第728話.痛快なエマニュエルトッド 

2022-04-24 06:13:46 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

最近エマニュエルトッドと言うフランスの学者の言論がHOTですよね。

文芸春秋のインタビューで彼はこう言う感じの事を言っています。

”世界はプーチンは狂っていると言うけど、ロシアの動きは戦略的で、予測可能。ロシアの行動は『合理的』で『暴力的』とも言える。
でも、それに対しウクライナは予測不能。米英の言う事を聞いてロシアにケンカを売ってるけど、どっからどう見てもやってる事が無謀。イカレてる。しかし、一番ヤバイのはバイデンのUS。だってやってる事に軸がない。一貫性が無くぐちゃぐちゃで場当たり的。無責任で予測不能な失言を繰り返すバイデンは何を考えているのかさっぱり分からん。

そのUSの“危うさ”は、日本にとって最大のリスク。日本は安全保障をUSに頼りきってるけど、核の傘は幻想、USは日本を守らない。日本は核武装すべき。

我が母国、フランスも核を持つ事で、パワーゲームに翻弄されず、真の『自律』が出来ている。ただ、注意点は、核シェアと言うアイデアは愚か。使用すれば自国も核攻撃を受けるリスクのある核兵器は、原理的に他国のためには使えないから。中国や北朝鮮に米国本土を核攻撃できる能力がある中、米国が自国の核を使って日本を守ることは”絶対に”あり得えない。日本は自分で核を保有せよ!”
との事でした。

100%同意します!
トッドさん、本当のことを言ってくれてありがとう!

彼は、フランスの人口統計学者、歴史学者、人類学者で、ソ連の崩壊やUKのEU離脱やトランプ政権の誕生を予言した事で有名。予言者と言われている。

そして彼もユダヤ人。こんなユダヤ人もいるから単純に”ユダヤ人って…”なんて単純なカテゴライズはしてはいけないんだよね。

彼は偉大です。

でも、ユダヤが率いるDS、ネオコン、イルミナティは漆黒だよね。

善悪両極端なんだよね、ユダヤ人は。

イエスもユダヤなら、マルクスやロスチャイルドもユダヤ。両極端です。

では。

湖畔人 


第719話.今、振り返ってみる2022年2月24日のプーチンさんの演説

2022-04-09 15:42:20 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

桜も散り掛けていますね。でもまだ外は寒いですね。

世間はウクライナ一色、プーチンさん憎し一色です。

NHKでも民放でもアメリカよりアメリカ政府とNATOの宣伝機関の様な一方的な報道ばかりやっています。

アメリカでは、あの親バイデンの左翼メディアニューヨークタイムズですら、ウクライナのマウリポリやブチャ他の惨劇はロシアによると言うロシア悪者論には疑問を呈しているし、一部のメディアでは、あれら惨劇は、ウクライナのネオナチによって起きた惨劇、また、そのテロ行為を支援するCIAとMI6の仕業だ、と指摘しているメディアも少なくないのにね。本当に気持ち悪い報道ばかりで、とうとう体が反応して蕁麻疹が出始めたのかカユイです。

朝日に至ってはアゾフが英雄的集団だって、ホント、XXか?って話です。出来るだけ早く店終いしてほしいですね。

プーチンさんの言っている事もロシア側の態度も一貫しているのです。

ロシア側が言っているのは、

・ウクライナをNATOに組み入れ、核兵器を配備される事を、ロシアは安全保障的に絶対に許容する事は出来ない。我々は、NATOに対し、ウクライナのNATOへの不参加の確約を書面で望む。もしそれが出来ないなら、軍事拠点を攻撃し破壊する。ただしウクライナ全土の支配が我々の目的ではない。

・ロシア系住民の多い南部と東部はネオナチによる虐殺が続いている為、国連憲章に基づき、彼らをネオナチから守る必要がある。必要に応じて彼らの独立も承認する。

・ウクライナ政府はネオナチを政府から追い出し、彼らの暴挙をやめさるべきだ。

と言った事ですね。何も変わりません。

ロシアは、実際、その線から外れる事は一切していませんね。

民間への攻撃は、ワシントンポストや、他の独立系のメディアによると、あれはロシア軍ではなくアゾフ(ウクライナ軍の主力となったネオナチグループ)が招いているもの、またはアゾフが直接的に攻撃しているもの、と報じています。日本のテレビでは全く聞きませんがね。毎日毎日ロシアが悪、悪とそればかりです。早くNHKも民放も見なくてよい世界が来るとよいのにね。早く退場して欲しいです。正直ね。害悪です。最近はタブロイド紙も目障りで、ゲンダイもフジも超目障りです。早めにChapter11入りしてほしいですね。

で、戦争前に、プーチンさんがした演説がありましたね。2022年2月24日にありました。

あれをもう一回お浚いしたいなと思いまして、要約を試みました。自分の言葉に直してあるので、精度的にはどうか判りませんが、大きく外れてはいない筈です。

下記がそれです。時間がある方はお付き合い願います。

では、始めます。

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親愛なるロシア国民の皆さん、親愛なる友人の皆さん。

今日はまず、ドンバス(=ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州)で起きている悲劇的な事態と、ロシアにとって重要な安全保障の問題、それらについてまず振り返りたいと思います。

まず、今年の2月21日の演説で話したことから始めさせてください。

我々の懸念は、NATOの東方への拡大、彼らの軍備が今ロシア国境へと近づかんとしている点ですね。

この30年間、ロシアは、粘り強く、忍耐強く、NATOとの合意形成を試みて来ましたが、どうも無駄な試みだったようです。

我々の示した誠意に対して、彼らが返して来たものは、冷笑と欺瞞と嘘と圧力と恐喝だけでした。

私たちの度重なる抗議や懸念もずっと無視され続け、NATOの東方への拡大は止む事はありませんでした。

では、なぜ、このような事態が起きる事になったのでしょうか?

その答えは明白です。

ソ連の崩壊により世界のパワーバランスが崩れ、これにより、従来からの条約や協定が事実上無効となり、力を持つ者(アメリカ)の意向で世界が動いて来たからこうなったのです。そこは説得や懇願が通用しない世界です。

彼らは、彼らの目指す新しい世界秩序の構築、NEW WORLD ORDERの構築に向け、本来すべき合意形成と言う民主的、紳士的なプロセスを踏まずに、強引に、彼らのプランに合致すれば持ち上げ仲間にし、彼らのプランに反すれば、その国を敵と認定し、嘘の喧伝を含むあらゆる手段で、その敵を排斥し、多くの国の体制を崩壊に追い込んで来ました。そしてその結果残ったものは混乱と不幸と悲しみです。

例としてあげれば、まずはベオグラードです。
NATOは国連安保理の承認なしに流血の軍事作戦をベオグラードで実行し、ヨーロッパの中心で戦闘機やミサイルを使う暴挙に出ました。

リビアでもNATOは国連安保理の決定を曲解し、国を破壊し、国際テロリズムの巨大な温床を作りました。(湖畔人:ネオコン達はそこで兵器を売って稼いでいます=悪魔です)

シリアでも、国連安保理の承認が無いままにNATOは軍事活動を行いました。

そしてイラクが一番ひどくて、当時の国務長官のパウエルが、全世界を前にして、白い粉が入った試験管を振って見せ"これこそがイラクで開発されている化学兵器だ!"と嘘を付き、イラクを攻撃し、フセインを殺し、国を混乱に置きました。後になって、それはすべて、デマであり、はったりであることが判明しましたが、NATOは反省する気もないようです。(湖畔人:多くの罪のない人々が死んだ要らない戦争です。ブッシュもチェイニーもブレアも小泉も万死に値します。)

これらの必要のない欧米NATOによる無駄な戦争で、中東では数百万人もの人々が難民となりました。

国家の最上層が国連の壇上で嘘をつき、起きた事なのです。結果、大きな犠牲、破壊がもたらされ、テロリズムが一気に広がりました。

これがNATO、アメリカがして来たことです。

これら、いかさま行為は、国際関係の原則に反するだけではなく、一般的な道徳と倫理規範にも反します。これらの行為の何処に正義と真実があるのか?あるのは嘘と偽善だけではないか?

政治は汚れたものと言うが、ここまで酷くないはずだ。ここまで汚くはないはずだ。

そして、こうした欺瞞に、アメリカの政治家達、政治学者達、ジャーナリスト達も加担し、一役を担っている。そして世界の主要国、G7はそんな嘘の帝国、アメリカに何も言えずにただ従っている。それが今の西側諸国だ。

そんな欧米に対し、ソ連崩壊後の新生ロシアは、先例のないほど胸襟を開き、西側諸国と誠実に向き合う用意があることを示し続けたにもかかわらず、その誠意は踏みにじられ、90年代も2000年代の初頭も、軍縮を進めるという条件のもとに、ロシアの資源も産業もあらゆる利権が搾り取られんとしました。ロシアは完全崩壊の一歩手前でした。英米の工作機関達(CIAやMI6)は、チェチェンのテロリストを支援、育成、扇動し、ロシアを更なる混乱に陥れました。

その後も、彼等工作員達は、破壊的、退廃的な西側のカルチャーや思想をロシアに広めんとし、ロシアを内側から破壊せんと試みて来ました。しかし、それら西側の文化や思想は、人間の本性に反するがゆえに必ず将来的に失敗する事になると確信をしています。(湖畔人:多分LGBTQやキャンセルカルチャーの事だと思います)

そして、2021年12月、我々は、再度、アメリカ、NATO側にヨーロッパの安全保障の原則とNATO東側への不拡大の確約を働きかけましたが、断られました。すべては無駄な試みだったようです。アメリカの立場は変わりませんでした。

では我々はこうした事態に対し、一体どう対処すべきなのでしょうか?
それは過去から学ぶ必要があります。

先の大戦時、ソ連は、ギリギリまでナチスを挑発しないように努めました。でも、その甘い対応により、敵の侵入を許し、結果、とてつもなく大きな代償を払う事になりました。最初の数か月で、広大な領土と数百万人の人々を失う事になったのです。

私たちはこのような失敗を2度と繰り返してはなりません。

世界覇権を求める者たち(世界政府を目指す者達=NEW WORLD ORDERの指向者達=欧米、特にアメリカ)は、公然と、平然と、何の根拠もなく、ロシアを敵国と呼びます。(湖畔人:敵国と呼ばれると言う事は、ロシアがまた攻められる危険性が高いと言う事になります。)
確かに彼ら(米国)は現在、金融、科学技術、軍事において大きな力を有していますが、とは言え、我々も、まだ世界最大の核保有国の1つであるし、最新鋭兵器においても一定の優位性は有しているのです。
もし、私たちの国境に隣接するウクライナで軍事開発(湖畔人:核配備)が行われる事を許せば、その危険な状態は今後永遠に続く脅威となってロシアを悩ます事になりますので、絶対許容してはなりません。

であるにもかかわらず、ここ数日、NATOの指導部は、みずからの軍備のロシア国境への接近を加速させ促進する必要があると明言しているのです。これは結局のところ、ロシアにとって死活問題であり、民族としての未来に関わる重大な問題に直面している事を意味します。私たちと隣接し、且つ嘗て私たちの歴史的な領土の一部だったウクライナに"反ロシア"が作られんとしているのです。そんな事、傍観し続けられるはずもありませんね。それこそ、何度も言ってきた我々にとってのレッドラインなのです。NATOはその超えてはならない一線を超えて来たのです。

同時にドンバスの悲劇的情勢があります。
2014年にウクライナでクーデターを起こした勢力が権力を乗っ取り、紛争の平和的解決を完全に拒否し続けてきました。8年もの長い間、私たちは、事態が平和的・政治的手段に解決されるよう、あらゆる手を尽くしてきましたが、それらの試みはどうも徒労に終わったようです。先の演説でもすでに述べましたがが、ロシア系住民へのネオナチの虐殺は惨過ぎるものがあります。

ロシアにしか希望を託せない、ロシアにしか頼れない数百万人の住民に対するジェノサイドを、我々はもうこれ以上放置する事は出来ません。

であるのにもかかわらず、NATO主要諸国達は、みずからの目的を達成するために、ウクライナ内の極右民族主義者達、ネオナチをあらゆる面で支援し続けています。彼らネオナチは、クリミアとセバストポリの住民が、自由な選択としてロシアとの再統合を選んだ事を決して許さないでしょう。これからも、戦争を仕掛けては、ロシア系住民の殲滅を試みて来る事でしょう。今や、ウクライナのネオナチは、ロシアの土地さえ奪わんとしているのです。更に核保有まで求めている始末です。そんなこと到底許容できるはずもありません。

先の大戦では一部のウクライナ人達がナチスを歓迎し、ナチスに同調をし、多くの同胞を殺しましたが、また同じ事が繰り返されています。ロシアは、ロシアを頼る人々をネオナチから守らねばなりません。

ただ、勘違いして欲しくないのは、我々ロシアは、ソ連の崩壊後に誕生した数多くの独立国を吸収したい訳ではないのです。ロシアは、彼らの主権を尊重していますし、今後もそれは変りません。その例として挙げられるのが、ロシアがカザフスタンに対して取った支援を見ればお判りいただけるはずです。

ただ、今のネオナチが支配するウクライナは、余りにも危険なので、対処が必要なのです。

ドンバスの人民共和国もロシアに助けを求めてきました。

我々はこれを受け、国連憲章第7章51条と、ロシア安全保障会議の承認に基づき、また、本年2月22日に連邦議会が批准した、ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国との友好および協力に関する条約を履行するため、特別な軍事作戦を実施する決定を下しました。

その目的は、8年間、ウクライナ政府によって虐げられ、ジェノサイドにさらされてきた人々を保護することです。そしてそのために、私たちはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指して行きます。また、ロシア国民を含む民間人に対し、数多くの血生臭い犯罪を犯してきた者たちを裁判にかけるつもりです。

ただ、私たちの計画にウクライナ領土の占領は入っていません。私たちは誰のことも力で押さえつけるつもりはないのです。

同時に、ソビエトの全体主義政権が署名した文書は、それは第二次世界大戦の結果を明記したものですが、もはや履行すべきではないという声が、最近、西側諸国から聞こえてくるのですが、さて、それにどう答えるべきでしょうか?第二次世界大戦の結果は、ナチズムに対する勝利の祭壇に、我が国民が捧げた犠牲と同じように、神聖なものです。しかしそれは、戦後数十年の現実に基づいた、人権と自由という崇高な価値観と矛盾するものではありません。また、国連憲章第1条に明記されている民族自決の権利を取り消すものでもありません。ソビエト連邦が誕生した時も、第二次世界大戦後も、今のウクライナの領土に住んでいた人々に、どのような生活を送っていきたいかと聞いた人など1人もいなかったことを思い出してほしいです。私たちの政治の根底にあるのは、自由、つまり、誰もが自分と自分の子どもたちの未来を自分で決めることのできる選択の自由です。そして、今のウクライナの領土に住むすべての人々、希望するすべての人々が、この権利、つまり、選択の自由と言う権利を行使できるようにすることが重要であると私たちは考えています。

これに関して、ウクライナの人々に申し上げたい。

2014年、ロシアは、あなた方自身が"ナチス"と呼ぶ者達から、クリミアとセバストポリの住民を守らなければなりませんでした。クリミアとセバストポリの住民は、自分たちの歴史的な祖国であるロシアと一緒になることを、自分たちの意思として選択をしたのです。そして私たちは彼らの意思を尊重し、支持しました。繰り返しますが、他に選択肢はなかったのです。

ロシアの目的はウクライナの“占領”ではなく、ロシアを守る事です。現在起きている事は、ウクライナ国家やウクライナ人の利益を侵害したい、という思いによるものではありません。それは、ウクライナを人質にとり、我が国と我が国民に対し利用しようとする者たちから、ロシア自身を守るためにやっているのです。

繰り返しますが、私たちの行動は、我々に対して作り上げられた脅威、今起きていることよりももっと大きな災難に対する自己防衛なのです。

またウクライナ軍の軍人たちにも呼びかけなければなりません。

あなた方が忠誠を誓ったのは、ウクライナ国民に対してであり、ウクライナを略奪し国民を虐げている反人道的な集団(ネオナチ、アゾフ他)に対してではないはずです。彼らネオナチの犯罪的な命令には従わないで欲しい。直ちに武器を置いて家に帰るよう、あなた方に呼びかけたいと思います。

もう一度、重ねて強調しておきますが、起こりうる流血のすべての責任は、全面的に、完全に、ウクライナの領土を統治する政権の良心にかかっています。

NATO(今起きている事態に外から干渉したい思いに駆られているかもしれない者たち)にも言っておきたい事があります。

私たちに干渉しようとする者達に対しては、それが誰であれ、歴史上直面したことのないような事態に陥らせる、と、そのような決意をロシアが持っている事を知っておいていただきたい。

私たちは、あらゆる事態の展開に対する準備ができています。
そのために必要な決定はすべて既に下されているのです。
私の言葉があなた方にしっかり届くことを願っています。

親愛なるロシア国民の皆さん

私たちは皆、真の力とは、私たちの側にある正義と真実にこそあるのだ、ということを知っています。

まさに力および戦う意欲こそが、独立と主権の基礎であり、その上にこそ、私たちの未来も、私たちの家も、家族も、祖国も、しっかりと作り上げていくことができると考えています。

自国に献身的なロシア軍の兵士および士官は、プロフェッショナルに、勇敢に、みずからの義務を果たすだろうと確信をしています。

歴史上常にそうであったように、ロシアの運命は、多民族からなる我が国民の信頼できる手に委ねられています。それはつまり、下された決定が実行され、設定された目標が達成され、我が祖国の安全がしっかりと保証される、ということになります。

あなた方からの支持と、あなた方の祖国愛がもたらす無敵の力を私は信じています。

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と、ざっとこんな感じでした。流石プーチンさん、立派ですね。
今までプーチンさんが言ってきたことと一緒です。

ロシアはソ連崩壊後西側の一員にならんと試みたかが、ロシアの権益だけを吸い取らんとし、西側の先進的?且つ退廃的な文化を押し付けられ、国の解体と、世界政府の一員となる事への参加(アメリカの庇護下に置かれる)を強要されたが、それには同意しかねると拒否し、欧米、特にアメリカとNATOが主に中東でやってきたデタラメと嘘による多くの国の体制の転覆が招いたテロの温床化は、世界にとって害悪であり、西側の諸国G7は猛省すべき、と言う考え方ですね。もう100%同意です。

また、特にNATOはロシアに対して東進を続け、とうとうウクライナまで来てネオナチを支援し、政府内部にまで配置をし、核兵器をウクライナに設置し、ロシアの安全保障を脅かさんとしていますが、この今の現状は、レッドラインを超えた行為であり、到底許容できるものではない。

従って、ロシアは、下記を遂行する。

・ウクライナをNATOに組み入れ、核兵器を配備される事を、ロシアは安全保障的に絶対に許容する事は出来ない。我々は、NATOに対し、ウクライナのNATOへの不参加の確約を書面で望む。もしそれが出来ないなら、軍事拠点を攻撃し破壊する。ただしウクライナ全土の支配が我々の目的ではない。

・ロシア系住民の多い南部と東部はネオナチによる虐殺が続いている為、国連憲章に基づき、彼らをネオナチから守る必要がある。必要に応じて彼らの独立も承認する。

・ウクライナ政府はネオナチを政府から追い出し、彼らの暴挙をやめさるべきだ。

と言った事を要求している訳です。

言っていることは一貫しており、何も変わりませんね。

推し政党の情報通の方によると、世界では、フリーダムコンボイばりに、ロシア国旗を飾ったロシア支持の車が列を作るデモが起きているようですね。ドイツでもギリシャでも確認されたようです。

頑張れ、プーチンさん! トランプさんが来るまで何とか耐えてね。

では、できれば、また、今週末中にウクライナに関するデタラメ報道への突っ込み記事を書ければ良いなと思っています。時間が許せばね。

後は音楽もね。世情と真逆な能天気な春を感じさせる音楽をボチボチやりたいと考えています。時間があれば。

では、また。

湖畔人


第699話.キューバ危機の再来としてのウクライナ情勢

2022-03-06 05:59:11 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

キューバ危機ってありましたよね。

1960年代前半、ケネディ大統領の時、当時ソ連と呼ばれたロシアとアメリカの間で核戦争一歩手前と言う所まで行った、極度に世界が緊張した出来事でした。私が生まれる前の話ではありますが、その緊張たるや如何ばかりかと容易に想像がつく話です。

キューバは、元々は、スペイン領でしたが、スペインと米国の間で起きた戦争の結果、アメリカはキューバを保護国とし、まぁ属国みたいな、身内の様な関係性を作りました。でも、その後、アイゼンハワー大統領の時に、キューバでカストロやチェゲバラ達による革命が起きて、反米、親ソの共産国体制が出来て、その後、ケネディ大統領の時、60年代前半に、飛行機で偵察をすると、なんとソ連がキューバに核ミサイル基地を配備していたと言う衝撃の事実が判明するのです。

アメリカ本土を射程とする核搭載の中距離弾道ミサイルを飛ばせる基地を複数発見したのです。

その状況は、ケネディとしては背中に銃口を突き付けられ、"手をあげろ、降参か死か何れかを選べ"、と言われているようなものでした。

驚いたアメリカはカリブ海でキューバの海上封鎖に踏み切り、米 vs.ソ連+キューバ間で小競り合いが起き、米軍の飛行機が撃沈されたり、米側の領空侵犯があったり、海上封鎖の海域にソ連の核を搭載した潜水艦が近づいたりと、極度の緊張状態が続きましたが、フルシチョフが核兵器の施設の撤去の提案を受け入れ、実行し、ケネディも海上封鎖を解き、キューバへの攻撃をしない事を約束し、事なきを得ました。

第三次世界大戦勃発の寸前の所まで行き、何とか壊滅的な超大戦争を回避した瞬間でした。

今はその真逆の事が起きています。

フルシチョフの故郷、ウクライナはかつてのソ連(ロシア)の一部で、ロシアの同盟国、兄弟国の様な位置づけでしたが、ソ連崩壊後30年かけてちょっとずつNATOがロシアに忍び寄り、とうとう隣の嘗ての兄弟国がNATOに加盟かと言う状況が現れているのです。元々ソ連崩壊時、NATOは東ドイツよりロシア側に勢力を拡張しない約束でした。そんな約束は無いと言う保守の方々も多いですが、どうであれ、ウクライナにNATOが加盟すると言う事は、

庭先に核を配置されると言う事と同じであり、約60年前にケネディが味わった、背中に銃口を突き付けられ、"手をあげろ、降参か死か何れかを選べ、もしくは奴隷となり、言う事を聞け"、と言われているのと同じ状態が現れている、と言う事になりますのでね、

そんな状態、ロシアに許容できるはずもありません。

だから、"ウクライナをNATOに入れるな、やめてくれ"と、プーチンさんはNATO、アメリカにお願いをしていたのです。でも、その要望に対し、NOを言ったのはアメリカの方です。キューバの核施設の撤去を決断したフルシチョフとは違い、アメリカは、ロシアが望んだNATOのこれ以上の東方拡大をしない法的保証を拒否しました。
それが今の事態を生んだのです。
だって、NATOの東方拡大=目の前に核兵器を並べられ、生殺与奪権を握られる=背中に銃を突き付けられ、"死にたくなかったら言う事を聞き隷属しろ!"と言われてるのと同じ状況下に置かれると言う事になりますからね。

背中に銃を突き付けられたまま、平然と生活できますか?当然そんな事できるはずもありません。

長い歴史(ロシア帝国建国からは301年、ロシア・ツァーリ国建国からは475年、モスクワ大公国の建国からは760年、その前身でウクライナとロシアの元になるキエフ大公国の建国からは1140年の長い歴史を持つ)と、世界最大の国土面積と、1.4億強の人口を持ち、世界の最強クラスの軍隊を持つ、世界の大国ロシア、そのロシアの国民と歴史を代表して、そんな背中に銃を突き付けられるような、そんな辱めと脅しを受けて、"それを許容しなさい"なんて事言われても、そんなの許容できるはずもありません。

しかもそれをしているアメリカは、トランプさんの時とは違って、ネオコンに支配された左傾化したアメリカです。

自由と民主主義の守護神という表向きのイメージとは裏腹に、出鱈目なインチキな不正選挙で選ばれたウクライナ企業とズブズブで中共ともズブズブのバイデンが統べる政権は、共産主義的な政策ばかり実施をし、キャンセルカルチャーにLGBTQ、BLMは幾ら町を破壊しても罪に問われず、酷い検閲をするBIGTECHのやりたい放題は放置したままで政権に不利な言論と事実を封殺しています。仲間の国を見捨てるアフガン撤退、国境を開放し、不法移民が入りたい放題で、テロリストと麻薬の売人と人身売買のエージェントが入りたい放題、そんな出鱈目なアメリカに白旗など上げられますか?その出鱈目なアメリカに追随するYESマンばかりの欧州、自国民を多数犠牲にしてもナチスから守ってやった恩を忘れ今は偉そうにネオコンの陰に隠れて非難ばかりする恩知らずの欧州、やっていることはアメリカと同じで、脱炭素に、LGBTQに、プライベート無視のワクチンパスポート強制に、社会主義的、全体主義的政策ばかり実施しているどうしようもない欧州に非難され"NATOの核に屈しろ!"と言われても応じる筈もありませんよね。

信仰と伝統的価値を重んじる今のロシアの方が、よっぽど嘗ての古き良きアメリカに近くて、逆に今は、欧米の方が左傾化していて、ロシアが保守的になる、なんて言う価値観の逆転が今起きているのです。そんなどうしようもない欧米に上から目線で非難され、背中に銃を突きつけられる状態(ウクライナに核配備)を許容しろなんて言われても、全く聞く気になんて、ならないでしょうね。先の大戦で亡くなった3千万の英霊達にプーチンさんもあわせる顔が無くなります。

しかも、ウクライナの東部では2014年以来ロシア系住民のウクライナのネオナチによる虐殺がずっと続いているのに、ウィグルは騒ぐけど、この件は殆ど騒がない欧米の政府と欧米の主要メディアのダブスタ具合ってどうなの?って話です。そんなジェノサイド、見て見ぬふりなんて普通出来る訳ないでしょう?なんでロシア系住民が虐殺されても騒がないんだよ?それこそ人種差別だろ?って思うのです。

今2014年以来プーチンさんを潰しにかかっているネオコンのルーツは、ソ連で共産革命をしたユダヤ系の共産主義者達の集まりです。ロシア革命は英米の金融資産家達、主に(偽)ユダヤ系の金融資産家達の資金的支援で起きましたが、”ユダヤにロシアを渡すか!”とスターリンにユダヤの共産主義者達が追い出され、アメリカに流れ着いたのが今のネオコンの始まりです。嘗ての故郷、ソ連を恨み、アメリカで保守に転向し共和党支持にまわったのです。

もっと言えば、ナポレオン戦争後、欧州はロスチャイルド家の支配下にありましたが、その支配下に置かれる事を頑なに拒んでいたのは、ロシアの王族と貴族達だけでした。

それを快く思わないロスチャイルド勢力達、所謂DSは、身内から生まれたマルクス主義を使って、ロシアに共産革命を起こし、王族を処刑し、第二次大戦に巻き込み、結果、多くのロシア人が戦争で亡くなる事になったのです。だからロシア人達は、未だにシオンの議定書を読んでは(偽)ユダヤ人達に対する警戒を解いていないのです。

だからスターリンはソ連のユダヤ支配から祖国を奪い返したのです(彼も邪悪ですがね)。

しかし、DSも黙っておらず、育てたゴルバチョフを使ってソ連を解体し、ユダヤ系の新興財閥にロシアを切り売りさせました。特にエリツィン時代は完全に国を取られていました。

でも、その状況から国を取り戻さんと担ぎ上げられたのがプーチンさんであり、プーチンさんはDSの手下のネオコンの息のかかった新興財閥達、オリガルヒを解体し、彼らを逮捕し、国を取り戻したのです。

ですからDSはプーチンさんが憎くてしょうがない訳です。早速CIAを使って、2014年に親露だったヤヌコビッチ政権を革命により崩壊させ、追放します。しかも、ウクライナ内のオリガルヒであったユダヤ人、コロモイスキーの資金で作られた私兵集団(ネオナチ)アゾフにより、クリミアやドネツクやルガンスク等東部に住むロシア系住人達が大量虐殺されました。放置できなかったプーチンさんは軍事介入し、クリミアを独立させ、その後ロシアに編入させます。

それをDSとDSの手下の欧米のメディアは、”武力による暴挙”と騒ぎ制裁をし始めましたが、武力による暴挙をしていたのは、コロモイスキーのネオナチ軍団、アゾフの方です。そしてアゾフに武器と資金を供与し煽るCIAとネオコンの方です。

2015年に東部に住むロシア系住民に対する暴力を止める、と言うミンスク合意に同意していたのに、その後もずっと今まで東部のロシア系住民にジェノサイドを継続しているのは、コロモイスキー率いるネオナチ・アゾフの方であって、それを放置しているゼレンスキーも同罪なのです。そしてもっと罪深いのは、ミンスク合意破棄を裏で煽るCIAとネオコンの方です。

でも、世界のメディアはDSが握っていますから、ロシアの正当性の証明がかなり難しくなっています。

そのネオナチであるアゾフのメンバーがゼレンスキー政権で閣僚を務め、ゼレンスキーの周りを固めています。なので、やる事がえげつなく、ビルなどへの砲撃も必ずしも全てロシア軍の砲撃でない場合もあるのです。ネガキャンを狙った自国への攻撃も混じっているのです。

そもそもゼレンスキーが大統領になれたのは、コロモイスキーがバックにいたからと言われています。コロモイスキーは、イスラエル国籍も持つ、ゼレンスキーと同じユダヤ人です。

そして、それを支援するアメリカの国務省は、ネオコンのブリンケンと、同じくネオコンのヌーランドが国務次官ですが、彼ら二人共ユダヤ人です。ネオコンがネオナチを積極支援しているのです。

なので、東部のジェノサイドとも言えるようなロシア系への虐待が止むはずもなく、やむにやまれぬ状況下に置かれたプーチンさんは、

彼の要望通り、

・ウクライナの中立化、非武装化、
・東部のロシア系の救済、
を実現すべく、
ウクライナ内のネオコン+ネオナチの拠点を叩いているのです。

勿論、関係のない多くのウクライナ国民が亡くなったり、家を失ったり、難民化するなど、そこに悲劇があるのは承知していますので、軽々しくは言えませんが、やむにやまれぬ状況下に置かれたプーチンさんは、批判を承知で打って出たのではないかと思います。

日本も世界もプーチンこそが諸悪の根源くらいの勢いですが、彼の言動を見る限り、彼は神を信じる敬虔なキリスト教徒であり、日本への原爆投下のシーンを見てガムを噛みながら拍手をするオバマとは違って、胸の前で十字を切る本当は誠実な人です。家族愛や郷土愛等、伝統的価値を重んじる愛国者であり、基本トランプさんと近いスタンスの強いリーダーなのです。ただ、トランプさんよりも少しだけ強気なだけです。

そんな彼を中共に近づけさせるような追い込み方を欧米も日本もすべきではありませんね。愚の骨頂です。

トランプさんならしないでしょう。

核を大量に持ち迎撃不能な極超音速ミサイルを持つ中露が組めば、世界にとって、欧米にとっても、日本にとっても最大の脅威となると言う事は子供でも分かる話です。軍事の専門家たちに言わせると、二正面作戦(中露、場合によって北を含め三正面)を招く今のやり方は負け戦さ確定、愚の骨頂とボヤいているのです。

でもあえてやってるのでしょうね。きっとね。DSはね。
大きな戦争を欲しているのでしょう。血に飢えているのです。

ホント、どうしようもないですね。

でも、うまく収まるといいですね。プーチンさんにはなんとか凌いでいただきたいです。

そう言えばイスラエルの首相がモスクワに飛びましたね。ウクライナとの仲介と言うのが表向きの理由ですが、ユダヤ人のゼレンスキー大統領のバックで、ウクライナ東部でロシア系住民の虐殺を続けるネオナチのアゾフを私兵集団として所有するウクライナ政界の実力者で超大金持ちのコロモイスキーはイスラエルの国籍も持つ人物ですので、想像ではこの辺りのロシアにとって大変迷惑な存在の今後の処遇をどうするか?等についてイスラエルの首相と話をしたのではないか?なんて想像をしたくなるのです。また、よく噂に出る話ではありますが、モサドとCIAやネオコンがウクライナ内に複数持つと言うバイオ兵器ラボ絡みで、"一体こんな危険なウィルスを作ってなんのつもりだ!世界を滅ぼす気か!”とイスラエルの首相を恫喝したのではないのか?なんて想像を逞しくしてしまうのです。まぁ妄想の類の話ではありますが、あり得なくはないよな?なんて思うのです。イスラエルの首相訪ロは、あまりニュースでは取り上げられませんでしたが、個人的にはとても気になる動きでしたね。

まぁ、この後は、この地獄絵図は一旦離れて、自然とか食べ物とか音楽とか、全く別のテーマにしたいと思っています。

では。

湖畔人

※2022年3月7日改訂
※2022年3月8日改訂

第692話.伊藤貫氏の自民否定と核保有論と亡国の予言

2022-02-13 04:52:54 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

前話でちょっと触れましたが、伊藤貫さん、在米の政治アナリストですね。
自民の故・中川昭一さんの親友で、核武装の必要性を説いている方です。
この方は先日チャンネルSで自民の否定と核保有の必要性の説明と亡国の予言をしていました。まぁとっても痛快で面白い内容だったのでちょっとシェアいたしますね。

今、日本のメディアは触れないけど、北朝鮮は既に核を60~100発持っており、水爆(核の数千倍の能力)も保有していると言われていますね。数年後は100発以上持つと見られていますね。ロシアはご存じの通り核を数千発持っているし、中国も既に核を500~600発持っており、今後数年で1500発持つ事になる、と言われています。

彼らがもしアメリカと戦争になった場合、中露の場合なら、30分以内に一億人のアメリカ国民を殺傷する能力を持っていると言われています。なので、アメリカは中露とは核戦争はできない。なので、仮に日本が核で中露に恫喝されたり、攻撃されたとしても、アメリカは核で中露に反撃する事はできません。なぜなら日本の為に自国民を一億人も30分で殺される訳には行かないからです。なのでアメリカには日本を核の傘で守る能力はありません。

北ですらもう直ぐ5千~6千万人のアメリカ国民を30分以内で殺す能力を持ちます。なので、仮に日本が核で北に恫喝されたり、攻撃されたとしても、アメリカは核で北に反撃する事はできません。なぜなら日本の為に自国民を5~6千万人も30分で殺される訳には行かないからです。なのでアメリカには日本を核の傘で守る能力はありません。

なのでアメリカの核の傘は日本を守る事が出来ません。

昨今の軌道が変動する極超音速ミサイルでは、アメリカから買わされた高額なミサイル防衛システムでは全く役立たずであって、あの防衛システムでは国民を守れませんよね。

と言う事は、中露北の核の恫喝を跳ね返し、抑止能力を持とうとしたら、日本が核武装する事しか手はありません。それしか選択の余地は無いのです。日本を核で攻撃したら自国も核の攻撃を受けるので、怖くて核攻撃が出来ない、と言う状況を作る必要がありますね。

なのに、自公政権も、外務省も、防衛相もメディアも、なんら手を打たず、すべてアメリカ頼みで辺野古移転とか自国で自国を守る話を一切していません。9条改正も核保有の議論も全くありません。

その体たらくになる理由の一つとして、実はアメリカ側にも日本が永遠に非武装で、非核保有でいるべき、と考える勢力が多いからそうなるのだ、と伊藤さんは指摘します。

米国の民主党がそうだし、民主党員が9割支配する米国の国務省(日本の外務省)がそもそもそう。またペンタゴンもそう。ジャパンハンドラー、とか日本の専門家達と言われる知日派も、日本の非武装と、米国の属国継続を望んでいるので、あまり、核の傘が効かない事実も、ミサイル防衛システムがポンコツな事も明確には言いませんよね。でも彼ら国務省は中東をめちゃくちゃにし300万人の一般人を殺しても反省が全くない人達です。民主党系の国務省は冷血で不道徳な人達なのです。駐日米国大使達もそう。国防上、日本の真の独立と核武装が急務で必須な状況が明白なのに、それを指摘せず今の亡国必至の状態の継続を望んでいます。しかも国務省は政治観が古く、ウクライナの件を見てもわかる通り、凄まじいXカ共で、中露と軍事的に戦う力がないのに、ロシアを追い込み中露を近づけてしまっています。数年で経済規模でも中露に負けるのが明白(=軍事力でも負けると言う事)なのにロシアを追い込み中共に近づける事が米国の死活問題になると理解できていないようです。性格が冷たくて頭も悪いとなると、ホントどうしようもなく救いがたいXXが民主党と民主党が統べる国務省、CIAと言う事になります。そんなXXで冷血な彼らは、当然積極的に日本の真の独立の話も、核武装の必要性の話も一切しませんね。
そして、そのCIAは、戦後ずーーーっと日本の政治分野にお金を撒いていて、自民の政治家達も旧社会党の政治家達も、官僚もメディアも、CIAのお金でズブズブであり、日本が憲法改正を望んだり、核武装を言わないようにずっとずっと手なずけて来ました。だから、今のような亡国寸前の状況が出て来ても誰も問題視したり声をあげたり出来なくなっています。本当は相当苦しいのに苦しいと本音が言えない存在は後は死ぬしかありませんね。ホントどうしようもない状況に陥っています。繰り返しますが、民主党系の米国務省もCIAも"日本が核数千発に囲まれようが知った事か、日本は永遠に属国、非武装、非核武装でいろ!"と言うスタンスなのです。

でも共和党は違う、と伊藤さんは言います。過去、3人の共和党の大統領が日本の真の独立(憲法改正)と核武装を促して来たと言います。それはアイゼンハワーと、ニクソンと、トランプさんの三人だけだ、と言います。でも、日本の政府はその3人の大統領達の指摘をまともに受けて検討したり、協議をしようとして来なかった、と言います。

なぜなら、戦後も、ニクソン時代も、そして今も、日本の、特に自民の政治家達や外務省も防衛省もメディアも、日本が置かれている地政学的なリスクを全く理解できず、核保有の必要性も全く理解が出来ず、むしろ喜び勇んで積極的にアメリカの属国でい続けようとしていたからだ、と言います。だから憲法改正とか言うけど、ホントはやる気はないし、ポーズだけだし、それで何とかなると本気で思っているXXようだ、と指摘しています。それは吉田茂以降、岸も池田も佐藤栄作も中曽根も竹下も宮沢も橋本も小泉も安倍も菅も岸田、他もみーんな同じだと言います。

その根拠として、Michael Schaller著の"Altered States: The United States and Japan Since the Occupation"と言う本を伊藤さんは参照しており、その本では主に戦後からニクソン政権までの日本政府と米政権とのやり取りを国務省やCIAの記録として描いているようなのですが、それによれば、日本政府はアメリカの要請を無視して、非独立、非武装を貫いてきた姿勢がハッキリと描かれていたようです。

そこから判るのは、戦後まもなく朝鮮戦争も起きて、中国も核保有国になり、直ぐに日本も核保有しないといけない状況が1970年には明確になっていたにも拘わらず、いくらニクソンやキッシンジャーが日本の真の独立(憲法改正)と核武装の必要性を日本に訴えても、佐藤栄作も、その師匠筋の吉田茂も、それを理解しようともせず、理解しないどころか、"むしろ日本はアメリカの属国でずっといたいんだ!"と言う様な属国礼賛の主張を吉田がしていた事が判って来ました。

それどころか吉田は社会党と裏で組んで"社会党が反対するから憲法改正できません"と言い訳をして、アメリカからの憲法改正の要望や独立の要請、核武装の要望をずっと拒否して来たようです。

そうした吉田達を見て、当時の米国大使も米軍の幹部達も呆れており、本国へのレポートの中で"吉田は国防の必要性を直視せず、金儲けだけを考えている。日本人は自分たちの置かれている状況の深刻さを理解出来ず、善悪の判断もできない存在のようだ。恣意的であって、損得、目先の利益だけで国防と言う国の一大事への判断を避け、言う事がコロコロ変わっている。日本が、自由陣営、西側に属している自覚が全く感じられない。こうした状況は日本人の道徳観を著しく低下させ、独立も再軍備も永遠に出来なくなるのではないか?"と懸念を表明していたようです。

まるで今の日本政府を批判しているかのようです。中共のジェノサイドも批判できず、金儲けだけですから、今も全く何も変わっていません。

そして実際、戦後75年も経っても9条も改正できずに相変わらずアメリカの属国でい続けていますが、残念なことにアメリカはもう日本を守れないので、後は滅ぶしかありませんね。

69年から71年の期間、ニクソンもキッシンジャーも日本の真の独立と核武装を何度も促すも、佐藤栄作も、外務省も、防衛相も、ポッカーンで会話にすらならなかったようです。ニクソンに至っては、"GHQが押し付けた非武装を強制する日本の現憲法は間違いだった"とまで言っていたようなのです。なのに、憲法改正のせっかくのチャンスを吉田以降の自民の首相達はムゲにして来たのです。ホント、どうしようもないXX共ですね。

繰り返しますが、吉田は”日本は永遠にアメリカの属国でずっといたいんだ、日本は経済だけに専念すればイイ、永遠に米軍に駐在して貰い、国防は全部米軍にお任せ、属国で日本は幸せなんだよ"と言うスタンスでした。その為に、社会党まで使って憲法改正が出来ない状況を演出していました。憲法改正!と言いつつ、憲法改正できない状況をあえて演出し、それを言い訳に使って属国継続を切望していたわけです。それは竹下登首相も同じだったとレポートにはあったようです。実際には今もそうですよね。小泉内閣も、安倍内閣も、菅さんも今の岸田さんもみーーんなそこは一緒です。憲法改正するフリ、でもそれはフリであって、本音は米軍に守ってもらえればそれでいい、です。でも、もう米軍は守れないのが明白になったのですから、自民党も、外務省も、防衛省もメディアも、その点を理解し、憲法改正、核保有の話を今直ぐに始めないといけない訳です。でもそうした議論は全く起きていませんよね?

なぜなら、伊藤さんに言わせると、

自民党は"売国保守"でXXだからだ、と言います。

ホントそうですね。旧社会党現民主党系は売国左翼、自民は売国保守、皆売国奴。左翼がXカなのは明白だけど、保守がバXなのはホント救いようが無い、と言っています。防衛省、自衛隊幹部も国を守る気皆無(用田さんや矢野さんは別と言いますが)、外務省も、メディアも、みんな売国奴達ばかり、とこき下ろしています。

50年前から日本の核武装は必須なのは明白なのに、自民の政治家達も外務省も、防衛相も、メディアも状況を全く理解できないで来た。凄まじいXXさ具合ですね。キッシンジャーは2~3年の間、日本の真の独立(憲法改正)の必要性と核保有の必要性を日本側に説得しようと試みましたが、"日本の政治家達は、長期視野が無く、コンセプチャルではなく、細かい話ばかりして事の大小が見えていない。要は頭が悪い。会話が成り立たない。相手にしたくない"と最後は相当失望していたようです。そうしたアメリカの動きに危機感を示したのは当時の中共の周恩来でした。中国の政治家の方がずっとまともだったのです。その後、キッシンジャーは対ソ連の対抗手段として中共に目を付け、周恩来に近づきます。その際、周恩来に"中国と仲良くしたければ日本に核武装を促すな"と迫まられ、結局そこで日本の非核の方針変更が起きました。二年間の真の独立を可能にする千載一遇のチャンスを、その愚かな自民政権はみすみす逃したのです。ホントどうしようもなXXさ具合です。

で、50年後、中露北と言う核保有国達に数千発の核で囲まれ、頼みのアメリカも日本を守れず、後は滅びるだけ、と言う状況です。

伊藤さんの見立てでは、2030年には中露の経済規模と軍事力はアメリカを超えるので、早ければ2030年には日本は滅ぶ、遅くても15年後には滅ぶだろうと予言しています。

これは私見ですが、まだ日本が生き残る道があるとすれば、真性保守の政党が在野から複数現れて国会の多数派を占め、霞が関も一新し、メディアも一新し、日本の真の独立を果たし、憲法も改正し、競争力の高い軍備を短期でそろえる事ですね。かなり難儀で可能性もかなり低めですがそれしか今は手が無いのでもうやるしかないですよね。

それにしても、ニクソンもキッシンジャーも悪く思っていたのですが、ちょっと見直しました。

陰謀論的にはイルミナティの超大物となるキッシンジャーですが、ちょっと見直しました。ニクソンは陰謀論的にはイルミナティに歯向かいクビになったと言われていますが、いずれにせよ、ニクソンは思ったよりマトモで良い人のようです。見直しました。

後、伊藤さんは石橋湛山と重光葵さんを大絶賛していますね。彼らは真の愛国者、男の中の男として称賛しています。その証拠に、CIAと国務省的視点から書かれた"Altered States: The United States and Japan Since the Occupation"では相当その二人は悪く書かれており、戦後早い段階で日本の独立を訴え、CIAと国務省から相当煙たがれ嫌われていたようだし、核武装と日本の独立を訴えるニクソンやキッシンジャーと意見が一致していた事を吉田茂に相当嫌われていたようだし、戦時中は陸軍の中国進出を批判していたし、その二人は、自分の立場など顧みずに正しいと思った事を正々堂々と主張できる稀有なる日本人達だったから、と言うのがその称賛の理由のようです。カッコイイですね。その二人共。だんだん興味が沸いてきました。

では、また。

湖畔人

第684話.最近あった気になった出来事 2022.01.30 北の極超音速ミサイルの衝撃と将来の迎撃態勢

2022-01-30 12:36:27 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

定番のYoutubeチャンネル群をルーティーン的にチェックした後に、そのまま再生を放置していたら、自動再生されて放映されていたのが日テレの情報番組で、そこでは北のミサイルと迎撃体制についてのお話をしていました。そこには自民の小野寺元防衛相とシンクタンクの方が出られていましたね。小野寺さんは自民の中では数少ない感じの良い議員さんですね。中谷さんもそうですが、防衛相経験者には感じの良い人達が数人います。

さて、北のミサイル、毎日のように日本海に向けて発射してますが、先日のは、なんとマッハ10だそうです。

しかも軌道が変化すると言う事で、イージスやPAC3等今の日本のミサイル迎撃システムでは全く迎撃対応が出来ず、もし攻撃されたら、もうこれは、ただひたすらにやられるしかありませんね。核搭載なら都市一個丸ごと瞬間的に蒸発でして、東京なら800万人が一度に犠牲になるのでは?と言われています。

もうこうなると、"報復は倍返しだ"と宣言をしておいて、その気合だけで抑止をするしかありませんね。暫くね。でもそれをするなら核がないと全く話になりませんね。

とは言え、迎撃をする体制を別途近々整えねばなりませんね。で、その候補としてその日テレの動画で説明されていたのはレールガンとレーザー砲です。

その説明によると防衛省はレールガンの開発に65億円の予算を付けるそうです。
レールガンは電磁の力、フレミングの法則で弾頭を動かす方式ですね。連射も出来るし、砲弾も安価で、何より高速なので、この極超音速ミサイルにも対応可能です。なので悪くはないのですが、課題は膨大な電力消費だそうで、電力の供給とその兵器自体の大きさが課題のようです。一部からは砲身が摩耗しやすく直ぐに使い捨てになる設備となり、検討するだけ無駄、非現実的でお金の無駄!なんて声もあるようですが、自分はチャレンジすべきだと思いますね。むしろ逆にたったの65億で十分に検証できんのか?って思うのです。もっと予算増やせば?って思ってしまいます。国の存亡にかかわる重大事ですから買収とも取れるバラマキやマスク配布に無駄なお金を使う事は止めて、しっかり国防にお金を使って、短期間で実用化を目指して欲しいですね。

また防衛省はレールガンの他に検討しているのがレーザー砲ですね。
まぁ光なので障害物となる雲などがあると遮られてしまい厳しいようですが、自分等は、同じ光軸に障害物除去用のレーザーと兵器としての攻撃用レーザーの両方を持たせておいて、まずは障害物除去用のレーザーで光路をキレイにしておいて、その後時間差で攻撃用レーザーを同軸で放てば?って思うのですが、言うは易しなんですかね?どうなのでしょう?

いずれにせよ、短期でこうした極超音速ミサイルを迎撃できる体制を二重三重と張り巡らせていただきたいですね。

それにしても、アメリカでは北は水爆まで持っていると言ってるけど、日本ではほとんど触れられませんね。

どうしてなんでしょうね?”日本も核を持って抑止力を高めよ!”なんて声が国民から多数出て来る事をアメリカが警戒して政府にプレッシャーでも掛けているからなのでしょうかね?判りませんが、不思議な話です。

水爆ですよ?水爆。原爆の数千倍の威力と言われています。
なんで騒がないのかホント不思議。
メディアはXXなの?
政治家はXXなの?

それにしても日テレって昼につけるとS学会のメンバーばかりのバラエティとかやってるので、S学会の専用チャンネルなのかと思いきや、ちゃんとした番組もやってるのね。驚きました。

湖畔人