海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1389 石ころの筆置き

2019-01-17 | 石ころ




石ころの筆置き

前回に続いて石ころの見立てです。

これは一点もの。見ての通りの長めのひょうたん形ですね。

全く自然のままで、加工はしていません。

真ん中辺りに凹部があるので、ちゃんと筆が置けます。

石は茶褐色のホルンフェルスだと思います。

よくこんな形になったものです。

No.1388 石ころの書鎮

2019-01-17 | 石ころ

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石ころの書鎮

昨日の海岸石拾いの成果の一部です。

昨日は、主に三つの目標を立てていました。

1つ目は、自分の住んでいる地域にどんな石があるのか。

2つ目は、実際に石を手にして、果たしてその石の種類や名前が特定できるのか。

3つ目は、気に入った石は持ち帰る。

ということです。

持ち帰るのは、次のような石。
①ちょうど良い形、大きさの書鎮に使えるようなもの。
②水石として飾れる様なもの。

ただし、車ではないので、そんなに多くは持ち帰ることはできません。

かなり厳選しました。


一、 地域的には、火山岩の地層ですから、安山岩、玄武岩が主だと思います。ただ、この海岸の石がどこから来たのかはわかりません。多かったのは、茶褐色と緑色の石です。護岸工事の石かもしれません。川も遡ってみる必要があります。とにかく、今回はこの茶褐色の石が気になりました。


二、 石というのは、その成り立ちによって、大きく分けて三種類、堆積岩、火成岩、変成岩です。そして、各々が成分やでき方によって違う名前がついたいろいろな種類の石でいっぱいです。しかも、それらが交じりあっていたりしますから、素人には、簡単には区別ができません。つまり、簡単に名前を特定することは、大変難しいということ、がよくわかりました。

で、この茶褐色の石、これは何か?この一点に絞って考えてみました。

よく似ているのが、このブログでも何度か登場した、梅化石や茶褐色の赤間硯の原石。

梅化石の原石は、おそらく中国端溪硯と同じ石質、つまり輝緑凝灰岩です。

赤間硯の原石は粘板岩です。硯のほとんどはこの粘板岩です。

ところが、これらとは肌の感じが違います。もっとざらざらしている感じですし、ルーペでは鉱物も見れるので、火山岩の安山岩なのかと思いましたが、たくさんこの石を探していると、石英か方解石の白いラインが入っていることに気づきました。これは、変成作用による貫入ですから、変成岩のホルンフェルスかな?、とも思えるのです。

いろいろ探しているうちに、もっと赤みの強い、きめの細かな、そしてとても硬いチャートの様な石、それから、うねりの縞模様の片岩の仲間も見つけましたから、この辺りに変成岩もあることは確かです。

一応、自分の中での答えとして、半変成の褐色ホルンフェルス、ということにしておきます。


三、 実は、選んだ石はこの20倍程ありましたが、グッと我慢して、書鎮として使えそうな、安定感のある、つまり底の平な、拳よりも小さい石を持ち帰りました。

残念ながら、水石になりそうな石は見つかりませんでした。

上の写真1~6です。

先程のホルンフェルスと思われるのが、写真の1、2、5。今回のメインです。

特に2番目の石は、別の礫を含み、かつ白い貫入の線がきれいにあり、形も美しいですね。
1番目は、堂々としています。5番目は、良い形です。

3番目の石は、灰緑色の火山岩と思いますが、よくわかりません。形が気に入りました。

4番目は、黒い玄武岩かな。三角形の安定感抜群です。

6番目は、ほぼ四角の石灰岩です。これは分かり易いです。


石というのは、気の遠くなるような大昔に、地球の内部から地上に吹き出して急に固まったり、地中ででゆっくり固まったり、あるいは、海底で積もって、圧力で固まったり、熱や圧力で変化したり、そして、それらが複合的に組み合わさって、長い長い年月を経て出来上がったものです。

その石が、山から川を下り、海へやって来て、石ころになり、そして、いま僕の机の上にある。

とても不思議です。

名前なんてどうでもいいから、この石ころ、とてもいとおしいのです。

No.1386 落書き 魚

2019-01-13 | 


落書き 魚

久しぶりに使うボールペンのインクので具合を試していたら、こんなのになっちゃった!という、つまり落書き。

これも昨夜のもので、テレビを見ながらの落書きなのです。

インクがちゃんと出ることを確認してからも、手が動き続けた感じです。

ノートなどへの落書きは、子供の頃からの得意技であります。

無心で描いているので、これはこれで面白いですね。

(A4ザラ紙、何かの印刷物の裏に)

No.1385 画数の多い漢字

2019-01-13 | 


画数の多い漢字

本当は、昨日のうちにUpしようと思っていたのですが、忘れていました。

イチジク剪定の後で、切り口に塗った墨が余ったので、書いたのです。

そして、墨をいっぱい使おうと思い、画数の多い漢字を。

書いてみると、これが面白い。

どうしてこんな字になったのだろうと考えると、もっと面白い。

33画の鹿が三つ。”ソ”と読むのですが、意味は粗い。三つというのは、三匹ではなく、たくさんいるということですが、そのたくさんいる鹿は、羊の様にまとまっているのではなくて、バラバラにいるのですね。それで、粗い。

鳥や馬の種類、名の違いを表すのに、旁に難しい漢字がくると、当然画数は多くなります。

でも、「鬱」等、すごいのを作ったものですね。


はじめは墨の消費でしたが、段々本気モードになって、…。

まあ、こんなところでしょうか。

墨がなくなって、おしまいです。



(33画~29画の漢字、半紙)

No.1384 イチジクの剪定

2019-01-12 | 


イチジクの剪定

イチジクは、その年に伸びた枝に実を着けるので、毎年バッサリと強剪定をします。

天気が回復したので、庭仕事です。

今冬も昨年伸びた枝を切りました。

ここ二年は、出来が悪いので、何がいけないのかを考えながら、春になったらしっかり肥料をやろうと思っています。

切り口には、墨を塗りました。

No.1383 梅の蕾ふくらむ

2019-01-12 | 


梅の蕾ふくらむ

朝少し雨模様でしたが、段々と陽もさしてきたので、久しぶりに庭のチェックです。

鉢植えの南高梅にたくさん花芽がありましたから、そろそろかと接写レンズを付けて庭へ出てみました。

こんな感じで、もう少しですね。

今年は10こくらい実が成るのを期待しています。

No.1382 プリン二種

2019-01-12 | 


プリン二種

卵がいっぱいなので、朝から、柄にもなくプリン作ってみました。

この前から気になっていた、ポリ袋調理法の実験です。

右は普通の卵と牛乳と砂糖、それにバニラエッセンス。

左のは、卵、牛乳、干しブドウ、砂糖、シナモン。

とても柔らかく仕上がったようです。

まだ食べてはいませんが、いかにもプリンの揺れ具合。

これから冷蔵庫です。


No.1381 ほんにしづかな…

2019-01-11 | 山頭火


ほんにしづかな…

山頭火の句「ほんにしづかな草の生えては咲く」

ひらがなのならぶ中で、漢字の草、生、咲が目に飛び込んで来るような句です。

山頭火の句には、こんな句がたくさんあります。

こういうの好きですね!

(色紙)