海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1885 失敗と成功・果樹その1(ブドウとイチジク)

2020-06-21 | 








失敗と成功・果樹その1(ブドウとイチジク)

果樹は裏表の年があるという。

確かに隔年でその傾向があるけれど、今年のブドウは壊滅状態、大失敗である。

昨年はもう鈴なりで、処分に困るほどだったのだが、…。

むなしく空を見上げた。

トホホである。

無農薬の自然栽培だから仕方ないのだけれど、葉っぱを虫に食べられてしまった。

犯人は二枚目の写真の毛虫。

きっと蛾の幼虫だろう。

小さいのを見つけたので、できるだけ駆除したのだけれど、雨模様が続いたので、ちょっと油断した。

二日間で葉っぱはスカスカ状態、これでは実は熟せない。

せめて来年のために、見つけ次第駆除だ!

毛虫の毛に触れると痛いし腫れる、…。

mumumu…。


さて、成功の方はイチジク。

長年栽培しているのにうまくいかずに、わずかな収穫しかなかったが、今年は一工夫した。

毎年丈ばかり伸びて、実がならないのは、きっと枝を伸ばすために養分が使われているからだと思い、

冬の剪定の後に、まっすぐ伸びた新芽の先を5月に摘み取ってみた。

ちょうど手の届く高さで止めたのである。

ついでに、柔らかいので、枝を横に曲げておいた。

そうしたら、脇芽のところに花芽が着いて膨らみ始めた。

新芽は20本ほどあり、それぞれに5、6個…。

まだ途中でどうなるかわからないけれど、順調にいけば多くの収穫が期待できる。

4枚目の写真は、鉢植えのイチジク、セレストという品種。

地植えのとは違う品種だ。

こちらは、肥料をちゃんとやったからか、はじめて実を着けた。

どんな味か、楽しみ。



ブドウは一時期に実るけれど、イチジクは少しずつ収穫できるので、果樹としては優秀だ。

でも、ブドウも食べたい。

失敗は成功の元、来年はもっと考えよう。