第823話.気になったテレビ番組(19)朝ドラ交代 二つに共通するメッセージ『ちむどんどん』&『舞いあがれ!』

2022-10-16 00:42:44 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

今週は番組について。まずはドラマ。

嫁が一日何回も観るせいか、自分も影響を受けて朝ドラは観る事が多いのですが、つい最近まで放送されていた『ちむどんどん』も最近始まった『舞いあがれ!』も両方気に入っています。

『ちむどんどん』はネットでは賛否が激しく分かれている感じでしたが、自分は底辺に流れているメッセージ性がとてもポジティブなものと感じたので、その意味で良いドラマだったなと思っていました。確かにドラマの展開の強引さが目立ったり、ガンガン行く主人公や兄弟に身勝手さを感じなくもなかったですが、多分、原作者が盛り込みたかったテーマ、彼の人生の気付きが色々とあって、それでああした全部盛りみたいな事になったのでしょうね。それでわちゃわちゃした感じが出てしまったのかもしれません。

でも、底辺には一貫した人間性を肯定する優しさがありましたね。そして、失敗しても許す、間違いを犯しても許す。そして再生、再起を促す。そんなメッセージで一杯でした。失敗を怖がらず、再チャレンジをドンドンして行こう、って言うメッセージですよね。

そのメッセージは今回の『舞いあがれ!』にも引き継がれているようです。失敗を犯すことを恐れ閉じこもりがちな主人公の少女を、失敗してもイイと優しくチャレンジを促す祖母、そう言う美しいシーンが沢山ちりばめられています。母親も過剰に娘を心配し、その気持ちを受けて娘が委縮をし病気がちになっていた点を祖母に指摘され、母は素直に反省し、すぐに直し、行動を改めています。失敗を通して最善を目指して再チャレンジし続ける人々の姿でいっぱいなのです。

この”再生”と言う意味では、これら良いドラマはタレントさんを再生する場にもなっている気がします。

例えば、高嶋政伸さん。プライベートのドタバタのイメージがなかなか払拭出来ていなくて、でも、今回、自分の店を倒産させた過去を持つ苦労人、なので人の失敗に対し寛容で、理解を示せる優しいベテランシェフを演じて、とても良い感じでした。彼のイメージが一新されましたね。後は、今やっている『舞いあがれ!』で祖母役を演じる高畑淳子さん、息子さんの不祥事のイメージがなかなか取れなかったのですが、今回、田舎で逞しく生きる祖母役を力強く演じて、彼女のイメージも大分変りましたね。そして、鈴木保奈美もちむどんで好演してイメージアップをしたし、仲間由紀恵さんも、ちむどんで観音様みたいな寛容な母を演じて、とても素敵でした。彼女のイメージも大分好転しましたね。いいドラマは、多くの俳優のイメージを好転させる場になるようです。彼ら自身が変わった、と言うよりは、我々視聴者が持つタレントさん達に対するイメージが、リセットされる感じでしょうかね。

あと、いいドラマにはいい音楽がつきものですね。三浦大知さんの『燦燦』も、今のback numberの『アイラブユー』も共に良い曲です。


NHKと言う存在も、ニュースや報道系の番組を見る限り、世界の支配層、DSの意図をそのまま国民に伝える機関に成り下がっており、害悪以外の何物でもありませんが、こうした朝ドラや幾つかの番組のように、いい側面があるのも事実です。

後は、出来るだけ早く、この、ほぼ強制的な税金の様な受信料と言う形態を止めていただき、観た分だけ請求をするとか、またはCM代をとって民放化するとか、皆が納得いく形を探って頂きたいですよね。今みたいに、ロシアは悪、とか言うばかりの、公平中立でないニュース番組は、正直ウンザリなのです。誰の指示でやっているか見え見えなのです。
我々は、色んな意見を拾える、両側の意見を拾える公平なニュース番組、報道番組が欲しいのです。その意味でNHKは害悪でしかないですね。はい。

では。

湖畔人


第764話.気になったテレビ番組(18)『ザワつく!金曜日』

2022-06-05 16:47:17 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

先日、金曜日は早く切り上げる事が出来て、夕飯も6時にはあり付けて、珍しく色々早く済ます事が出来た日だったのですが、で、テレビをつけると普段見ない番組を見る事が出来ました。やっていたのはNHKの次位に問題視している朝日の『ザワつく!金曜日』でした。過去も見たことがあって面白いなと思っていたのですが、先日見てもとても面白かったです。

一茂さんと良純さんと言う二世タレントと、気の強い音楽家の高嶋ちさ子の三人が色々コメントするのですが、3人に共通しているのは、皆、本音で生きてる事、皆、正直で、嘘が無い事でしょうかね。なので、剥き出し感もあるけど、皆根がイイ人達なので、何か見ていて微笑ましいのです。

司会の高橋さんも個性の強い3名の相手をうまくしていてとても感じの良い番組です。

でも、良純さん、お父様が亡くなられてから、心なしか元気そうに見えるのは自分だけでしょうか?

長く続いていただきたい番組ですね。

以前は19時と21時は何はともあれNHKのニュース見てましたが、もう嘘ばかりなので一切見ません。

こっちの方がよっほど有意義です。

では。

湖畔人


第750話.気になったテレビ番組(17)『正直不動産』

2022-05-15 03:06:51 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

普段毛嫌いをしており、特に昨今のウクライナ情勢を報じるニュース番組内の反ロシアの姿勢には反吐が出ると言うか、その一方的でバイアスがかかり過ぎで、目線が完全に英米政府の背後にいるDSの意向そのままの報じ方に、心底辟易しているNHKなのですが、

残念ながらイイ番組もあるのです。

それがドラマ『正直不動産』です。

嘘の多い不動産業界の営業に身を置く主人公が、かつて嘘八百の営業スタイルで高成績を収めているも、ある地鎮祭の時に、祠を破壊してしまい、それ以来罰が当って心とは裏腹に本音が口をついてしまう嘘が付けない体質となってしまって、それ以降、本音で当たっては砕けるスタイルに変質し、その状態への葛藤と絶望を感じつつも、本音で生きる事の潔さや、相手に本音をぶつける事で、真に相手を思う利他の提案が段々と出来るようになり、それで得た信頼感や、そこで得た達成感に、人としての充実感、仕事への歓びや誇りを段々と感じるようになり、成績は以前よりも落ちるも、真人間として充実した日々を送り始めた主人公とその周辺の成長の過程を描いたドラマなのです。

このドラマは、多くの出演者達が最初は悪者に見えるも、実は傷を持つ複雑な事情を抱えた良い人達ばかり、というパターンが多くて、基本性善説の上に立った面白い人物描写をする特徴があります。

脇役として、冷徹な成果主義に見えたが、実は優しく立派な人だと後から判明するライバル、桐山を演じる市原隼人さんの演技も光りますし、純粋で不器用で愛情深く真っ直ぐな部下を演じる福原遥さんの演技も見事でして、とってもイイ感じなのです。

まだ6話、あと4話残っていますので、まだの方にはお薦めします。

とても面白いです。
後、主題歌が小田さんですから、イイ感じなのです。
お薦めです。

では。

湖畔人

第715話.気になったテレビ番組(13)『バナナマンのせっかくグルメ!!』(14)『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(15)『沸騰ワード10』(16)『ラーメン二郎という奇跡 』

2022-04-03 21:55:38 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

まぁウクライナの件では失望ばかりのテレビですが、いい番組もあります。
特に食絡みの番組は面白いものが多いですね。

以前も第573話でもチラッと言いましたが、『バナナマンのせっかくグルメ!!』と言う番組がずっと好きで、家族が録画してるのを自分も後から再生してよく観ています。観ていて何かほっとする番組です。

他に好きなのは、これまた食絡みですが、日テレの『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』ですね。これも家族が録り貯めしてるので、自分も観させて貰っています。皆、損を承知で多めに愛(量)を与えて、それにお客さんが愛で応えて、イイ循環が生まれて繁盛?しているお店ばかりが紹介されていて、人生の勉強になる番組です。中京テレビのスタッフの飾らない感じもこれまたスゴイ人間力を感じる番組なのです。勉強になります。

後は同じく日テレの『沸騰ワード10』も面白いですね。ハンコの回とか自衛隊の回とか伝説の家政婦・志麻さん の回とかが好きですね。他にもいろいろ面白いテーマをやっていますね。これも家族が録り貯めしてるのを後で観ています。

後は、最近ウクライナ報道でムカつくフジですが、イイ番組もありました。これは一回こっきりですが、あのレジェンダリーなラーメン二郎のドキュメント番組をやっていましたね。『ラーメン二郎という奇跡 ~総帥・山田拓美の“遺言”~』と言う番組です。嘗てジロリアンの端くれだった自分としては何とも感慨深い番組でした。二郎はいろんな店に行ったけど三田本店は行った事が無くて社長の人となりを見るのは初めてでしたが、とてもヤンチャで愛らしい親父さんでした。奥様も知的で落ち着いていてなんか素敵です。なるほど、これか、これがあの二郎の核にあるのか?となんか納得しました。ちょっと口が悪くて愛情たっぷりな感じは泉谷しげるさんに似てますかね?"ラーメン業界の泉谷しげる"って感じですね。

自分が嘗て行っていた店の店長もチラッと映っていましたね。もうしばらく行っていないのでまた行きたくなりました。

あのマトリックスのキアヌ・リーヴスも映画の番宣で"アクションもマシマシ"と言ってましたが、彼もジロリアンかもね。
では。

湖畔人

第658話.気になったテレビ番組(12)『イチケイのカラス』2回目

2021-12-29 04:53:16 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

最近、大好きなドラマ、『イチケイのカラス』を再放送していましたね。

1月から始まる新ドラマの主演が黒木華さんと言う事で、彼女が出ていた『イチケイのカラス』を再放送する事で注意を引こうと言う狙いのようですが、イチケイファンとしては、良いドラマを再度観る事が出来て、単純に幸せでした。

どうもこのドラマ、原作の漫画とは大分内容が変わっているようですね。

原作漫画では脇役だった入間みちおが主人公となっており、しかも漫画では小太りでメガネをかけた中年裁判官という設定だったのを、ドラマでは、入間が竹野内豊さん演じる髭を生やしたイケメン裁判官に変更となっているし、漫画では主役で男だった坂間は、女性となり、黒木華さん演じる坂間千鶴に変更となっていますね。

でも自分は原作の事は全く知りませんが、このドラマの魅力はキャスティングにもあるので、この変更は大変素晴らしい選択だったと思いますね。

主役の入間みちおを演じる竹野内豊さんも、気の強い坂間千鶴を演じる黒木華さんも当然良いのですが、

脇を固めている方々がホント良くて、正義との向き合い方が真っ直ぐで、そうであるが故に破天荒な入間みちおの裁判への向き合い方を皆、評価をし、理解をし、支持している感じがとても良いのです。

一番の理解者は、小日向文世さん演じるイチケイの部長、駒沢さんで、中村梅雀さん演じる書記官の川添さんも、同じく書記官で新田真剣佑演じるイケメンでイイ人で恋愛奥手な石倉さんもとっても良いし、特に良いのは、職場に華を添える女性二人が良いのです。クールビュティ―なはずの桜井ユキさんは子持ちでちょっと性格がきつい浜谷さんを演じていて良いし、水谷果穂さん演じるおっとり美人の事務官の一ノ瀬さんもとっても良くて、この二人の存在がとても良い感じなのです。

またイチケイの方々と草野球仲間である検察の升毅さん演じる城島検事も山崎育三郎さん演じる井出検事もとってもイイです。

そして何より音楽が素晴らしい。
エンディングのWGBの『Starlight』も以前このブログでもご紹介をしており当然良いのですが、そもそもドラマ全般のBGM、服部隆之さんの音楽がとても良いのです。彼は”のだめ”もやっていましたよね。相性がいいみたいで彼が音楽を担当したドラマはほぼ好きですね。

そんな素晴らしいイチケイですが、どの回もイイですが、特に最終の11話の前編、後編は良かったですね。

そこでは、司法 vs. 政治がテーマになっていて、政治からの圧力に押しつぶされそうでしたが、捨て身の勇気で大きく踏み込んでいましたね。

11話に入る前段階から草刈民代さん演じる最高裁判所判事の日高さんは、
女性初の最高裁判所長官になる寸前だったのに、政治の闇を暴露し、嘗てそれを追及できなかった己を責めて裁判官をスパッと辞めてしまいましたね。
これは潔かった。

そして日高さんと同郷で彼女にあこがれていた黒木華さんが演じる坂間千鶴は、
政治的圧力がイチケイ全体に及び、皆のキャリアに傷がつく事を危惧して踏み込みが甘い入間みちおに対し、正しい事をした結果、職を失うと言うのならかかって来いってんだ、クビの覚悟ならもうとっくに出来ているわ、なめるな、と啖呵を切り、入間にいつもの如く裁判と向き合えと一喝したシーンはカッコ良かったですね。

でも現実の世界では、安倍さんの「桜を見る会」の費用補塡問題は不起訴だそうです。森友・加計問題も追及が甘いし、何度も言っているけど、河井夫妻の公職選挙法違反の件も、河井夫妻が賄賂で使ったのは3千万円弱、でも、自民党本部が河井夫妻に渡した資金は1.5億円で、残りの約1億2千万円が一体何の目的にどう使われたのかがまったく不明なのに、検察はイチケイのカラスの検察みたいに攻めてませんね。

もうちょっとしっかりして欲しいですよね。検察。自民と公明を切り刻んで欲しい。
それと自民はもういい加減、真性保守とほぼ社会党な自民とに分かれた方がイイよね。

ね。でないと今のままなら応援できないよね。

ね。

湖畔人