え隠れしている暖かい春を待つばかり、気分的にもホット一息つける時節である。
梅の原産は中国、バラ科サクラ属の落葉高木で、日本には、奈良時代に遣隋使が持ち帰った由。
渡来当初は、桜より愛でられたが、平安時代からは、桜の方に関心が移ったという。
ご存知のように、実が梅干ととなり、梅雨の頃に収穫される。このため江戸時代には、各藩が非常食として梅干を作ることを奨励したため、全国に梅林が見られるようになったという。
作品は、ウォーキングの途中にある港南台中央公園の梅で、左側の白い花をつけたのが梅の木であるが、主役の割にはあまり目立たない。
被写体としての梅は、全体像を撮ると作品のように、花そのものが何だか判らず・・・と言って花をアップにすると、ブロック塀越しの隣の梅と見分けがつかず、迷いのすえ、梅の木は控えでも、構図的に見栄えが良い、境目が縦横に走るアングルとした。
画像処理は、水彩・スャ塔W効果を用いた。