写画へのいざない

父のブログは2005年6月から2010年4月まで、息子のブログは2014年5月から、それぞれご覧いただけます。

つるし雛

2009-03-04 11:19:08 | 日本の伝統

 熱海からバスに乗り換え1時間40分、最初の観光地である「雛のつるし飾り」発祥の地である稲取温泉に着。

 いまでは「つるし飾り」は、関東地方各地で見られるが、雛の和裁細工のさげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区のさげもん、山形坂田地区の傘福と、この伊豆稲取地区の「雛のつるし飾り」と三地区の風習は、歴史的な背景や由来、文献など数多く残っているという。

 稲取の雛のつるし飾りの風習は、江戸時代 お雛様を購入できる裕福な家庭はまれで、せめて、お雛様の代わりに、愛する子供や孫のために手作りで、初節句を祝おうという、切ない親心から生まれたのが発端という。
 既に、100年以上の歴史を持つが、さげ物は30前後の種類があり、それぞれ意味を持つており、例えば、「ふくろう」・・呪力、福や不苦労をかけて 「すずめ」・・五穀豊穣をあらわして、食に恵まれるように  「とうがらし」・・虫よけの効果があることから娘に虫がつかないように などの意味を持つ。

 今年、小学校に入学する孫娘に喜んでもらおうと、お手頃な値段の「雛のつるし飾り」をお土産にと手にした。

 作品は、文化公園 雛の館に飾られた「雛のつるし飾り」のひとつ。

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豆まき(節分)

2009-02-04 20:13:34 | 日本の伝統

 「鬼は外、福を内!」・・・今日は立春、そして昨日は節分だったが、豆まきという昔からの伝統行事、何割の家庭で行っただろうか。

 節分とは、季節の分かれ目の意味で、元々は 立春・立夏・立秋・立冬の前日をさしていたが、今日では立春の前日を称すのが一般的、また、節分に豆まきを行うようになったのは、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられ、それを豆で追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるという。

 今では、豆まきという伝統行事も、俳優、お相撲、タレントなどによる神社での行事は よく耳にするが、一般家庭では年々少なくなっているように感じる。

 我が家庭では、七草粥、鏡開き、菖蒲湯など、この種の伝統行事は意外と守る方で、今年の豆まきも、鰍ッ声は小さめながら夫婦2人で済ませた。
 まいた豆を、自分の年齢より一つ多く食べると、身体が丈夫になり、風邪をひかないというならわしがあるというが、二人合わせて136粒 食べきれず残念。
 残った豆は、毎年 味噌と和えコンクリート豆にし食すことにしている。

 作品はネットから抽出したものだが、子供がまだ幼稚園に通っている頃、鬼の面をかぶり、まいた豆に逃げ回っていた頃を思い出させる作品である。

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おせち料理

2008-01-23 16:11:15 | 日本の伝統

 我が家の元日の朝食である。
 正月気分もすっかり抜けた今頃に何で?・・・と思われようが、1月は正月つきということでご勘弁を。

 正月 3ヶ日の朝食は、冒頭で述べているよう平均的な日本の家庭に習い、おせち料理とお雑煮である。
 ところが、今まで手作りだったおせち料理が、手間が鰍阡マわしい、嫁さんと2人だけなのに、食材の関係からどうしても多めに作ることになってしまい、正月過ぎても当分残るなど、から、昨年より出来合い品を購入することにしてみた。

 作品の中央が、それだが、右側から一の重、二の重、三の重で、購入時の荷姿は三段重ねになっている。
 一つの箱には15品程度の料理が詰まっており、全部で45品種ある。
 本品は2人用で、数も最小単位が2個づつになつており、いろんな物を食べてみたい人には好く、量も、嫁さんと2人で、丁度3日目に食べ終わり、適量であった。


★おせち料理うんちく
 おせち料理といえば、殆どの人は、お正月に食べる重箱に詰まった料理を思い浮かべると思うが、広辞苑によれば、漢字では『御節』と書き、正月や節句のごちそうに用いる煮しめ料理・・・としている。
 また、百科事典では、正月に食べる料理のこと。節会(せちえ)料理からきた語で、本来は節供(せっく)に供される料理であった。正月三が日間食べられるよう、もちがよく、さめてもよいもの。ごまめ、数の子、勝栗、こぶ巻きなどを取り合わせ、重箱に詰める・・・としている。
 これからわかる通り、元々は「御節」=「正月料理」の意味ではなかったようです。では、いつから、「御節」=「正月料理」と呼ぶようになったか・・・それは、第二次世界大戦後、デパートでお正月料理の箱詰めを売り出す際に、「おせち」という言葉を使ったため、そのイメージで広まったようです。
 それまでは、年賀の客をもてなすための料理を箱詰めしたものを、関西では「蓬莱」(ほうらい)、江戸では「食積」(くいつみ)と言われていたという。

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門松

2008-01-09 20:18:53 | 日本の伝統

 毎年、正月になると家の門の前などに飾っている門松、何のために飾っているのか、孫に聞かれたら答えられるか・・・自問してみたが、自信がもてず、この際チョット調べてみることにした。

 門松は古くから新しい年を迎えるにあたって、玄関先を清め、悪い鬼又は邪気などが家の中に入らぬように門松を立てて、新年の神様をお招きするための目印であり、また、神さまがお降りになったときに宿られる依代(よりしろ)を表すものという。
  正式なの門松は、虫O本を松で囲み、荒縄で結んだ形が一般的ですが、これとて、会社・デパート・大邸宅とかに限られ、一般民家では、作品に見られるような簡素なものが多い。

 飾るのは、現代ではクリスマスなどのイベントもあるため、29 日以降に設置される場合が多い。12月29日に飾るのは「二重苦」、また 9 の末日でもあるので「苦待つ」に通じ、12月31日に飾るのは「一日飾り」といって神をおろそかにするということから、12月28日までに飾るか12月30日に飾るのが良い、とされている。 飾る期間は、1月6日の夕方に片付けて、翌1月7日に処分するのが普通という。

 最近では、一般の家庭でもクリスマスのイルミネーションを飾り、しかも、だんだん規模がエスカレートしているのが見られるが、具の骨頂で、日本人なら伝統にのっとり神仏に拘る飾り付けとしたい。

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初詣

2008-01-02 17:26:56 | 日本の伝統

  あけましておめでとうございます

  ここ数年、元日の午前中 参拝に行く春日神社である

 時間はいつもと変わらない9時前後だったが、作品で判るよう参拝者の列ができ、こんなことは初めてだった。
 景気悪さの神だのみか、抜けるような空の青さに誘われたか・・・不明なれど、澄み切った空気のなか参拝するのはいいものである。

 また、いつも感じることだが、正月というと空気が澄み清々しい気がするが、一年間稼動したための、浮遊塵を静かに大地に戻した結果からかと思ったりしている。
 即ち、随時、随所で、このような催しを設けたら、温暖化や環境汚染を解決することの一つではないかと、初夢として思ったりもしている。

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