第84話. 祝・金メダル 高木菜那選手 祝・銅メダル 日本女子カーリングチーム そして待っている寒い現実

2018-02-24 22:34:31 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

何と、高木美帆選手のお姉さん、高木菜那選手が新種目のスピードスケート女子マススタートで二個目の金メダル、初代女王になりましたね‼ 凄いです!
美帆選手は金銀銅ですが、菜那選手は金二つです。超凄いですね!美帆選手が目立つ中、余り強く自己主張するタイプでは無い菜那選手ではありましたが、パシュートでもチームに安定を与えていた影の功労者でもありました。そうした献身的かつ無私な振る舞いに五輪の女神が微笑み掛けたのかもしれませんね。本当に嬉しい金メダルです。

また、カーリング女子も3位決定戦でUKとの際どい接戦を制し、最後の最後まで粘りに粘って逆転勝利で銅メダルを獲得しましたね。素敵な笑顔と粘りの精神を見せていただき、本当に感動しました。おめでとうございました。

残念ですが、収穫の多かった五輪も、もうこれで終わりです。代表の皆様の雄姿には本当に勇気と元気をいただき、感謝感謝ですね。選手の皆様、本当にお疲れ様でございましたね。

パラリンピックはまだ続きますが、そろそろ現実と向き合うべきタイミングがやって来ました。そう、北の非核化の問題ですね。タイムリミットが近づいています。顔を洗って、あらゆる事態に備えねばなりませんね。残念ですが、また、寒々とした現実に逆戻りです。残念ですが亡国の緊急事態ですので致し方ありません。トランプ氏が動けば被害は出るでしょうし、動かなくても北の核保有が許容されると、今後も核の政治利用、核の脅しに晒され続けます。専制国家に危険な武器を持たせてはいけませんので、非核化は必須ですね。私はトランプ氏の強硬対応を望みます。

さて、残り時間は、後、1ヶ月弱でしょうか。
それまでは、各個人においては、直ぐ避難や移動が出来るよう直ぐに動ける備えが要りますね。忙しくなります。

湖畔人







第83話. 霊的な物が普通に受け入れられている日常(2) わろてんか

2018-02-24 15:28:35 | 気になったテレビ番組
湖畔人です。

入院していた家族が久しぶりに帰宅しまして、帰って来るなり、入院中見れなかった、撮り貯めしていたドラマを数話分見始めました。NHKの朝の連続テレビ小説 『わろてんか』です。一緒に見ていると、とても面白く引き込まれてしまいました。見ていると、亡くなったはずの主人公の旦那さんが出てきて、主人公に家族の事や経営の事について語り掛けるシーンが何度も出て来ます。こうした故人が家族に語り掛ける場面と言うのは、実は実際に日常でも頻繁に起きている事なのだと思われますが、ただ、殆どの人は霊能者ではないので故人の存在には気付かず、あくまでインスピレーションと言う形でしかメッセージを受け取れないのではないかと思われます。霊能力のある方から見れば、こうした故人との会話は、きっと日常的な出来事なのだろうと推察しますが、自分を含め殆どの人は、故人を思い出したり、インスピレーションを受けてる形でしか故人とのやり取りが出来ないのが実状です。でも、まあ、霊が見えないと言うのも、実は悪い事ではないのかもしれません。怖い霊ばかり見えてしまっては精神が病みそうですし、普通の生活を送る上では実は良い事なのかもしれません。ただ、一方では、人間がこの世に生まれ来る意味を考えると、自分達が霊的存在である事を忘れずに意識しながら生きる、と言う事はとても大切な事ですので、こうした多くの方が見るであろうNHKの朝ドラで霊的な存在が描かれていると言う事実は、とても素晴らしい事だと思います。
以前も第27話で『富士ファミリー2017』と言うドラマで、生まれ変わりを躊躇している女性霊の役を小泉今日子さんが演じていたと言う話をしましたが、何気にここ最近、霊的なお話が盛り込まれたドラマや映画が増えてきているような気がします。先日機内で見た、『僕のワンダフル・ライフ』(A dog's purpose)でも犬の転生輪廻を描いており、何度も転生して大好きだった飼い主の元に再び戻れる喜びを描いていましたし、第52話でもご紹介した通り、山下達郎さんが『REBORN』と言う曲を提供している『ナミヤ雑貨店の奇蹟』という映画でも、霊的世界の不思議、時空を超える不思議、実は人の縁とは、身近な人間関係の中にあり、常に密接に係り合い影響をし合っている、そうした世界観を描いた映画でした。多分それは現実に近く、人の縁と言うのはかなり狭い中にあるものだと推察されます。
こうして多くの人の目に触れるドラマや映画で、霊的なテーマ、人が霊的存在であり、生まれ変わる事、カルマと言う償いがついて回る事、だから丁寧に思いやりを持って生きるべきである事、そうした事柄が繰り返し題材として取り上げられ、人々に気付きの機会を与え続けている事は大変尊い啓蒙作業になっていると思います。

これからの時代は霊性の復興の時代になると思われています。科学技術を活用し、尊重しつつも、同時に、前時代的と軽視されがちな、この霊的な世界観を持って生きていく事が望まれています。『人はそもそも神の子であり、神の一部であり、霊的存在であって、何度もこの世に生まれ変わっては、経験を積み、霊性を高め、多くの人を理解し、愛し導く器、神近き存在になっていく事が望まれている。』と言う霊的世界観を日々意識しながら、各自が日々の生活の中で霊的世界観に基づいた丁寧な生き方を実践し、この世界の過てる部分を修正し、変えて行く事が望まれているかと思います。今と言う時代は、実は、もうそうした霊性の時代に片足が入りつつある時代なんだろうと思うのです。その意味でこうしたドラマや映画の存在は、大変なプラスになっていると思いますし、大変素晴らしい事だと思っています。こうしたドラマや映画がもっともっと増えると良いですね。期待をしております。

湖畔人

(2018.12.08改訂)

第82話. 祝・金メダル 日本 女子団体パシュートチーム

2018-02-22 02:32:05 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

高木美帆選手。遂にやりましたね。金です。金!小平選手と同じく、オリンピックレコードでの金ですよ。ホントスゴイです。凄すぎますよね。しかも金銀銅、全部手に入れました。大快挙です。聞いたことが無いです。素晴らしいですね。でも、余り、高木選手、高木選手とばかり言っていると、高木選手ご自身に怒られそうですね。“これは私だけの頑張りの成果であるはずもない!チームメート、スタッフ、コーチ、皆の力を結集してはじめて成し得た成果なんです!”と叱られそうです。そう、どうもこのパシュートという競技は、チームワークと技術次第で大きく差が出る、しかも個人より団体の方が速いタイムが出てしまうと言う、そうした特殊な競技のようです。嘗てリオ・オリンピックの時にも、このブログの第11 話で、リレーについて触れ、そこで、我々日本人は、体も大きくなく、個の力では他国に劣るけど、自分たちの弱点もメリットも冷静に自己分析して、弱点を補うような技術力を身に付け競争力を高めるやり方は、我々に向いているし、求められている姿でもある、と言うような主旨のコメントをしましたが、このパシュートもまさにそれに該当する競技のようです。その内容を知るには、素晴らしいテキストとなる番組が数日前にNHKでやっていました。『“一糸乱れぬ挑戦”女子団体パシュート』と言う番組です。以前も第73話で指摘しましたが、政治と近代歴史を語らせると“国民の敵か!”とも思えるような、見事なまでの反日左翼ぶりを発揮するどうしようもないNHKではありますが、幾つかのドラマやブラタモリ等のバラエティー、深夜のアンビエントな風景番組とスポーツや起業家や各界の成功者を特集するドキュメント番組には良い内容の番組もあり、今回の番組もそれに該当するのだと思うのですが、そこで語られていたのは、どうも、前回のソチで女子パシュートでボロ負けした日本チームに対し、JOCか日本スケート連盟の発案かは判りませんが、女子パシュートのチームジャパンを結成しようと言う動きがあり、今回のメンバーの、高木菜那選手、高木美帆選手の姉妹と、佐藤綾乃選手、菊池彩花選手が強化メンバーとして選ばれ、オランダから代表コーチとしてヨハンデビット氏が呼ばれ、そこから4年間の共同生活、共同練習が始まったようです。それが全ての始まりであり、よって、まず、チームジャパンを結成し、このコーチと選手を選定した人が偉くて、次に、選手たちの力を最大限発揮させようと特徴を伸ばし弱点を補い強化する練習プログラムを練り、選手たちに課したヨハンという優れたコーチの力があり、彼の判断に裏付けを与えた科学的解析チームの力があり、そのヨハンの厳しい要求に応えて来た、4人のアスリートの努力と、4年の生活の全てを競技に賭けて来た彼女達の、その覚悟と決意と犠牲、それら全てが相まって始めて成し得た成果だったようです。
このパシュートでは隊列と呼ばれる並び具合が大きく空気抵抗を変え、その空気抵抗の低減が体力の温存とスピード強化に繋がり、個人で出す記録よりずっと速いタイムを叩き出すと言う不思議へと繋がっているようです。隊列を揃える訓練を一年中、それこそ陸でもリンク上でも繰り返し、他国には真似できない乱れない隊列を実現できる所まで追い込んだようです。空気抵抗は15%も向上したと言います。日本人的な協調性が功を奏したケースです。次に、先頭の交代も特徴的で、日本の場合カーブで大きく外に飛び出し、一見無駄に見える動きが、“速度減速をしない“と言うメリットにより、先頭の交代が他国より短時間に高速に出来、それもタイムアップの要因に成っているようです。他国は先頭の選手がスローダウンし、後方に回り、また加速するのに対し、スピードを定速で交代できるのがメリットのようです。これもアイデアと鍛錬による成果です。そして、この筋力アップもデータを基に実施し個の力も高め、最後にコーチの判断により、比較的体力のある高木美帆選手の走行時間と距離を他の選手より長く持たす事で全体の記録の向上を狙い、実際それを始めてから世界記録を更新したようです。こうして、多方面からの解析と鍛錬と戦略的思考により、総合力で成し得た成果が今回の金メダルとなったようなのです。本当に見事な仕事ぶりですね。4年間も全てこれに費やし、考えに考え、有効な改善策を見出し、厳しいリーダーシップの元、鍛錬し、身に付け、実現して来た成果なのです。選手も裏方も本当に立派です。こうした偉業は、いつも普遍的真理と教訓に満ちており、我々一般人の企業活動にも十分に応用可能なものに成っていますね。我々の日常のビジネスにも参考にさせて頂きたい所です。冷静に強さも弱さも分析し、対策を打ち、技術を身に付け、強化し、成果を得るのです。勉強になります。
いずれにせよ、2月21日は、この日本女子パシュートチーム、チームジャパンの4年間の努力が報われた日となりました。高木菜那選手、高木美帆選手、佐藤綾乃選手、菊池彩花選手、そして代表コーチのヨハンデビット氏、そしてスタッフの皆様、見事な金メダル、本当におめでとうございました。また、4年間の努力、本当にお疲れ様でございました。ホント皆さんスゴイです。我々の誇りです。本当に立派です。

湖畔人

第81話. 祝・金メダル 小平奈緒選手

2018-02-18 21:47:42 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

小平奈緒さん、やりましたね。
遂に金メダルです。
しかもオリンピックレコードでの勝利です。
素晴らしいですね。凄すぎです。

もう31歳、長きに渡り人生の殆どをスケートに捧げて来たこの求道者は、殻を破るために、単身オランダに乗り込み、現地では、精神面でも技術面でも大きく飛躍、成長し、帰国後も改善を重ね続け、遂に辿り着いた頂きです。

彼女のこれまでの覚悟と、苦悩と、格闘の歴史、それら全てが報われた格別な一日となりましたね。本当に良かった。小平選手、本当におめでとうございました。

本当に嬉しい。本当に素晴らしい。良かった。良かった。

湖畔人

第80話. 収穫の多い一週間 日本人選手たちの活躍 共通する静けさ

2018-02-17 16:13:47 | スポーツが与えてくれる力
湖畔人です。

イヤー凄いですね。凄すぎて、活躍が続きすぎて何から書いて良いか判らない位ですが、何れにせよ、活躍されたメダリストたちに共通して感じる事は、彼らの静けさですね。彼らは一様に皆静かで、静かに一人己と向き合っていて、これまで重ねてきた努力も、自分の強みも弱みも全て静かに受け入れていて、この期に及んでは、結果はもはや余り関係が無く、ただただひたすらに、己に向き合い己の全てを出し尽くすことに注力をし、それがこれまで自分を支え応援して来てくれた全ての方々への心からの恩返しとなる、とそう心得ている、そしてこの稀有なる機会を楽しみ味わおうとしている。彼らはずーっと静かで、ずーっと緩やかに集中をし、己と向き合っている。己の中にある神と繋がる白い部屋に、静かに佇み、己の中の神の如きもう一人の自分と共にいる、そんな印象を受けますね。

まずは、羽生結弦選手、ケガからの復活と66年ぶりのオリンピック連覇ですね。見事としか言いようが無いです。羽生選手が不在な中、男子フィギュアを牽引してきた宇野選手の銀も大変立派でした。次は彼に金を取ってもらいたい所ですね。彼らは二人とも静かで、ずーっと冷静でした。男子フィギュアは大輪の花が咲きましたね。他、男女カーリングの活躍も立派ですし、女子アイスホッケーの初勝利も良いニュースでした。
ハーフパイプの平野選手のショーンホワイトとの対決も世界中のスノーボードファンの心を相当掴んだようでネット上では称賛の声が多く聞こえて来ますね。歴史に残る名勝負として今後も語られ続けて行きそうです。平野選手も競技中もその後もずっと静かでした。大きなケガをお父様や周りの皆様の助けで乗り越え、弱冠19歳にして大きな何かを手にしたようです。今後が楽しみですね。しかしショーンホワイトは長嶋さんや真央ちゃんと同じ天真爛漫さ、軽やかさを持つ、生まれながらのスターであるとお見受けしましたね。輝いていますね。
ノルディック複合の渡部選手もノーマルヒルでは残念ながら二大会連続の銀でしたか、彼も全てを受け入れており、静かに銀と言う境遇に納得をしているようです。彼も静かですね。次のラージヒルでの雪辱に期待したい所です。
さて、前話の通り、私が最も注目している競技の一つは、女子のスピードスケートなのですが、侍のような深き覚悟の高木選手は、今度は1000メートルでは銅、そして同じ日本人選手の小平選手は銀と、僅か0.2秒差で金を逃しましたが、惜しかったですね。でも、高木選手にはパシュート、小平選手には500mという得意分野が残っており、次の活躍に大いに期待です。実は、この小平選手、高木選手以上に競技への身の投じ具合、その競技に全てを捧げる覚悟がハンパなく深く且つ長い、と言う風にお見受け出来る存在でして、その侍具合も、高木さん以上に強く感じられる存在でして、大変カッコが良いアスリートだな、と、いつも思っているのですが、高木選手よりワールドカップでの優勝回数の多い分、掛かるプレッシャーも大きなハズなのですが、彼女も高木さんや他のメダリストと同じように、静かに己と向き合っている印象です。先日の1000メートル競技後のコメントを見ると、“自分が氷としっかり対話して、好きなように氷を味わおうと思って滑りました。“と常人では理解不能なコメントを残されており、もう殆どイチローの域で、神の領域に片足を突っ込んでいるようです。とてもカッコが良いです。いずれにせよ、この素敵な二人の侍女子スケーターの最後の活躍に期待をしたい所です。頑張ってほしいですね。

湖畔人