



失敗と成功・果樹その1(ブドウとイチジク)
果樹は裏表の年があるという。
確かに隔年でその傾向があるけれど、今年のブドウは壊滅状態、大失敗である。
昨年はもう鈴なりで、処分に困るほどだったのだが、…。
むなしく空を見上げた。
トホホである。
無農薬の自然栽培だから仕方ないのだけれど、葉っぱを虫に食べられてしまった。
犯人は二枚目の写真の毛虫。
きっと蛾の幼虫だろう。
小さいのを見つけたので、できるだけ駆除したのだけれど、雨模様が続いたので、ちょっと油断した。
二日間で葉っぱはスカスカ状態、これでは実は熟せない。
せめて来年のために、見つけ次第駆除だ!
毛虫の毛に触れると痛いし腫れる、…。
mumumu…。
さて、成功の方はイチジク。
長年栽培しているのにうまくいかずに、わずかな収穫しかなかったが、今年は一工夫した。
毎年丈ばかり伸びて、実がならないのは、きっと枝を伸ばすために養分が使われているからだと思い、
冬の剪定の後に、まっすぐ伸びた新芽の先を5月に摘み取ってみた。
ちょうど手の届く高さで止めたのである。
ついでに、柔らかいので、枝を横に曲げておいた。
そうしたら、脇芽のところに花芽が着いて膨らみ始めた。
新芽は20本ほどあり、それぞれに5、6個…。
まだ途中でどうなるかわからないけれど、順調にいけば多くの収穫が期待できる。
4枚目の写真は、鉢植えのイチジク、セレストという品種。
地植えのとは違う品種だ。
こちらは、肥料をちゃんとやったからか、はじめて実を着けた。
どんな味か、楽しみ。
ブドウは一時期に実るけれど、イチジクは少しずつ収穫できるので、果樹としては優秀だ。
でも、ブドウも食べたい。
失敗は成功の元、来年はもっと考えよう。