第147話. そうは言っても日々すべき事は同じ-心の鍛錬&人間関係の改善(3)

2018-07-29 17:28:44 | ★カジュアルスピリチャリズム(カジスピ),多分あっていると思われる事,人生観
湖畔人です。

第85話、94話でも指摘した通り、時々、我々がこの世に生を受けた理由を再度思い返して、基本に帰る必要があると思っています。我々が生まれて来る理由は、心の鍛錬、転生を通じて霊性を高め、より神近き存在となる事であり、より愛深き、より多くの人々を受け入れ、肯定出来る器となる事、と、以前申しましたが、ただその器を目指すだけでなく、やはり実際に出会う方々に愛を与える実践業、まあ愛と言うと大げさかもしれないですが、相手に思いを掛けて、相手にとって良きことをする事、そう言った実践業、利他業の実施が大事ですよね。その実践の中身は色々でしょうが、相手の幸福と成長を願って、その方針に合った言葉を掛けるなり、褒めたり、叱ったり、励ましたり、知識をシェアしたり、色々あると思いますが、以前も申した通り、私も葛藤を抱える同僚との関係改善をトライ中で、一進一退?(もう少しマシ?)を繰り返して来ましたが、以前申しました通り、心の癖に引き摺られ、批判心がもたげて来がちなので、何度も修正を掛け頑張ってはいます。でも、その対象の方は、訳あって一時職場空間が同じでは無くなり、一時休止中です。でもまた後日再開すると思うので、その時まで暫しお預けです。ただ、遠隔でも余り相手に批判心を持たないよう頑張りたいと思います。相手の根っ子の仏性、神性を見るようにして、多分縁も深い方なので、色々と考えさせられる契機を与えて頂き、ありがとう、と思って行きたいな、と、そう思っています。
さて、最近よく思うのは、真理と言うか、心の世界を学び、宗教家や思想家の言葉を学び、皆認識を広げ深めていると思いますが、その理解が深まる事を仏教的には悟ると言うのかもしれませんが、認識が上がったらならば、本来、それを独り占めせず、他とシェアする事、影響を受けた教えを共有し、またそれに対する自分の理解を共有する事が大事ですよね。これは、重要な利他業だと思います。この行為は、宗教であれば、宗教の教えの共有、拡散、伝道と呼ばれる行為になるかと思います。
ただ、霊的世界観の普及は、その真実性から、極めて大事な利他業であるにも拘らず、心に響かない人には、変人と思われる場合が多いので、基本、骨の折れる割にはリターンの少ない作業、大変な作業と見えるのも事実です。変人だと思われてもゴリゴリ押していくのは、相当の腰の入った人でないと厳しいものです。でも、この世界は、どんな思想を持った人がどれだけいるかで決まっていく世界ですので、正しい霊的世界観を持った人が主流になってもらわないといけません。手抜きは出来ないのです。霊的人生感、人が霊であり、この世は全てでなく修行と愛他行をする場であり、転生の中、何度も人生を繰り返し、より愛深き神近き人間になる事を期待されている、我々は例外なく神の子供達であり、であるが故に、その本質に見合わない行為をすると、カルマとしてマイナスポイントが付き、そのマイナスを修正させられる経験を経る、その過程で一時地獄に行く事もあり得る、これまで成した事全てに責任がずっとついて回る、だからこそ、真実を知り、その真実を踏まえた丁寧な生き方、自分の本性、仏性に見合った生き方をせよ、と、そうした認識を持って頂く必要があります。この認識なくしてあの世に帰ると、その人格は迷える霊となり色々と触りを起こし霊的問題児となるので、やはり手抜きは出ない訳です。最近私と似たような葛藤を抱えた人が周りにいると知人から聞いたのですが、その人は、彼が影響を受けた本をひたすら周りの人に手渡しをしまくって、メゲないで続けていたところ、感応する人、ヒットする人、共感する人が段々増えて来たそうで、特に外国人の方に反応した人が多いと言っている、と聞きました。確率1%と聞きました。という事は少なくともその人は数百冊の本をプレゼントして来た事になりますね。偉い人です。かなり大変な作業だったかと思いますが、少なくともその方の何分の一位は自分も出来るかと思っています。良い事は直ぐに真似るのが基本ですからね。早速真似をしてみたいと思います。

湖畔人

第146話. 気になった音楽(18) 岡村孝子 『夏の日の午後』

2018-07-26 23:45:55 | 気になった音楽
湖畔人です。

前話に続き“透明感”のある曲のご紹介です。
138話でも触れた岡村孝子さんの曲を一曲紹介したいと思います。

これは、学生時代、夏休みに、泳ぎかバイトを終えて、家に戻って、シャワーを一浴びして、扇風機の風を浴びながら、畳のテレビのある部屋にゴロ寝して、冷たい飲み物を飲みながらダラダラ涼んで観ていた民放局でやっていたドラマの主題歌か何かでして(実は自分の好きな曲の多くが夏休み中に見た再放送ドラマの主題歌ばかり)、こんな透き通った曲が世の中に存在してよいのか?と衝撃を受けた記憶が残っています。
今でこそ、ポップスが好きとか、岡村孝子だ、太田裕美だ、竹内まりやだと平気で言っていますが、当時の自分は、以前”ポストパンクに傾倒していた”と言っていましたが、その少し前の一時期はポストではなく、ただのパンク小僧を気取っていた時期もありまして、硬派な社会派のロックしか聴かんし、やらん(バンドも多少嗜みました)、俺は日本のストラマーになる、なんて硬派を気取っていた面倒な子供だったので、岡村孝子が好きとか、女性の甘いポップスが好き、なんて口が裂けても言うはずもなく、そんな本音はおくびにも出さなかったのですが、本当は、甘くて切ないポップス、特に女性の歌う透明感のあるポップスが大好きだったのです。ついでに、学生時代は、ペシャンコのカバンには聖書(何故か)とロッキングオン(ロック雑誌)を入れて髪の毛を逆立てまあまあ真面目な学校に通っていた面倒な子供だったのです。因みに実家は普通の神道と浄土真宗の家ではありましたが、ノストラダムスなんて流行っていた時代ですので、世紀末を見越して、パンク小僧でも聖書位は読むものです。でも1年半くらいでパンクの中身の無さに飽きてしまって、ポストパンク、主にネオアコに凝り始めたのですが、何れにせよ、甘くて切ないポップスが大好きです、何て言えるようになるまで随分時間がかかりました。若いと言うのは本当に面倒なものです。
さて、その夏の午後にやっていたドラマで掛かっていた曲は、岡村孝子さんの『夏の日の午後』と言う曲です。今youtubeで聞いてもとても透明感があってとても良い曲ですね。お勧めです。『白い夏(Reborn)』 という曲も良いですけどね。岡村孝子さんもいつまでもお若い外見を保たれていてホント驚きです。多分、彼女は宇宙人だと思います。多分、ホント、マジで。

湖畔人


第145話. 気になった音楽⑰ 太田裕美 『木綿のハンカチーフ』

2018-07-24 00:05:05 | 気になった音楽
湖畔人です。

以前、第138話で熊谷幸子さんの『風と雲と私』で“透明感”のあるまっすぐな曲に弱いと申しましたが、その“透明感”のある曲を何曲か続けて紹介させて頂きたいと思います。ただ、暑いので、熱帯夜にもよく眠れるような涼しげな曲も時折混ぜながら、ご紹介したいと思います。
まあ、“透明感”と言いましても捉え方は人それぞれかと思いますが、私としては、ピョアな感じを受ける曲、余り飾りけのない、斜に構えていない、真っすぐで素直な心を歌ったような印象を受ける曲、または恥じらう事無く、躊躇いなく本音をさらけ出したような、青春真っ只中にいるかのような曲、また赤裸々に後悔を含めた心情をさらけ出したような曲、そうした印象を受ける曲をその対象としたいと思っています。
まずは、第138話でも触れた、太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』を選らばせて頂きます。昭和の大ヒット曲で、この曲をご存知の方なら、何故選ばれたかすぐにわかるかと思いますが、そんないい人いないでしょう?的な、純粋な思いを寄せ合った恋人達の遠距離恋愛の心情を歌った曲でして、でも最後は悲しい結末となってしまうのですが、でもまあ、何とも心洗われる名曲です。この曲が生まれた70年代は、自分はチビ過ぎて記憶は今一つなのですが、再放送や懐メロを通して、どうもこの時代は青春や愛や夢や希望や世界平和やユートピアを熱く語っても平気で受け入れられたような、そんな良い時代だったらしい、とそう言うイメージを勝手に持っているのですが、とても憧れているのです。この時代の純粋で素朴な感じのフォークやポップスが大好きで、でも一方で、70年代後半に現れ、80年代に繋がって行くテクノ、ファンク、AOR、パンク、スカ(2tone)、ニューウェーブ等、新しい音楽スタイルが多数生まれた創造性が爆発した時代でもあり、本当に今の音楽の原型の殆どが揃った非常に音楽的に豊かな時代だったなと思っております。兎に角とても魅力を感じており、憧れています。大好きな時代です。
この曲が生まれたのは1975年、作詞を担当したのは、あの伝説のバンド『はっぴいえんど』出身の天才作詞家・松本隆さんでして、松本さんが一般向けの歌謡曲の作詞を初めて手掛けた曲でもあります。作曲は昭和のヒットメーカー筒美京平さんが手掛けたもので、名曲です。若い方は知らない人も多いかもしれないので、若い方には特にお勧めしたいです。聞いているだけで心が洗われます。ちと歌詞に出て来る男子が薄情なのが残念ですが・・・。でも、とても良い曲です。お勧めします。

湖畔人

第144話. 癒しの歌声 ホオジロ

2018-07-23 23:49:51 | 花鳥風月
湖畔人です。

鳥好きの私としては、その時その時でお気に入りの鳥がいるのですが、今もっとも癒されているのはホオジロです。朝、出勤の為に家の玄関を出ると、自宅前の電線に止まっているホオジロの美しい鳴き声を聞くことが出来ます。かなりの確率でほぼ毎日癒しの歌声を聞くことが出来るので、本当にありがたいと思っています。癒しを頂くホオジロさん達には感謝、感謝の日々を送っております。

湖畔人

第143話. 夏の湖畔 

2018-07-22 22:31:59 | 花鳥風月
湖畔人です。

鳥好きの私としては、冬の旅鳥のタゲリが湖畔からいなくなってしまった後は、タゲリロスに陥ってしまって、湖畔の楽しみも正直半減してしまうのですが、稲が茂った一面緑色の湖畔も美しい事は美しいのですが、一方、緑色の稲や草の陰にいるであろう鳥達の活動は全く見えないですし、中々微妙な感じなのです。蓮の花も咲き始め、美しいと言えば美しいのですが、蓮の花はとても大きいので、白鳥から受ける印象と似ていて、その大きさからまるで人がそこにいるかのような存在感、威圧感を受けてしまって、単に美しいなと鑑賞できる対象でもないのです。
ただ、夏の湖畔は鳥が見えない代わりに、日が長い分夕日の美しさを長く楽しめはします。時々刻々と変化する夕方の空と雲は、同じ状態を保つ事は一度も無く、鮮やかな色彩と雲の形状の大きな変化を楽しむ事が出来るのです。特にこの時期は入道雲が見れますので、夕日を浴びて、モクモクとした濃い陰影を作る大きな積乱雲はまるで人格を持つ存在のようで見ていてとても面白いです。
夕暮れの湖畔は、特に、日が落ちた後に、ピンクとオレンジの中間の鮮やかな色、朱色?というのでしょうか、その鮮やかな朱色の光線が空中の雲を広い範囲で朱色に染め上げて行きます。そしてその朱色に染まった空の色が、今度は、そのまま広い範囲の湖面に映し出され、湖面が朱色を含む暖色系の色を中心にした淡くメタリック調の色に輝くのです。部分的に黄色や紫、水色が交じり合って、それを揺らめく波が複雑な色彩の模様を湖面に作り出して行きます。更に、この時期には魚達の産卵があるのか、魚群が一部背鰭を見せながら固まって忙しなく動いて細かな小波を起こしている箇所が複数箇所見られる為、それらの波紋が水面の波の形状をより細かくより複雑にする事で、様々な色彩が交じり合い、湖面の表情をより複雑でより幻想的なものにして行くのです。遠くの対岸にある山々は黒いシルエットを見せ、その手前の湖面が淡い暖色系に輝き、その上を低空で横切る鷺達の黒いシルエットが動いて行く様は、まるでモネの絵画のようであり、この自然の作る絶景に身を浸していると、日常の喧噪をしばし忘れて、大きな癒しを頂けるのです。身近にあるとても贅沢な時間です。
夏の夕暮れの湖畔は中々のものですので、避暑を兼ねた水辺の散策をお勧めしたいと思います。

湖畔人