湖畔人です。
久々に花鳥風月の話です。
今回は、最近通勤路で見て気になっている二つの植物を紹介します。
一つ目は旬な花 ヒガンバナ、曼殊沙華とも呼ばれている鮮やかな赤い花ですね。お彼岸のタイミング、9月中旬から咲きはじめるのでそう呼ばれているようです。
スッと真っすぐに伸びた茎の上に菊の様にカールしたかなり東洋的なフォルムを持つ赤い花びらが特徴的な花ですね。毒性もあり地獄花とも呼ばれるようで、ちょっとした怖さ、少し不気味な感じもありますが、土手の緑色をバックに咲くその鮮やかな朱色の花の一群はかなり目を引きます。彼岸花を見るその一瞬は自分にとってはちょっとした非日常性を味わう瞬間なのです。
次にご紹介したい植物は、パンパスグラス、シロガネヨシと呼ばれる巨大なすすきの様な植物です。これも私の通勤路にあるのですが、初めて見た時はススキが突然変異でもして巨大化でもしてしまったのかと心配したのですが、どうも南米原産のイネ科の植物との事で、6~70cm位にもなる大きな羽毛のような花穂が特徴的な巨大な植物なのです。何か太古の昔、白亜紀の植物でも見ているかのようなそんな気分にさせられる非日常感があってとっても良いのです。その植物が生えている一角を通るたびに何かワクワクした気分になれます。
やっぱ、ちょっとした刺激、ちょっとだけハッとした気分を味わいたいんですよね。こうした特徴のある植物達は変わり映えしない日常に少しだけの刺激を与えてくれるスパイスのような存在なのです。私にとって、とってもありがたい存在なのです。
湖畔人