第916話.真夏の湖畔模様 2023年7月23日

2023-07-23 18:07:26 | 花鳥風月
湖畔人です。

梅雨明けですね。

とは言え、まだ7月と言うのに若干秋の気配です。
特に気持ち日が短いし、日が落ちた後の風が若干涼やかです。

さて、わが湖畔ですが、蓮田では、大きな蓮の葉が茂り、大きな蓮の花が所々に咲いています。

その大きさは非日常的な大きさであり太古を感じさせるものがあるのです。

大きくて丸い蓮の葉は直径50cm以上ありそうですし、丸くて大きくて美しい蓮の花も、小さな金の仏像が載っていてもなんの不思議もないくらい、大きく、美しく、神々しく、そして非日常的なのです。
白い花もあれば、エッジが若干ピンク色の品の良い色の花もあり、とても美しいです。

以前もここのブログで、パンパスグラス、シロガネヨシと呼ばれる大きな植物を見ると、白亜紀の植物でも見ているかのような非日常感が味わえてワクワクした気分になれて嬉しい、と申しましたが、蓮も同様に十分に古代感があり、十分に非日常的で、我々の単調な日常にちょっとした刺激を与えてる貴重な存在なのです。ありがたし、ありがたし。

とても見応えがある光景です。
お勧めします。
では。

湖畔人


第899話.初夏の湖畔模様 2023年5月

2023-05-06 09:01:25 | 花鳥風月
湖畔人です。

さて、久々に湖畔模様です。

この時期、冬場と違って湖自体は、モスグリーン?と言うのでしょうか?チョットくすんだ緑色で、それ自体はパッとしない色なのですが、

その分、空の青や、雲の白、土手の輝く青草の色や、新緑の木々の様々な緑が映えて、全体としてとても美しいパノラマが広がっているのです。
とても美しい。

この時期の新緑は、それはそれはこんなにも緑色に幅があるのか?と驚かされる多様さで、白っぽい黄緑、明る目の黄緑、黄緑、常緑の暗くて強い緑、と色んなバリエーションの緑が、自己主張しており、とても美しいのです。

風に揺れる土手の青草が日の光を浴びて輝く様は天国かと思える程です。
そして樹々の葉は、モコモコと茂り、まるでジブリの男鹿さんが描く森の様です。生命が輝いています。

湖畔ではご老人と老犬のコンビを度々見かけます。
互いに支え合い、励まし合ってる感があって何か見ていて微笑ましいのです。
お爺さんとヨボヨボしたワンちゃんもいれば、特に夕方に湖畔の土手の道で出遭うおばあちゃんと複数の猟犬のコンビは、かなり高い頻度で遭遇します。互いに認識し合っているので、すれ違いざまに互いに会釈をする仲です。心温まる瞬間です。

冬の美鳥タゲリが去ってもう2カ月ですが、
今は雉が慰めですね。

後は、我が家がある高台の団地から湖畔までの間には、里山の様なちょっとした急斜面があり、そこには大きな木や、小さな田畑があるのですが、鳥の美声が響きやすい環境でして、そこで美声を響かせているのがイソヒヨドリなのです。

嘗ては、その美声をオオルリだとばかり思っていたのですが、ネットで鳥の鳴き声を聴く限り、どうもイソヒヨドリのようです。

このイソヒヨドリ、最寄りの駅周辺のマンション街でも美声を響かせており、
人間への警戒心が無いのか、凄く駅の近くまで降りて来ては、高くて強い美声を轟かせていた事もあります。見た目はヒヨドリそのものですが、背中が青く、お腹が赤い、かなり見た目も美しい鳥です。

タゲリロスの心の隙間を埋めてくれるありがたい存在です。
では。

湖畔人


第845話.今冬の湖畔模様 2022.12.18 湖畔の異変

2022-12-18 12:52:13 | 花鳥風月
湖畔人です。

11月に入ってすぐタゲリ達が大量に来ているのを見た、と、ここのブログで申したのですが、実は見れるときは固まって大量にいるのを確認出来るのですが、最近はあまりお目に掛かれないのです。

一方で、湖畔の堤防の上の道路には白い羽根が所々散らばっており、何か嫌な予感がしているのです。想像では、食べ物、食糧が不足していて、猛禽類がタゲリ達に手を付け始めたのではないか?それで元々臆病なタゲリ達が姿をくらましたのではないか?なんて思うのです。

タゲリはせわしなくトコトコ動いては何かをついばんでいて、基本、落ち着きが無いのですが、最近見るタゲリ達は昼間だと言うのに微増だにせず畑の凹凸に身を潜めているのです。これ、例年見ない光景なのです。一体、自然界に何が起きているのでしょう?少なくとも食べ物が足りない状況がありそうな感じなのです。

だから本来見ないはずの獣たちが人の住むエリアまで日常的に出没して来ているのです。ハクビシン、アライグマ、タヌキ、イタチ、ウサギと何でもいます。タヌキは毎日見ますね。

昨日初めて湖畔でイノシシを見ました。

かなり大きいので遠くから見ても目立つのですが、移動スピードが速く、気が付いたら目の前の道路を横断していました。あんな大きな獣にブツかれば車が壊れます。たまったものではありません。クラクションを鳴らし道路から追い払いましたが、なかなか緊迫感がある場面でした。

近くでは親子が自転車で遊んでおり、タックルされたり咬まれたりしては危険と思い、退避を推奨しました。何の事か分からずポカンとしていましたね。そりゃそうです。あんな大きな動物、間近に見たのは少なくともこの湖畔では初めてだからです。

以前震災の後、仙台から都心に戻る時、福島の原発周辺に車で寄ったのですが、その際、立ち入り禁止区域の近くで見た巨大なイノシシに次ぐ大きさです。

何かが起きていますね。自然界では。何か変なのです。
では。

湖畔人


第830話. 晩秋の湖畔模様 2022.11.05-タゲリの季節の到来-

2022-11-05 15:19:56 | 花鳥風月
湖畔人です。

気が付けばもう11月、日も短くなり4時半にはサンセットです。
時々寒さも感じるようになりました。寒風が北の方角から吹いてきます。
そんな寒風に乗ってあの美しい冬の渡り鳥、タゲリがまた我が湖畔に戻ってきてくれました。

昨日、30羽位、大陸からの長旅を終えて、集団で休んでいる一群を見掛けました。嬉しい季節の到来です。

鳥達からの癒しが必要な自分なのですが、ここの所、雉をあまり見掛けないのです。タヌキやハクビシンなど雑食の獣が増えたので、もしかすると、と懸念をしています。なので、ここ数カ月、鳥達を愛でる楽しみが全くなかったのですが、これでやっと鳥達に癒されそうです。

湖畔の田園ですが、秋が深まっていると言うのに実はずっと緑色でした。何故かと言うと、8月末から9月前半に掛けて終えていた稲刈りの後、新芽がまた現れてそれが育ち田畑が一面緑色なのです。場合によっては背の低い稲穂すらあります。

そうした第二ラウンドを迎えている稲畑ですが、冬に向けて土を掘り返す作業をするところが所々にあり、そうした畑では、地中の虫なり虫の卵なりミミズが表に出され、タゲリ達にとってはちょうど良いエサの供給源になって来るはずです。まるで示し合わせたかのようなこのタイミング、その摂理、ホント面白いものです。

さて、最近、テンかイタチか分かりませんが、細長い顔の小さな茶色い小動物によく遭遇します。昨晩も、深夜、帰宅途中、そのテンかイタチか分からない美しい小動物が道路に突然出て来て危うく轢きそうになりました。焦りましたね。あんな愛らしい動物を轢いた日にはもう物凄い罪悪感で夜も寝れなくなりますからね。少し前には、薄茶色のウサギも車の前を横切って行き、焦りました。車にブツけられ、道路上に横たわる無残なタヌキの姿はほぼ毎日のように見掛けますし、車のライトに合わせて道路に出て来る動物たちの習性が不可思議です。虫なら判りますけどね…。

それにしても、タヌキにウサギにテンにと、この湖畔がどんだけ大自然なんだよと、その田舎加減に改めて驚きます。
まぁでも、これでも一応、まだ通勤圏内なんですけどね。
いやはや。

では。

湖畔人


第799話. 今夏後半の湖畔模様 2022.08.21

2022-08-21 16:48:42 | 花鳥風月
湖畔人です。

さて、陰謀論からのお口直しとして、自然物を少し。

8月も後半ですが、湖畔は少し前からかなり秋仕様です。

トンボも多いし、コオロギ、他、秋を感じさせる虫達の鳴き声が大合唱中です。

稲穂はとっくに頭を垂れてるし、蓮畑では、大きな蓮の葉の中に、所々に白い蓮の花が咲いています。蓮は葉も大きければ、花も大きく、近くで見ると非現実的なサイズ感です。この大きさが、原始的と言うか、古代を感じさせてなんか良いのです。特に風が多い日に蓮田を見ると、大きな葉が裏返って、白っぽい色になり、遠くから見ると緑色の湖畔にちょっとした色彩のアクセントが生まれます。

稲穂が頭を垂れ始めて多少の黄色味を景色に加えても、基本、湖畔は初夏の時期からずっと緑一色です。でもその緑の中に、色んなバリエーションの緑があって全く飽きが来ないのです。土手の草の明るい緑、田の緑、蓮田の緑、遠くの杉林の濃い緑と、色んな緑の変化を楽しめます。特に、土手の草達が風で揺れて日の光を反射してキラキラと輝く様は、もうなんと言うか、天国の様に美しい光景です。湖畔の美、No.1かもしれません。

さて、タゲリが去ってから鳥の分野はちょっと寂しくなる湖畔です。雉も暑いのか、あまり出て来ません。たまーにオオルリの鳴き声は聞こえますが、でも相変わらず姿は見えません。残念です。

この時期、湖畔の農道に現れて運転の邪魔をするのは、ミドリガメと、あとはショウリョウバッタですかね。彼らを踏まないように運転するのが大変なのです。特にショウリョウバッタは夜の農道の道の真ん中でよく見かけます。なんなんでしょうね?アスファルトが好きなのか?広くて清々するのか?その理由はよく判りませんが、夜の農道でよく出くわします。そして、とっても気を使わされています。はい。

では。

湖畔人