湖畔人です。
以前、第23話の『冬の湖畔』の項で、気分転換の為、湖畔散策を楽しんでおり、特に冬の湖畔は魅力が多いと話しましたが、その中でも、冬だけの楽しみとして、越冬に来る渡り鳥の観察を楽しんでいます。
ここ2~3年間で一番ハマっている渡り鳥は『タゲリ』です。
始めて見た時からもう一目惚れしてしまいまして、それからずっと毎年、冬の間、週末自宅にいれる時には、湖畔散策と称してはタゲリを探しに出かけます。
最初に見た時は、コンビニで買い物をした後、その駐車場から裏手の田園に出ようとした所、ちょうどシベリア辺りから越冬の為に飛来して来たタゲリの群れに出くわしまして、鳩かカモメの中間のようなツートーンカラーの見たことも無い魅力的な鳥の一群が、ミューとかミャーとか変な鳴き声を上げながら、フワフワと空を舞い、不器用に着地し、着地するなり、頭の後頭部の冠羽をピロンと伸ばして、鳩のように胸を張りながら歩く姿はとても風格があるし、顔には古代エジプト人のアイメイクのように目の周りに黒っぽい筋と言うか模様があり、よく見れば黒と思っていた羽根も深緑色で、日の光で玉虫色、虹色に輝き、一部赤みを帯びている、かなり風格のある品の良い姿をした美しい鳥なのです。でもよくよく観察を続けると、歩き方はトコトコ歩いては地面を啄み、その歩き方が何か間が抜けています。警戒心も強いらしく近づくとミャーと猫のような鳴き声を上げては飛んでいきます。体の大きさからすると比較的大き目な翼は、ツートーンで美しく、羽の先端は整っており、キジバトかカモメのようです。ただ、カモメ程細く尖った形ではなく少し丸みを帯びています。大きな羽の動かし方はゆったりしており、飛んでいる姿はフワフワして何か不器用そうに見えます。見た目が麗しいのにどこか抜けていて間抜けな感じがする鳥なのです。このアンバランスさが何かとても魅力的であり、ここ2~3年は、見つけられたラッキーと思える自分にとっての幸運のシンボル的な存在になってしまっています。広大な湖畔周辺の田園地帯の中でも、タゲリのいる場所は限られており、どこにでもいる訳ではありません。ただ、大体居場所は決まっており、慣れた今となっては、大体この辺りにいるだろう、と当たりを付け、行けば大体見つけられますが、最初の頃は中々見つからなくて大変でした。少し水たまりがあるような田畑や、トラクターが耕した後の田畑を好み、大陸から渡ってきた当初と、大陸に戻る頃には群れで生活をしますが、こちらの生活に慣れると段々バラバラに成って生息しているように見えます。ウチの近所には11月の後半位から来始め、3月頃になると大分大陸に戻るらしく段々と数が少なくなってきます。3月になると帰宅の準備なのかまた群れを成し始めます。今週末も6羽が群れを成していました。しかもたったの一グループしか見つけられませんでした。多分殆ど大陸に戻ってしまったのかもしれません。来週末には多分もう一羽も見る事はできないでしょう。
次に見れるのは11月の後半位になります。それまで暫くお預けです。もう暫く見れなくなるのかと思うと大変寂しいです。今年も大分癒していただいたタゲリ達に感謝感謝です。
湖畔人
以前、第23話の『冬の湖畔』の項で、気分転換の為、湖畔散策を楽しんでおり、特に冬の湖畔は魅力が多いと話しましたが、その中でも、冬だけの楽しみとして、越冬に来る渡り鳥の観察を楽しんでいます。
ここ2~3年間で一番ハマっている渡り鳥は『タゲリ』です。
始めて見た時からもう一目惚れしてしまいまして、それからずっと毎年、冬の間、週末自宅にいれる時には、湖畔散策と称してはタゲリを探しに出かけます。
最初に見た時は、コンビニで買い物をした後、その駐車場から裏手の田園に出ようとした所、ちょうどシベリア辺りから越冬の為に飛来して来たタゲリの群れに出くわしまして、鳩かカモメの中間のようなツートーンカラーの見たことも無い魅力的な鳥の一群が、ミューとかミャーとか変な鳴き声を上げながら、フワフワと空を舞い、不器用に着地し、着地するなり、頭の後頭部の冠羽をピロンと伸ばして、鳩のように胸を張りながら歩く姿はとても風格があるし、顔には古代エジプト人のアイメイクのように目の周りに黒っぽい筋と言うか模様があり、よく見れば黒と思っていた羽根も深緑色で、日の光で玉虫色、虹色に輝き、一部赤みを帯びている、かなり風格のある品の良い姿をした美しい鳥なのです。でもよくよく観察を続けると、歩き方はトコトコ歩いては地面を啄み、その歩き方が何か間が抜けています。警戒心も強いらしく近づくとミャーと猫のような鳴き声を上げては飛んでいきます。体の大きさからすると比較的大き目な翼は、ツートーンで美しく、羽の先端は整っており、キジバトかカモメのようです。ただ、カモメ程細く尖った形ではなく少し丸みを帯びています。大きな羽の動かし方はゆったりしており、飛んでいる姿はフワフワして何か不器用そうに見えます。見た目が麗しいのにどこか抜けていて間抜けな感じがする鳥なのです。このアンバランスさが何かとても魅力的であり、ここ2~3年は、見つけられたラッキーと思える自分にとっての幸運のシンボル的な存在になってしまっています。広大な湖畔周辺の田園地帯の中でも、タゲリのいる場所は限られており、どこにでもいる訳ではありません。ただ、大体居場所は決まっており、慣れた今となっては、大体この辺りにいるだろう、と当たりを付け、行けば大体見つけられますが、最初の頃は中々見つからなくて大変でした。少し水たまりがあるような田畑や、トラクターが耕した後の田畑を好み、大陸から渡ってきた当初と、大陸に戻る頃には群れで生活をしますが、こちらの生活に慣れると段々バラバラに成って生息しているように見えます。ウチの近所には11月の後半位から来始め、3月頃になると大分大陸に戻るらしく段々と数が少なくなってきます。3月になると帰宅の準備なのかまた群れを成し始めます。今週末も6羽が群れを成していました。しかもたったの一グループしか見つけられませんでした。多分殆ど大陸に戻ってしまったのかもしれません。来週末には多分もう一羽も見る事はできないでしょう。
次に見れるのは11月の後半位になります。それまで暫くお預けです。もう暫く見れなくなるのかと思うと大変寂しいです。今年も大分癒していただいたタゲリ達に感謝感謝です。
湖畔人