写画へのいざない

父のブログは2005年6月から2010年4月まで、息子のブログは2014年5月から、それぞれご覧いただけます。

仙台七夕

2024-08-04 15:54:55 | 日本の伝統
仙台七夕は、古くは藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれています。新暦の1カ月遅れの暦である中暦を用い、現在の8月6日から8日に開催されています。仙台市役所の入り口にも飾りが始まりました。

江戸風の七夕をとり入れた仙台では、七夕まつりのことを「たなばたさん」といいました。仙台藩祖伊達政宗公は七夕に関する和歌を8首詠んでおり、その一つがこれです。
「まれにあふ こよひはいかに七夕の そらさへはるる あまの川かせ」
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つるし雛

2009-03-04 11:19:08 | 日本の伝統

 熱海からバスに乗り換え1時間40分、最初の観光地である「雛のつるし飾り」発祥の地である稲取温泉に着。

 いまでは「つるし飾り」は、関東地方各地で見られるが、雛の和裁細工のさげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区のさげもん、山形坂田地区の傘福と、この伊豆稲取地区の「雛のつるし飾り」と三地区の風習は、歴史的な背景や由来、文献など数多く残っているという。

 稲取の雛のつるし飾りの風習は、江戸時代 お雛様を購入できる裕福な家庭はまれで、せめて、お雛様の代わりに、愛する子供や孫のために手作りで、初節句を祝おうという、切ない親心から生まれたのが発端という。
 既に、100年以上の歴史を持つが、さげ物は30前後の種類があり、それぞれ意味を持つており、例えば、「ふくろう」・・呪力、福や不苦労をかけて 「すずめ」・・五穀豊穣をあらわして、食に恵まれるように  「とうがらし」・・虫よけの効果があることから娘に虫がつかないように などの意味を持つ。

 今年、小学校に入学する孫娘に喜んでもらおうと、お手頃な値段の「雛のつるし飾り」をお土産にと手にした。

 作品は、文化公園 雛の館に飾られた「雛のつるし飾り」のひとつ。

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豆まき(節分)

2009-02-04 20:13:34 | 日本の伝統

 「鬼は外、福を内!」・・・今日は立春、そして昨日は節分だったが、豆まきという昔からの伝統行事、何割の家庭で行っただろうか。

 節分とは、季節の分かれ目の意味で、元々は 立春・立夏・立秋・立冬の前日をさしていたが、今日では立春の前日を称すのが一般的、また、節分に豆まきを行うようになったのは、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられ、それを豆で追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるという。

 今では、豆まきという伝統行事も、俳優、お相撲、タレントなどによる神社での行事は よく耳にするが、一般家庭では年々少なくなっているように感じる。

 我が家庭では、七草粥、鏡開き、菖蒲湯など、この種の伝統行事は意外と守る方で、今年の豆まきも、鰍ッ声は小さめながら夫婦2人で済ませた。
 まいた豆を、自分の年齢より一つ多く食べると、身体が丈夫になり、風邪をひかないというならわしがあるというが、二人合わせて136粒 食べきれず残念。
 残った豆は、毎年 味噌と和えコンクリート豆にし食すことにしている。

 作品はネットから抽出したものだが、子供がまだ幼稚園に通っている頃、鬼の面をかぶり、まいた豆に逃げ回っていた頃を思い出させる作品である。

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おせち料理

2008-01-23 16:11:15 | 日本の伝統

 我が家の元日の朝食である。
 正月気分もすっかり抜けた今頃に何で?・・・と思われようが、1月は正月つきということでご勘弁を。

 正月 3ヶ日の朝食は、冒頭で述べているよう平均的な日本の家庭に習い、おせち料理とお雑煮である。
 ところが、今まで手作りだったおせち料理が、手間が鰍阡マわしい、嫁さんと2人だけなのに、食材の関係からどうしても多めに作ることになってしまい、正月過ぎても当分残るなど、から、昨年より出来合い品を購入することにしてみた。

 作品の中央が、それだが、右側から一の重、二の重、三の重で、購入時の荷姿は三段重ねになっている。
 一つの箱には15品程度の料理が詰まっており、全部で45品種ある。
 本品は2人用で、数も最小単位が2個づつになつており、いろんな物を食べてみたい人には好く、量も、嫁さんと2人で、丁度3日目に食べ終わり、適量であった。


★おせち料理うんちく
 おせち料理といえば、殆どの人は、お正月に食べる重箱に詰まった料理を思い浮かべると思うが、広辞苑によれば、漢字では『御節』と書き、正月や節句のごちそうに用いる煮しめ料理・・・としている。
 また、百科事典では、正月に食べる料理のこと。節会(せちえ)料理からきた語で、本来は節供(せっく)に供される料理であった。正月三が日間食べられるよう、もちがよく、さめてもよいもの。ごまめ、数の子、勝栗、こぶ巻きなどを取り合わせ、重箱に詰める・・・としている。
 これからわかる通り、元々は「御節」=「正月料理」の意味ではなかったようです。では、いつから、「御節」=「正月料理」と呼ぶようになったか・・・それは、第二次世界大戦後、デパートでお正月料理の箱詰めを売り出す際に、「おせち」という言葉を使ったため、そのイメージで広まったようです。
 それまでは、年賀の客をもてなすための料理を箱詰めしたものを、関西では「蓬莱」(ほうらい)、江戸では「食積」(くいつみ)と言われていたという。

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門松

2008-01-09 20:18:53 | 日本の伝統

 毎年、正月になると家の門の前などに飾っている門松、何のために飾っているのか、孫に聞かれたら答えられるか・・・自問してみたが、自信がもてず、この際チョット調べてみることにした。

 門松は古くから新しい年を迎えるにあたって、玄関先を清め、悪い鬼又は邪気などが家の中に入らぬように門松を立てて、新年の神様をお招きするための目印であり、また、神さまがお降りになったときに宿られる依代(よりしろ)を表すものという。
  正式なの門松は、虫O本を松で囲み、荒縄で結んだ形が一般的ですが、これとて、会社・デパート・大邸宅とかに限られ、一般民家では、作品に見られるような簡素なものが多い。

 飾るのは、現代ではクリスマスなどのイベントもあるため、29 日以降に設置される場合が多い。12月29日に飾るのは「二重苦」、また 9 の末日でもあるので「苦待つ」に通じ、12月31日に飾るのは「一日飾り」といって神をおろそかにするということから、12月28日までに飾るか12月30日に飾るのが良い、とされている。 飾る期間は、1月6日の夕方に片付けて、翌1月7日に処分するのが普通という。

 最近では、一般の家庭でもクリスマスのイルミネーションを飾り、しかも、だんだん規模がエスカレートしているのが見られるが、具の骨頂で、日本人なら伝統にのっとり神仏に拘る飾り付けとしたい。

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