第197話. マザーメリーカムトゥーミー

2018-11-11 00:25:15 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

まだ我が家ではポール来日の余韻が残っており、妻もポールにハマり始めており、動画を見たり色々しているようなのですが、面白い動画があるから見た方がイイと言われて、見てみたのですが、『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』というUSの有名なトーク番組の人気企画『Carpool Karaoke』というコーナーにポールが出ているものでして、先日ドームで見たバンドメンバーも後半に出てきました。番組では、車でポールが嘗て住んでいた家やペニーレインやビートルズ時代に縁があった場所を歌を歌いながら色々巡って、サプライズでパブで突然演奏までする会だったのですが、その番組の中で、名曲『レットイットビー』の話をしていて、その中で、ポールが、”60年代、色々あって悩んで凹んでいた時、大分前に亡くなった母親が夢に出て来て、『心配ご無用、きっとうまく行くよ、Let it beで行きなさい』と励まされたのだ”と言うエピソードを語っていました。
実を言いますと、この動画を見るまで”マザーメリーカムトゥーミー”のマザーメリーとは聖母マリアの事であり、お告げのように聖母マリアが夢の中に出て来て、レットイットビーとアドバイスしてくれた宗教的な歌なのだ、とばかりずっと思い込んで来たのですが、実は何とこのマザーメリーとはポールの実のお母さんだったのです。ビックリしました。
これまで結構詳しい方だと思っていたビートルズなのですが、何だか最近実は知らない事が多いなと気付かされる事が多い今日この頃なのです。何か何気にガックシです。

湖畔人

第196話. 敵か味方か・葛

2018-11-10 23:54:54 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

以前、第6話で嫌いな物の一つとして”葛”を上げましたが、実際、我が家の手前の街路樹の多くはかなり葛に覆われて部分的に枯れてしまっており、ホント嫌いなのですが、でも最近その”葛”に救われることが多いのです。私は、肩こりと肩こりから来る頭痛に悩まされることが多いのですが、この”葛”が主成分の葛根湯がかなり肩こりに効く事が最近判りまして、最近、よく頼っているのです。実際、服用して見ると結構効くのです。
生命力が強い分、薬になるといい方に振れが大きいみたいです。
何だか敵か味方か判らなくなってきました。

湖畔人

第195話. 今シーズン 初タゲリ AW2018

2018-11-05 00:48:12 | 花鳥風月
湖畔人です。

そう言えば、3日の文化の日に、今シーズン初めてタゲリの一群を確認しました。
7~8羽の小グループですが、来たばかりらしく固まって過ごしています。
今年もタゲリシーズンが始まりました。

湖畔では、収穫も終わり、枯れた葉も取り除かれた、まるで鏡の様に空を映し出す蓮田も段々と増えてきました。
この鏡の様な蓮田が夕焼けの空を映すと本当に綺麗なのです。

嬉しい季節の到来です。

湖畔人

第194話. Paulのコンサートの追記

2018-11-04 04:19:29 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

●バンドメンバー
追記ですが、前話で、『Live and Let Die』のドラムの方の激しいドラミングが迫力満点で良かったと話しましたが、彼は、エイブラハム・ラボリエル・ジュニアと言う方で、ポールのバックはもう15年以上やっているようです。お茶目でパワフルでとっても良いドラマーです。このドラムのエイブさんは、我らが永ちゃん、矢沢永吉さんのレコーディングにも参加しているようです。クラプトンのバックもやるようで、所謂引手あまたの方のようですね。永ちゃん、今回ポールのコンサートにも来られていたようですね。彼の曲の紹介もいつかどこかでやってみたいですね。このエイブさんは、ホントお茶目な方で、『I've Got A Feeling』の時、“Everybody let their hair down”の歌詞の所で、髪の毛ないのに自分の丸坊主の頭をサスってニヤケテいましたね。ホントお茶目です。エイブさんだけでなく、ポールのバンドメンバーは、ギターの方もベースもキーボードも、今回ホーン隊もいましたが、皆演奏がとーってもうまくて歌も皆抜群にうまいのでコーラスも綺麗でスゴイです。まあポールのバックやる位ですから当然と言えば当然なのですが、でも凄い実力です。前話でも言いましたが、ギターのラスティさんの『something』でのソロパートはオリジナルに忠実でとても良かったです。ギターソロはアドリブになる事が多くて、大分オリジナルからかけ離れる事が多いのですが、ファンとしてはオリジナルに近い方がありがたいものです。

●名曲『ブラックバード』の背景
今回ポールが名曲『ブラックバード』を歌う前に、“これはシビルライツに関して歌った歌なんだ・・・”みたいな事を言ってから『ブラックバード』を歌い始めたので、“えっそうなの?”って思って、その後、ネットで調べると、確かに、『Blackbird』は、アメリカの公民権運動の中、学校での人種隔離が違憲だという最高裁の判決にしたがい、それまで白人しか通学出来なかったリトルロックの高校に黒人生徒が入学を認められた出来事にインスパイアされて書かれた曲だったようです。この事件はその後もすったもんだがあったようで、最高裁で違憲と認められてもアーカンソー州知事が州兵を使って黒人生徒たちの入学を拒否したため、その後、当時の大統領、アイゼンハワー大統領が介入して、軍隊の護衛を付けさせて無理やり黒人の高校生の入学を果たした、という事件にまで発展した、かなりショッキングな出来事であったようで、そのニュースをUKで見たポールが心を痛めて、これら黒人の高校生達を応援する気持ちから書かれた曲だったようです。
第97話で大好きなビートルズソングとして『Black Bird』を紹介しておきながら、この曲にそうした背景があったなんて今まで知らずにいて、何か恥ずかしくなりました。でも益々この曲の事が好きになった次第です。

●民主党寄り?
今回も演奏していた『Queenie Eye』のPVにはメリルストリープとかジョニーデップとか出てきますね。二人ともアンチトランプです。『マイ・ヴァレンタイン』でもPVにジョニーデップがまた出ています。ステージ脇のモニターに手話をしているジョニーデップとナタリーポートマンが映し出されていましたが、こうして見ると、ポールはアンチトランプ、民主党寄りの方々と大分仲が良さそうです。以前にはオバマ夫妻にポールトリビュートコンサートまで開いて貰っていますし、まあロックは基本民主寄りなんでしょうけど、でも、ポールは最近カニエウェストとも曲を書いているし、カニエはバリバリのトランプ支持者なので、ポールにも、どうか彼の愛する黒人達に仕事を作り出し、彼らを実質的に幸福に導いている真の政治家は実はトランプ氏なのだ、というその事実に何とか気付いて欲しい所ですね。

●オシャレなハッピ
今回のコンサートに伴いエンジ色の格好いいハッピが販売されたようです。ポールと奥様も空港に着いたとき着ていましたがエジプトステーションのマークが入っているカッコイイやつです。あのエジプトステーションのマーク、何か見た事があるなと思ったのですが、堺市にある仁徳天皇陵の前方後円墳にそっくりです。あの形、鍵穴の様ですが、自分はあの形状は空から見られることを予め想定して造られた建造物に違いない、即ち、何か宇宙的なものなんだろうな、と勝手に想像をしています。スタートレックの宇宙船にも似ているし、宇宙船の形か、もしくは、上空からUFOが着陸の目安にするものか、何かそんなものなのではないのか?と思っています。まあ妄想ですけどね。

●次回は
今回は、大好きなウィングス時代やソロ時代のコーラスの綺麗なホッコリ系の曲は少なくてその点は残念でしたね。是非次回は、『With A Little Luck』、『Listen to What the Man Said』、『Take It Away』『My love』等やって貰えると大変嬉しいのですがね。是非期待したい所です。

湖畔人

第193話. Paul - The best concert ever

2018-11-03 23:46:18 | よもやま話,雑感,最近思う事
湖畔人です。

行ってきましたよ。嫁とポールの来日公演に!
まぁ、何と言っていいやら、簡単に言えば、行って良かったです!
嫁も喜んでいたみたいだし。多分、一生の思い出となるイベントになりました。

コンサートに来ていたオーディエンスの方々は、年齢層が幅広く、もう定年を過ぎて第二の人生をエンジョイされている風の方々、子育てを終えて一段落してそうな感じの方々、自分と同じ中堅のサラリーマンと思われる方々、筋金入りのロックファンと思しき方々、ビートルズマニア風の方々、若いカップル達、二世代家族連れと思しき方々、と色々な年齢層の方々が来られていました。何か珍しい光景です。でも共通しているのは、皆人が好さそうに見えた事です。だから雰囲気がイイし、コンサート中の合唱も、ヘイジュードやオブラディオブラダの所で合唱がございましたが、とても感じが良く合唱が出来ていましたね。ポールがそうであるように、良心的で、協力的で、優しい感じの方々が多かったような気がします。きっと波長同通の法則なのでしょうか?

下記はネタバレになるので、これからコンサートに行く人は、ご注意頂きたいのですが、コンサートが始まる前は、着ぐるみを着たDJが出て来て、ビートルズやポールのソロ時代やウィングス時代のリミックスを掛けて雰囲気を盛り上げていましたね。その途中からステージ左右の大きな液晶画面にポールやビートルズの歴史画像が、背景の塔に飾られる形で映され、幼少時からビートルズ時代、ウィングス時代から現在に至る写真が塔を昇るような形で映し出されていました。塔を昇る程、現代に近づく形で映像が動き続け、最後に塔のてっぺんに辿り着くとポールの代名詞のバイオリン型のベースのシルエットが映し出され、後はポール達が出て来るのを待つばかりという雰囲気になり、緊張と興奮は最高潮に達しました。このDJが掛けていた曲は、結構選曲が良かったし、雰囲気を盛り上げるこの仕掛けはとても良い演出だったと思います。

そしてコンサートが始まり、最初の曲、『ハードデイズナイト』から会場のボルテージは最高潮で興奮の坩堝でしたね。その後は、色んな方が、ネットで語られている通りでして、一度も休むことなく、2時間半強、水も飲まず、シャウトし続けたポールは御年76歳です。今でもスマートでお茶目で、最高に格好が良い紳士でしたね。生ける伝説です。誰かが”控え目に言っても神”、と言っていましたが、まさにそう言った事なんだと思うのですよね。

斜め前の席には、子育てを完了した感じの少し先輩であろう女性がノリに乗っていて、『Band On The Run』、『Back in the U.S.S.R』、アンコールの『ヘルタースケルター』では踊りまくりでした。ハードな感じのロックがお好みのようで、見ていて痛快でしたね。それにしても今回の選曲、セットリストはロック調の物が多い感じがしましたね。自分の好みの曲はウィングス時代のホッコリした感じの曲が多いのですが、今回のように激しめのロックばかり聞くと、改めてポールはロッカーなんだなと再認識しましたね。『ヘルタースケルター』何てヘビメタの元祖等と言われてる位の激しい曲ですが、お客さんの反応は結構良かったです。みんな激しいのがお好きなようです。『Live and Let Die』では、KISSのコンサートかっていう位、火を噴く演出があり驚きでしたね。メタルのコンサートみたいです。ガンズ&ローゼスがカバーするのも判ります。ドラムの方も激しいドラミングで迫力満点でした。アンコールの最後は、あの『ゴールデンスランバー』からのメドレー3曲です。泣けましたね。大大大満足でした。個人的にはジョージ追悼で歌った『サムシング』がとても良かったです。ウクレレで始まり、途中からギターのラスティさんのギターソロはジョージそのものみたいな感じの泣き具合で本当に格好が良かったです。

でも翌朝、目が覚めて、耳に残っていたのは、何故かDJが掛けていた“ホ、ヘイホー“の『Mrs. Vanderbilt』と、“サムワンズノキノッドォ、サムバディズリンギンノベル”の『Let 'em In』でした。やはり、あのリフと言うんでしょうか?繰り返すフレーズは耳に残るみたいです。

何れにせよ、とーっても素晴らしい体験でした。
義理の母も行きたがっているし、娘も羨ましがってたので、もし次があるならば、次は是非大所帯で行こうと考えています。絶対行きます!

湖畔人