湖畔人です。
桜も散り掛けていますね。でもまだ外は寒いですね。
世間はウクライナ一色、プーチンさん憎し一色です。
NHKでも民放でもアメリカよりアメリカ政府とNATOの宣伝機関の様な一方的な報道ばかりやっています。
アメリカでは、あの親バイデンの左翼メディアニューヨークタイムズですら、ウクライナのマウリポリやブチャ他の惨劇はロシアによると言うロシア悪者論には疑問を呈しているし、一部のメディアでは、あれら惨劇は、ウクライナのネオナチによって起きた惨劇、また、そのテロ行為を支援するCIAとMI6の仕業だ、と指摘しているメディアも少なくないのにね。本当に気持ち悪い報道ばかりで、とうとう体が反応して蕁麻疹が出始めたのかカユイです。
朝日に至ってはアゾフが英雄的集団だって、ホント、XXか?って話です。出来るだけ早く店終いしてほしいですね。
プーチンさんの言っている事もロシア側の態度も一貫しているのです。
ロシア側が言っているのは、
・ウクライナをNATOに組み入れ、核兵器を配備される事を、ロシアは安全保障的に絶対に許容する事は出来ない。我々は、NATOに対し、ウクライナのNATOへの不参加の確約を書面で望む。もしそれが出来ないなら、軍事拠点を攻撃し破壊する。ただしウクライナ全土の支配が我々の目的ではない。
・ロシア系住民の多い南部と東部はネオナチによる虐殺が続いている為、国連憲章に基づき、彼らをネオナチから守る必要がある。必要に応じて彼らの独立も承認する。
・ウクライナ政府はネオナチを政府から追い出し、彼らの暴挙をやめさるべきだ。
と言った事ですね。何も変わりません。
ロシアは、実際、その線から外れる事は一切していませんね。
民間への攻撃は、ワシントンポストや、他の独立系のメディアによると、あれはロシア軍ではなくアゾフ(ウクライナ軍の主力となったネオナチグループ)が招いているもの、またはアゾフが直接的に攻撃しているもの、と報じています。日本のテレビでは全く聞きませんがね。毎日毎日ロシアが悪、悪とそればかりです。早くNHKも民放も見なくてよい世界が来るとよいのにね。早く退場して欲しいです。正直ね。害悪です。最近はタブロイド紙も目障りで、ゲンダイもフジも超目障りです。早めにChapter11入りしてほしいですね。
で、戦争前に、プーチンさんがした演説がありましたね。2022年2月24日にありました。
あれをもう一回お浚いしたいなと思いまして、要約を試みました。自分の言葉に直してあるので、精度的にはどうか判りませんが、大きく外れてはいない筈です。
下記がそれです。時間がある方はお付き合い願います。
では、始めます。
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親愛なるロシア国民の皆さん、親愛なる友人の皆さん。
今日はまず、ドンバス(=ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州)で起きている悲劇的な事態と、ロシアにとって重要な安全保障の問題、それらについてまず振り返りたいと思います。
まず、今年の2月21日の演説で話したことから始めさせてください。
我々の懸念は、NATOの東方への拡大、彼らの軍備が今ロシア国境へと近づかんとしている点ですね。
この30年間、ロシアは、粘り強く、忍耐強く、NATOとの合意形成を試みて来ましたが、どうも無駄な試みだったようです。
我々の示した誠意に対して、彼らが返して来たものは、冷笑と欺瞞と嘘と圧力と恐喝だけでした。
私たちの度重なる抗議や懸念もずっと無視され続け、NATOの東方への拡大は止む事はありませんでした。
では、なぜ、このような事態が起きる事になったのでしょうか?
その答えは明白です。
ソ連の崩壊により世界のパワーバランスが崩れ、これにより、従来からの条約や協定が事実上無効となり、力を持つ者(アメリカ)の意向で世界が動いて来たからこうなったのです。そこは説得や懇願が通用しない世界です。
彼らは、彼らの目指す新しい世界秩序の構築、NEW WORLD ORDERの構築に向け、本来すべき合意形成と言う民主的、紳士的なプロセスを踏まずに、強引に、彼らのプランに合致すれば持ち上げ仲間にし、彼らのプランに反すれば、その国を敵と認定し、嘘の喧伝を含むあらゆる手段で、その敵を排斥し、多くの国の体制を崩壊に追い込んで来ました。そしてその結果残ったものは混乱と不幸と悲しみです。
例としてあげれば、まずはベオグラードです。
NATOは国連安保理の承認なしに流血の軍事作戦をベオグラードで実行し、ヨーロッパの中心で戦闘機やミサイルを使う暴挙に出ました。
リビアでもNATOは国連安保理の決定を曲解し、国を破壊し、国際テロリズムの巨大な温床を作りました。(湖畔人:ネオコン達はそこで兵器を売って稼いでいます=悪魔です)
シリアでも、国連安保理の承認が無いままにNATOは軍事活動を行いました。
そしてイラクが一番ひどくて、当時の国務長官のパウエルが、全世界を前にして、白い粉が入った試験管を振って見せ"これこそがイラクで開発されている化学兵器だ!"と嘘を付き、イラクを攻撃し、フセインを殺し、国を混乱に置きました。後になって、それはすべて、デマであり、はったりであることが判明しましたが、NATOは反省する気もないようです。(湖畔人:多くの罪のない人々が死んだ要らない戦争です。ブッシュもチェイニーもブレアも小泉も万死に値します。)
これらの必要のない欧米NATOによる無駄な戦争で、中東では数百万人もの人々が難民となりました。
国家の最上層が国連の壇上で嘘をつき、起きた事なのです。結果、大きな犠牲、破壊がもたらされ、テロリズムが一気に広がりました。
これがNATO、アメリカがして来たことです。
これら、いかさま行為は、国際関係の原則に反するだけではなく、一般的な道徳と倫理規範にも反します。これらの行為の何処に正義と真実があるのか?あるのは嘘と偽善だけではないか?
政治は汚れたものと言うが、ここまで酷くないはずだ。ここまで汚くはないはずだ。
そして、こうした欺瞞に、アメリカの政治家達、政治学者達、ジャーナリスト達も加担し、一役を担っている。そして世界の主要国、G7はそんな嘘の帝国、アメリカに何も言えずにただ従っている。それが今の西側諸国だ。
そんな欧米に対し、ソ連崩壊後の新生ロシアは、先例のないほど胸襟を開き、西側諸国と誠実に向き合う用意があることを示し続けたにもかかわらず、その誠意は踏みにじられ、90年代も2000年代の初頭も、軍縮を進めるという条件のもとに、ロシアの資源も産業もあらゆる利権が搾り取られんとしました。ロシアは完全崩壊の一歩手前でした。英米の工作機関達(CIAやMI6)は、チェチェンのテロリストを支援、育成、扇動し、ロシアを更なる混乱に陥れました。
その後も、彼等工作員達は、破壊的、退廃的な西側のカルチャーや思想をロシアに広めんとし、ロシアを内側から破壊せんと試みて来ました。しかし、それら西側の文化や思想は、人間の本性に反するがゆえに必ず将来的に失敗する事になると確信をしています。(湖畔人:多分LGBTQやキャンセルカルチャーの事だと思います)
そして、2021年12月、我々は、再度、アメリカ、NATO側にヨーロッパの安全保障の原則とNATO東側への不拡大の確約を働きかけましたが、断られました。すべては無駄な試みだったようです。アメリカの立場は変わりませんでした。
では我々はこうした事態に対し、一体どう対処すべきなのでしょうか?
それは過去から学ぶ必要があります。
先の大戦時、ソ連は、ギリギリまでナチスを挑発しないように努めました。でも、その甘い対応により、敵の侵入を許し、結果、とてつもなく大きな代償を払う事になりました。最初の数か月で、広大な領土と数百万人の人々を失う事になったのです。
私たちはこのような失敗を2度と繰り返してはなりません。
世界覇権を求める者たち(世界政府を目指す者達=NEW WORLD ORDERの指向者達=欧米、特にアメリカ)は、公然と、平然と、何の根拠もなく、ロシアを敵国と呼びます。(湖畔人:敵国と呼ばれると言う事は、ロシアがまた攻められる危険性が高いと言う事になります。)
確かに彼ら(米国)は現在、金融、科学技術、軍事において大きな力を有していますが、とは言え、我々も、まだ世界最大の核保有国の1つであるし、最新鋭兵器においても一定の優位性は有しているのです。
もし、私たちの国境に隣接するウクライナで軍事開発(湖畔人:核配備)が行われる事を許せば、その危険な状態は今後永遠に続く脅威となってロシアを悩ます事になりますので、絶対許容してはなりません。
であるにもかかわらず、ここ数日、NATOの指導部は、みずからの軍備のロシア国境への接近を加速させ促進する必要があると明言しているのです。これは結局のところ、ロシアにとって死活問題であり、民族としての未来に関わる重大な問題に直面している事を意味します。私たちと隣接し、且つ嘗て私たちの歴史的な領土の一部だったウクライナに"反ロシア"が作られんとしているのです。そんな事、傍観し続けられるはずもありませんね。それこそ、何度も言ってきた我々にとってのレッドラインなのです。NATOはその超えてはならない一線を超えて来たのです。
同時にドンバスの悲劇的情勢があります。
2014年にウクライナでクーデターを起こした勢力が権力を乗っ取り、紛争の平和的解決を完全に拒否し続けてきました。8年もの長い間、私たちは、事態が平和的・政治的手段に解決されるよう、あらゆる手を尽くしてきましたが、それらの試みはどうも徒労に終わったようです。先の演説でもすでに述べましたがが、ロシア系住民へのネオナチの虐殺は惨過ぎるものがあります。
ロシアにしか希望を託せない、ロシアにしか頼れない数百万人の住民に対するジェノサイドを、我々はもうこれ以上放置する事は出来ません。
であるのにもかかわらず、NATO主要諸国達は、みずからの目的を達成するために、ウクライナ内の極右民族主義者達、ネオナチをあらゆる面で支援し続けています。彼らネオナチは、クリミアとセバストポリの住民が、自由な選択としてロシアとの再統合を選んだ事を決して許さないでしょう。これからも、戦争を仕掛けては、ロシア系住民の殲滅を試みて来る事でしょう。今や、ウクライナのネオナチは、ロシアの土地さえ奪わんとしているのです。更に核保有まで求めている始末です。そんなこと到底許容できるはずもありません。
先の大戦では一部のウクライナ人達がナチスを歓迎し、ナチスに同調をし、多くの同胞を殺しましたが、また同じ事が繰り返されています。ロシアは、ロシアを頼る人々をネオナチから守らねばなりません。
ただ、勘違いして欲しくないのは、我々ロシアは、ソ連の崩壊後に誕生した数多くの独立国を吸収したい訳ではないのです。ロシアは、彼らの主権を尊重していますし、今後もそれは変りません。その例として挙げられるのが、ロシアがカザフスタンに対して取った支援を見ればお判りいただけるはずです。
ただ、今のネオナチが支配するウクライナは、余りにも危険なので、対処が必要なのです。
ドンバスの人民共和国もロシアに助けを求めてきました。
我々はこれを受け、国連憲章第7章51条と、ロシア安全保障会議の承認に基づき、また、本年2月22日に連邦議会が批准した、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国との友好および協力に関する条約を履行するため、特別な軍事作戦を実施する決定を下しました。
その目的は、8年間、ウクライナ政府によって虐げられ、ジェノサイドにさらされてきた人々を保護することです。そしてそのために、私たちはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指して行きます。また、ロシア国民を含む民間人に対し、数多くの血生臭い犯罪を犯してきた者たちを裁判にかけるつもりです。
ただ、私たちの計画にウクライナ領土の占領は入っていません。私たちは誰のことも力で押さえつけるつもりはないのです。
同時に、ソビエトの全体主義政権が署名した文書は、それは第二次世界大戦の結果を明記したものですが、もはや履行すべきではないという声が、最近、西側諸国から聞こえてくるのですが、さて、それにどう答えるべきでしょうか?第二次世界大戦の結果は、ナチズムに対する勝利の祭壇に、我が国民が捧げた犠牲と同じように、神聖なものです。しかしそれは、戦後数十年の現実に基づいた、人権と自由という崇高な価値観と矛盾するものではありません。また、国連憲章第1条に明記されている民族自決の権利を取り消すものでもありません。ソビエト連邦が誕生した時も、第二次世界大戦後も、今のウクライナの領土に住んでいた人々に、どのような生活を送っていきたいかと聞いた人など1人もいなかったことを思い出してほしいです。私たちの政治の根底にあるのは、自由、つまり、誰もが自分と自分の子どもたちの未来を自分で決めることのできる選択の自由です。そして、今のウクライナの領土に住むすべての人々、希望するすべての人々が、この権利、つまり、選択の自由と言う権利を行使できるようにすることが重要であると私たちは考えています。
これに関して、ウクライナの人々に申し上げたい。
2014年、ロシアは、あなた方自身が"ナチス"と呼ぶ者達から、クリミアとセバストポリの住民を守らなければなりませんでした。クリミアとセバストポリの住民は、自分たちの歴史的な祖国であるロシアと一緒になることを、自分たちの意思として選択をしたのです。そして私たちは彼らの意思を尊重し、支持しました。繰り返しますが、他に選択肢はなかったのです。
ロシアの目的はウクライナの“占領”ではなく、ロシアを守る事です。現在起きている事は、ウクライナ国家やウクライナ人の利益を侵害したい、という思いによるものではありません。それは、ウクライナを人質にとり、我が国と我が国民に対し利用しようとする者たちから、ロシア自身を守るためにやっているのです。
繰り返しますが、私たちの行動は、我々に対して作り上げられた脅威、今起きていることよりももっと大きな災難に対する自己防衛なのです。
またウクライナ軍の軍人たちにも呼びかけなければなりません。
あなた方が忠誠を誓ったのは、ウクライナ国民に対してであり、ウクライナを略奪し国民を虐げている反人道的な集団(ネオナチ、アゾフ他)に対してではないはずです。彼らネオナチの犯罪的な命令には従わないで欲しい。直ちに武器を置いて家に帰るよう、あなた方に呼びかけたいと思います。
もう一度、重ねて強調しておきますが、起こりうる流血のすべての責任は、全面的に、完全に、ウクライナの領土を統治する政権の良心にかかっています。
NATO(今起きている事態に外から干渉したい思いに駆られているかもしれない者たち)にも言っておきたい事があります。
私たちに干渉しようとする者達に対しては、それが誰であれ、歴史上直面したことのないような事態に陥らせる、と、そのような決意をロシアが持っている事を知っておいていただきたい。
私たちは、あらゆる事態の展開に対する準備ができています。
そのために必要な決定はすべて既に下されているのです。
私の言葉があなた方にしっかり届くことを願っています。
親愛なるロシア国民の皆さん
私たちは皆、真の力とは、私たちの側にある正義と真実にこそあるのだ、ということを知っています。
まさに力および戦う意欲こそが、独立と主権の基礎であり、その上にこそ、私たちの未来も、私たちの家も、家族も、祖国も、しっかりと作り上げていくことができると考えています。
自国に献身的なロシア軍の兵士および士官は、プロフェッショナルに、勇敢に、みずからの義務を果たすだろうと確信をしています。
歴史上常にそうであったように、ロシアの運命は、多民族からなる我が国民の信頼できる手に委ねられています。それはつまり、下された決定が実行され、設定された目標が達成され、我が祖国の安全がしっかりと保証される、ということになります。
あなた方からの支持と、あなた方の祖国愛がもたらす無敵の力を私は信じています。
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と、ざっとこんな感じでした。流石プーチンさん、立派ですね。
今までプーチンさんが言ってきたことと一緒です。
ロシアはソ連崩壊後西側の一員にならんと試みたかが、ロシアの権益だけを吸い取らんとし、西側の先進的?且つ退廃的な文化を押し付けられ、国の解体と、世界政府の一員となる事への参加(アメリカの庇護下に置かれる)を強要されたが、それには同意しかねると拒否し、欧米、特にアメリカとNATOが主に中東でやってきたデタラメと嘘による多くの国の体制の転覆が招いたテロの温床化は、世界にとって害悪であり、西側の諸国G7は猛省すべき、と言う考え方ですね。もう100%同意です。
また、特にNATOはロシアに対して東進を続け、とうとうウクライナまで来てネオナチを支援し、政府内部にまで配置をし、核兵器をウクライナに設置し、ロシアの安全保障を脅かさんとしていますが、この今の現状は、レッドラインを超えた行為であり、到底許容できるものではない。
従って、ロシアは、下記を遂行する。
・ウクライナをNATOに組み入れ、核兵器を配備される事を、ロシアは安全保障的に絶対に許容する事は出来ない。我々は、NATOに対し、ウクライナのNATOへの不参加の確約を書面で望む。もしそれが出来ないなら、軍事拠点を攻撃し破壊する。ただしウクライナ全土の支配が我々の目的ではない。
・ロシア系住民の多い南部と東部はネオナチによる虐殺が続いている為、国連憲章に基づき、彼らをネオナチから守る必要がある。必要に応じて彼らの独立も承認する。
・ウクライナ政府はネオナチを政府から追い出し、彼らの暴挙をやめさるべきだ。
と言った事を要求している訳です。
言っていることは一貫しており、何も変わりませんね。
推し政党の情報通の方によると、世界では、フリーダムコンボイばりに、ロシア国旗を飾ったロシア支持の車が列を作るデモが起きているようですね。ドイツでもギリシャでも確認されたようです。
頑張れ、プーチンさん! トランプさんが来るまで何とか耐えてね。
では、できれば、また、今週末中にウクライナに関するデタラメ報道への突っ込み記事を書ければ良いなと思っています。時間が許せばね。
後は音楽もね。世情と真逆な能天気な春を感じさせる音楽をボチボチやりたいと考えています。時間があれば。
では、また。
湖畔人